Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

東京寿司屋めぐり @鮨 嘉瑞

2011-08-06 10:07:18 | Restaurant/Bar/Cafe
東京2日目のお昼は、
大好きな嘉瑞さんへ。

こちらも震災のときに予約していてキャンセルになった経緯あり、
どうしても行きたかったのですが、
急にバイトの嵐で忙しくなり、予約の電話入れそびれていて、
上京の5日ぐらい前、バイトの休憩時間にやっとお電話しましたところ、
「この日は夜は貸切です、お昼も一杯で・・・」と
それではまた次回・・・・とがっくり肩を落としていましたら、
30分後くらいに折り返しのお電話いただき、
「お昼、キャンセル出ましたのでお席ご用意できます。
 いつも御世話になっているsympaさまですね?」と。

ああ、神様ありがとう!


蒸し暑い中、
いつものように用賀駅からてくてくと歩いてまいりました。

大将のいつもの笑顔が迎えて下さいました。
12月以来です。
お目にかかれてよかった。

私が飲める日本酒がなかったので、
麦焼酎水割りでスタートです。



本アラ(富山) 
軽く昆布で締めてある。うまい○


キンメ(調子) 


小柱(北海道)


さんま(宮城) 
初物!脂ののり具合もちょうどいい◎


バチコ ◎◎◎◎◎
何でしょう!? 端を持つとくねっと曲がる、この半生な感じは!
しかも肉厚で繊維の一つ一つがわかる。
特別に作ってもらっているそうです。
嘉瑞さんに初めて伺ったときにカラスミにノックアウトされましたが、
今回もこの珍味系にKOです。


イトヨリとマツタケ(山口・豊後)
蒸し物です。マツタケも初物でした。
イトヨリ、うまい○


蒸しアワビ
うまいです○

ここから握り。


赤身ヅケ(青森・尻屋)
100キロ弱のマグロだそうです。
ウマイ○


中トロ○


大トロ○


〆サバ(千葉)○


太刀魚
焼いてあります。下にシャリ。
太刀魚ってこんなにうまかったっけ?◎


アジ○


小肌◎
この時期はシンコが多くて、逆に普通の小肌のほうが高いのだそうで。


スミイカ
とてもやわらかくて旨みのあるイカでした◎


タカベ(愛媛)◎◎
初めて食べた!
九州のほうで獲れる小型の魚で、夏にしかお目にかかれないとか。
焼いて食べることが多いそうです。
これ、すごく脂がのっていておいしかった。
もう一つ食べたかったけどもう夜のお客さんの分しかないと。


小柱(千葉)○
ミネラル感。


カスゴの押し寿司
昆布で〆てある。


ウニ(北海道・美国)


鮎(広島)
塩焼きです。


アナゴ(対馬)◎
塩とツメで。ふわふわです

以上でございました。

何でしょう、このハズレが無い安心感は。
ちゃんと要所を抑えつつも、初物アリの、珍しい魚アリの、激ウマの珍味アリの・・・・
シャリはやや柔らかめの炊き加減なんですが、
ネタに合わせてしっかり握り方を変えているので一体感が素晴らしい。

いつもおいしく楽しい嘉瑞さんなのですが、
今日はなんだかスゴイに拍車がかかってはいませんか??

はい、そうなんです。

つまみシリーズの途中、
衝撃の事実を聞かされました。

なんと嘉瑞さん、関西に戻られるそうです。

しかも私が訪れたこの日が東京での営業最後の日


7月の中ごろ、とある鮨ラヴァーさんとの会話の中で
私が今回嘉瑞に行こうと思っていると言ったら、
彼女が、
「あれ?あそこまだやってるんですか?」
と言っていた意味が分かりました・・・・・。
そのときは何にも考えずに
「やってますよ、ふつうに」なんて、知った風なこといってたんですが、
そんなことになっていたとは

どおりでこの日の夜は貸切・・・
たぶん常連さんで最後の夜を盛大にされるのでしょう。
お魚もすごいのばかりでしたもの。

お昼も大阪時代からのお客さんと大将の身内の方がずらりの中、
わたし一人、
そんなこととは露知らずに気軽に来店してしまいました

でも、わざわざ折り返しお電話いただいて、
そんな大事な日に入れていただいて、
感謝しています。

「全員のお客さんにお知らせしているわけではないので、
 ご挨拶もしないままの方も多い中、
 偶然とはいえ最後の日にご予約いただけるなんて、
 sympaさんとはほんとにご縁を感じます。」
と言っていただき、
私も同じ思いでございます、と、
人のつながりのありがたさと
お鮨の神様の存在をまた実感した次第です

思えば、
江戸前寿司を食べ始めたばかりの頃、
まだまだ有名店も行きこなしていない時期に、
東京進出したばかりの嘉瑞さんをネットで知り、
「なんだかここは気になる!」と訪れて、
一発でファンになってしまったのでした。

今回もお鮨はもちろん、トークも大変楽しく、
本当に良い時間を過ごさせていただきました。

ほかの鮨屋は年に一回ぐらいでいいけど、
嘉瑞さんだけは上京の度に行こうと思っていただけに、
今回の東京からの撤退は残念な限りですが、
また次のお店に伺うという楽しみができました。

また嘉瑞さんの玉子食べそびれたしね
今回はこんだけの魚を仕込んでたら玉子なんか焼くヒマなかったでしょうね。

また伺います。
よろしくお願い致します


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