Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

カフェめぐり オレンジ・ペコ

2007-11-04 23:36:12 | Restaurant/Bar/Cafe
小春日和・・・
映画のあとてくてく歩いて中島公園エリアに。
最近あの辺がお気に入り。
公園内の紅葉を楽しもうか・・・でも先にお茶でも一服。

「オレンジ・ペコ」、紅茶のお店です。
前の