Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

読書  ミーナの行進  小川洋子 著

2012-02-23 23:35:26 | Book


可愛らしい作品でした。
ドロドロした「完璧な病室」のあとによんだからなおさら(笑)

中学1年生の朋子が
経済的理由で1年間だけ親と離れて伯父さん宅で過ごすことになり、
その家の娘
すなわち従姉妹のミーナと共に成長していく様子が描かれています。

ずっとこのまま続いていくんだろうなあと思っていたことでも、
自分ではどうにもならない出来事や、
「そろそろ潮時なのかもな」って思うきっかけになる出来事によって
それをやめなきゃならなくなることって、
長い人生の中でたくさんありますよね。

でもその経験が人間を成長させてくれる。
新しい自分との出会いのきっかけを与えてくれる。

一方、離れかけてもまたそこに戻ってしまい、
ずーっと続いていることもありますよね。
それは自分の軸となり、その軸がしっかりしていれば、
大切にしていたなにかと離れるときも、
新しいなにかとの出会いの時も、
必要以上に動揺したり、自分を見失ったり、
自暴自棄になったりしなくて済むんだと思います。

そしてそういう軸みたいなものを持っている人は
たくさんの出会いや別れを経験できるから、
成長のチャンスも多いかもしれません。

そういう人生を送っていったんじゃないかな、
この本の主人公、朋子とミーナは。

私にとって軸になるものはランニング。
いままで怪我やなんかで何度か離れかけましたけど、
また戻るきっかけとなる出来事が必ずあるんですね。
311の震災もそうです。
走っていると、
自分がいろんなものとの出会いに寛容になれると感じます。

出会いの種が芽を出し成長できるよう、
いつもふかふかの心を持っていたいなと思います。

本日の晩ごはん 蕎麦のサラダ、肉豆腐

2012-02-23 21:20:18 | Food
消費期限が昨日までだったお豆腐が冷蔵庫に(汗)

昨日開けた赤ワインと合うお豆腐料理を・・・と、
思いついたのは肉豆腐。

あ、金曜と土曜はバイトだから、
昨日サラダ作った残りの葉野菜も使い切らなくちゃ・・・。
肉豆腐に合わせて和な感じのサラダにしたいな・・・。

ちょうど岡山出身の作家、小川洋子さんの小説を読み終えて、
岡山つながりで
「夏に買った備前焼の器ぜんぜん使ってなかったなー」って思っていたところだったので、
今日は和食にしよう!

で、こんな感じになりました。


手前は肉豆腐。
ああ、お豆腐ってなんでこんなにおいしいんでしょう!

奥は、冷たいお蕎麦のサラダ。
野菜の部分にだけ蕎麦の花のはちみつ入りのドレッシングをかけて。
蕎麦は野菜と一緒にドレッシングでいただいてもいいし、
蕎麦だけ手繰って肉豆腐の汁につけていただいてもいいし、
みたいな2度おいしいバージョンにしました。

蕎麦のはちみつのドレッシングが、NZのピノノワールととてもよく合っていました。
肉豆腐はももちろん!

今宵も満足の晩ごはんでした。

しっかし、
ウチでご飯食べると食費かかりますね(笑)
夏から秋にかけてはほぼ毎日バイトだったんで、晩ごはんはいつも賄い頂いて、
バイト代は入るし食費は浮くしで懐が温かかったんですが、
バイト回数少ないと収入は少ないし食費はかさむし・・・・。
でもオウチで過ごしたほうが心の健康にはいいですね。
当然のことながら(笑)

今日は何作ろうかなー
どの器使おうかなー
どのお酒飲もうかなーって考えてるだけで幸せいっぱいです。

しばらくはこの幸せを満喫しようと思います。