Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

東京寿司屋めぐり @ 鮨なんば

2011-08-06 10:07:32 | Restaurant/Bar/Cafe
東京2日目、コンプレックスのライヴのあと、
JR水道橋から中央線にて阿佐ヶ谷まで。
お目当ては、コスパ良しでファンが多い、鮨なんば。



初訪問です。
荻窪にあったんですが、最近阿佐ヶ谷に移ったようです。

12席ぐらいのカウンターのみ。
白木のカウンターは100度くらいな感じで曲がっているL字。
大将は30代半ばくらいでしょうか。
第一印象は朴訥とした感じの方です。
あとから「あ、意外としゃべるのね」っていう印象になりましたが(笑)

こちら、荻窪時代は写真OKだったのに
阿佐ヶ谷では写真禁ということで、文字のみでご紹介。

お食事はおまかせのみ。
日本酒、けっこう有名どころそろってます。
っつか、私の好みばかり。
ですが、わたしが飲めるのは田酒のみだったので、
それでスタート。

さわ田や嘉瑞みたいにカウンターに直接置く方式です。

<つまみ>
真子がれい:塩でどうぞ、と。軽く〆てある。
赤海老:こちらも昆布〆。
鰹:藁で燻してある。これも塩で、と。
  カツオを塩で食すのは初めて。
  カツオ自体も軽いし炙りも軽めなので、塩で食べるのもいい感じでした。
蒸し鮑:身の部分のみ厚めに切って。
平貝の磯部焼き:薄く切って炙った平貝を海苔に挟んで。
煮タコ:ツメにわさびを溶いたものを付けて。
焼き太刀魚:5日寝かせたものを焼いた、と。
      なにやらコーンのような甘さがありうまかったけど、
      昼に嘉瑞で食べたののほうがうまかった。

ガリはピンク色の新生姜を薄切りで。
美味しい。辛め。
シャリは赤酢、塩がやや強めだけど舌に残るほどではない。
米の炊き方はあまり芯が残らない感じ。

<にぎり>
シンコ:こちらのはミニミニサイズを4枚で。〆方は優しいです。
    小さいからしょうがないかもしれないけど、シワシワだった。
白いか:千切り状に包丁を入れて、塩と酢橘で。イカの筋が残って気になる。
キンメ(だったかな):軽く炙ってから漬けにしたもの。○
カスゴ:昆布〆を塩で。◎
いわし:酢で締めたものに小ねぎのみじん切りを載せて。◎
スズキ:昆布〆。スズキの握りは初めて。スズキの切り方が厚すぎて後に残る。
車えび:これ旨かった◎
煮あわび:緩めのツメで。
うに:軍艦じゃない。焼尻のムラサキウニ。でかいフサを二枚載せで。
   ミョウバンがきつい。
アジ:小ねぎのみじん切り載せ。やや臭みと苦味あり。
ヅケ:戸井の4日目。切り方やや厚くて身質も硬い。
中トロ:これもちょっと硬い。シャリが柔らかいから余計そう感じる。
穴子(塩とわさび):柔らかいけどちょっと水っぽい感じ。少し臭みが鼻から抜ける。
穴子(ツメ):ツメに消されて臭みはあまり感じなかったけど、
       これはシャリの握り方のほうが硬くて、柔らかい穴子とのバランスが悪い。
玉子:これはまた、はじめてな感じの2層作り。
   上にピンク色の芝海老すり身、下層に黄色の玉子。
   一瞬、混ぜ方足りなくて分離しちゃった失敗作かなと思っちゃいましたが
   そんなわけはないよね。
   玉子の部分の食感は、あえて言うならかねさか系。
   甘めの味付け。
お椀:赤海老の頭が3つ入ったお味噌汁。

以上でございました。

ん~・・・・
なんか残念な感じ。
シャリの握り方が全体的にゆるゆるなので、
ネタが硬く感じ、
一体感・バランスに難ありといったところでしょうか。
もっとネタの仕込みを柔らかくするか、
切り方を工夫するか、
ネタに合わせてシャリの空気の含ませ方を変えるか・・・・・・
それで一体感が出るとかなり満足できるような気がします。
特にマグロはもったいなかった。

お酒は焼酎も魔王、村尾、森伊蔵など幻系がずらりでした。
私は田酒のあと球磨焼酎の繊月をいただきました。
それでお会計12,300円。
激安ですね。
さすがCPのなんば(笑)

大将は、
「ネタのこととか何でも聞いてください」と物腰やわらかな感じ。
あんまりしゃべらないのかなあと思っていたら、
私が北海道から来たというと、
他のお客さんから聞いた北海道の鮨屋の名前を挙げて「行ってみたい」という話とか、
私がコンプレックス行ってきたというと、
「あ~BE MY BABYとか、よくカラオケで歌います」
「ブルーハーツとかプリプリとか復活したら行きたいですね」とか、
結構守備範囲が広い感じで、意外とトークも楽しめます

私が相当食べ込んでる鮨バカだと感じたのか、
「お客さんみたいな方には今日じゃない日に来てほしかった・・・・」
みたいなこと言ってました
なんか仕込みに自信がない日だったのかしら?
日曜日で市場も休みだったしね

どうでしょう・・・・。
郊外のお鮨屋さんは
嘉瑞さんとか日本橋都さんぐらいの満喫感・絶頂感がないと
「よし!また行くぞ!」
って感じにはならないのですが、
なぜか「もういいや」って感じにもならない、
不思議な余韻があります。

季節を変えてまた伺ってみようかなと思います。
今度は日曜日以外で

今回の東京寿司屋めぐり、
いつもよりも滞在期間短く、当然訪問数も少なかったわけですが、
対決アリ、神がかり実感アリ、新規開拓アリ、と
結構濃厚な感じでした。
次は秋ぐらいに、また再訪2~3軒+新規1軒くらいで
鮨、終わんないな。
そろそろ鮨以外も行きたいんですがね
ははは

東京寿司屋めぐり @鮨 嘉瑞

2011-08-06 10:07:18 | Restaurant/Bar/Cafe
東京2日目のお昼は、
大好きな嘉瑞さんへ。

こちらも震災のときに予約していてキャンセルになった経緯あり、
どうしても行きたかったのですが、
急にバイトの嵐で忙しくなり、予約の電話入れそびれていて、
上京の5日ぐらい前、バイトの休憩時間にやっとお電話しましたところ、
「この日は夜は貸切です、お昼も一杯で・・・」と
それではまた次回・・・・とがっくり肩を落としていましたら、
30分後くらいに折り返しのお電話いただき、
「お昼、キャンセル出ましたのでお席ご用意できます。
 いつも御世話になっているsympaさまですね?」と。

ああ、神様ありがとう!


蒸し暑い中、
いつものように用賀駅からてくてくと歩いてまいりました。

大将のいつもの笑顔が迎えて下さいました。
12月以来です。
お目にかかれてよかった。

私が飲める日本酒がなかったので、
麦焼酎水割りでスタートです。



本アラ(富山) 
軽く昆布で締めてある。うまい○


キンメ(調子) 


小柱(北海道)


さんま(宮城) 
初物!脂ののり具合もちょうどいい◎


バチコ ◎◎◎◎◎
何でしょう!? 端を持つとくねっと曲がる、この半生な感じは!
しかも肉厚で繊維の一つ一つがわかる。
特別に作ってもらっているそうです。
嘉瑞さんに初めて伺ったときにカラスミにノックアウトされましたが、
今回もこの珍味系にKOです。


イトヨリとマツタケ(山口・豊後)
蒸し物です。マツタケも初物でした。
イトヨリ、うまい○


蒸しアワビ
うまいです○

ここから握り。


赤身ヅケ(青森・尻屋)
100キロ弱のマグロだそうです。
ウマイ○


中トロ○


大トロ○


〆サバ(千葉)○


太刀魚
焼いてあります。下にシャリ。
太刀魚ってこんなにうまかったっけ?◎


アジ○


小肌◎
この時期はシンコが多くて、逆に普通の小肌のほうが高いのだそうで。


スミイカ
とてもやわらかくて旨みのあるイカでした◎


タカベ(愛媛)◎◎
初めて食べた!
九州のほうで獲れる小型の魚で、夏にしかお目にかかれないとか。
焼いて食べることが多いそうです。
これ、すごく脂がのっていておいしかった。
もう一つ食べたかったけどもう夜のお客さんの分しかないと。


小柱(千葉)○
ミネラル感。


カスゴの押し寿司
昆布で〆てある。


ウニ(北海道・美国)


鮎(広島)
塩焼きです。


アナゴ(対馬)◎
塩とツメで。ふわふわです

以上でございました。

何でしょう、このハズレが無い安心感は。
ちゃんと要所を抑えつつも、初物アリの、珍しい魚アリの、激ウマの珍味アリの・・・・
シャリはやや柔らかめの炊き加減なんですが、
ネタに合わせてしっかり握り方を変えているので一体感が素晴らしい。

いつもおいしく楽しい嘉瑞さんなのですが、
今日はなんだかスゴイに拍車がかかってはいませんか??

はい、そうなんです。

つまみシリーズの途中、
衝撃の事実を聞かされました。

なんと嘉瑞さん、関西に戻られるそうです。

しかも私が訪れたこの日が東京での営業最後の日


7月の中ごろ、とある鮨ラヴァーさんとの会話の中で
私が今回嘉瑞に行こうと思っていると言ったら、
彼女が、
「あれ?あそこまだやってるんですか?」
と言っていた意味が分かりました・・・・・。
そのときは何にも考えずに
「やってますよ、ふつうに」なんて、知った風なこといってたんですが、
そんなことになっていたとは

どおりでこの日の夜は貸切・・・
たぶん常連さんで最後の夜を盛大にされるのでしょう。
お魚もすごいのばかりでしたもの。

お昼も大阪時代からのお客さんと大将の身内の方がずらりの中、
わたし一人、
そんなこととは露知らずに気軽に来店してしまいました

でも、わざわざ折り返しお電話いただいて、
そんな大事な日に入れていただいて、
感謝しています。

「全員のお客さんにお知らせしているわけではないので、
 ご挨拶もしないままの方も多い中、
 偶然とはいえ最後の日にご予約いただけるなんて、
 sympaさんとはほんとにご縁を感じます。」
と言っていただき、
私も同じ思いでございます、と、
人のつながりのありがたさと
お鮨の神様の存在をまた実感した次第です

思えば、
江戸前寿司を食べ始めたばかりの頃、
まだまだ有名店も行きこなしていない時期に、
東京進出したばかりの嘉瑞さんをネットで知り、
「なんだかここは気になる!」と訪れて、
一発でファンになってしまったのでした。

今回もお鮨はもちろん、トークも大変楽しく、
本当に良い時間を過ごさせていただきました。

ほかの鮨屋は年に一回ぐらいでいいけど、
嘉瑞さんだけは上京の度に行こうと思っていただけに、
今回の東京からの撤退は残念な限りですが、
また次のお店に伺うという楽しみができました。

また嘉瑞さんの玉子食べそびれたしね
今回はこんだけの魚を仕込んでたら玉子なんか焼くヒマなかったでしょうね。

また伺います。
よろしくお願い致します

いつものワインバーにて・・・・

2011-08-06 10:07:05 | Wine
東京1日目、銀座で鮨の後に向かいましたのは、
恒例のワインバー・エレバージュさん。

夏のあいだ、シャンパン祭り?開催中です。

が、他にも気になるアイテムありましたのでそちらから。


フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 
独・ミュンヘン地方のビール。
小麦50%、大麦50%を使っています。
フルーティな酵母の香り。
大麦の香ばしさよりも小麦の甘みを感じるやわらかいビール。


そしてシャンパン祭り?に突入です。


ガストン シケ プレスティージュ ブリュット NV
ピノムニエ45%、ピノノワール20%、シャルドネ35%
ピノノワール主体ほどがっしり骨格系でもないし、
酸味もないし、
果実味、タンニン、酸のバランスが取れたふくよかなシャンパーニュ。


次は、ポメリーかルイ・ロデレールのトップキュヴェ・・・・
ちょっと考えて、
最近ポメリー4シーズンズ制覇したつながりでこちらにしました。

ポメリー キュベ ルイーズ 1999
シャルドネ34%、ピノノワール33%、ピノムニエ33%
こちらはやや骨格系。
蜜の甘さ、酵母の香ばしさ、タンニンの骨格、
いずれも個性を発揮しつつもとびでていないバランスのよさ。


この日は0時近くにお店について、
前半はコアなワイン客たちとのワイン話、
後半は自転車レース観戦で楽しみました。


途中までになっている、のだめカンタービレも読みたかったんですがね、
なんだか文字を読む元気なしでした。

「シャンパン祭り、参戦します!」
と息巻いて行った割には、
「もうお腹一杯です」と早期撤退となりましたこの夜。
コンプレックス、鮨、そんなに得意ではない泡飲料立て続け、
そして怒涛のような忙しさだった7月の疲れがどっと出たのでしょうな。

それでも今回どうしても頂いて帰ると決めていたものがありました。


ワイン以外で気になっていたアイテムその②
カプチーノ。

厳選した豆とミルクを使った、
オーナーソムリエさん渾身のショットを頂いていましたら、
なんとものすごい揺れが!
地震!
結構強かった。
福島沖。

私が東京に来ると地震が起きる!?
あの震災の日もこのワインバーでこうして過ごしていましたので、
なんだか心配になり、
また、オーナーソムリエさんも、
ちょっと落ち着いてからホテルに戻ったほうがいいですよ、
と言ってくださったので、
少しテレビで津波が来ないことなど確認してから
4時半頃にホテルに戻りました。

また次回、バシッとワイン三昧、
そしてまだまだ気になるワイン以外のアイテムもありますので、
宜しくお願い致します。

東京寿司屋めぐり @ 青空(はるたか) 2回目

2011-08-06 10:04:49 | Restaurant/Bar/Cafe
東京シリーズ、頑張って更新します

COMPLEXの1日目のライヴを終えて、
興奮冷めやらないまま向かいましたのは、
銀座の青空(はるたか)さんです。
こちらも2回目です。

今回は、次郎さんの新旧お弟子さん対決ってことで、
昼は水谷、夜は青空にしました。

なんだかライヴで胸いっぱいだったので、
お酒をたくさん飲んでおつまみたくさん食べてって気にもなれず、
おつまみ少な目で早めに握りにしてもらいました。

宮城のお酒「綿屋」でスタートです。


タコ桜煮 塩でいただく。


眞子ガレイ
コブ〆。しっかりコブが効いている。


鱧の落としにジュレをかけて。


藁で燻したカツオをにんにく醤油で。
う~ん、以前食べたものよりパンチがない。
やはりカツオは秋の戻り鰹がいいってことか?

ここから握り。


新イカ。
スミイカの赤ちゃんです。
昨年さわ田で食べたものより硬いし感動薄い。
新イカの時期としては遅いからかしら。


キス、こぶ〆


ヅケ


中トロ


大トロ


シンコ
大きめのを2枚重ねで。
ん~、昼に食べたのより感動がない。


煮アワビ


イワシ


車エビ
おぼろが効いてる。


カスゴ


ウニ軍艦
北海道余市産だそうです。
さすが余市のウニはうまい。
そして青空さんは海苔がうまいんだ、これが。
ウニの甘みを堪能して余韻に浸っていると海苔の風味が波状攻撃でおしよせる。


アジ


小柱
これまた海苔がうまい!


ブリ


ミル貝


アナゴ


玉子
あれ?玉子、こんなんだったっけ?
なんだか、ネチョっと柔かすぎ。
真中まで均一に火が通っていない。

おなかいっぱいだったので追加なしで止めました。
お会計は3諭吉まであと一歩、前回と同じくらいのお値段。
お酒1合しか飲んでないのにな~。

さてお鮨ですが、
ここもまたびっくり、塩が和らいでいます。
昨年はやはり「塩きついなー」と言う印象でしたが、
今回は塩が全く舌に残らず。
まあこっちのほうが好きなのでいいんですが、
あれ?どうしちゃったの?とやや不安になったりもする

そして、
昨年感じたような絶頂感が感じられない。
コンプレックスのあとだからか?
いやいや、
明らかに何か物足りない感じ。
シャリもお魚に対する仕事もなんだかパンチがなくなってる気がします。
季節的なものでしょうか。
相変わらず海苔には感動しましたけど。

次郎さんの新旧弟子対決ですが、
シャリの空気の含ませ方、ネタとの一体感など
握りに関しては水谷さんのほうがすばらしかった。
まあ、
経験年数が違いますから当り前と言ったらそれまでですが。

今回はお酒とおつまみ控えめにしましたが、
もしそれを楽しむなら青空さんのほうが楽しいかもしれません。
水谷さんは文字通り「切り物」系のつまみですが、
青空さんは色々お料理も出ますし、
お酒もいいものがたくさんそろってます。
遅い時間にいけるのもメリットです。

ということで、2011夏の江戸前寿司シリーズ銀座編、終了です。
翌日は郊外編!

広島の日ですね。

2011-08-06 09:00:11 | Life
まだまだ続く、コンプレックスの余韻の中、
相変わらず日々ばたばたと過ごしております。
主にバイト&ランニング。
やばいぞ、焼酎の勉強がままならない
ブログ更新も遅れております。

まだ地デジ化してないのでテレビもなく、
社会の動きについていってない感じもしますが、
今日のことは忘れません。
広島の日。

今日も暑くなりそうです。

たくさん水分補給して、
栄養あるもの食べて、
色々な物事の上で生かされていることに感謝して、
前を向いて行きましょう。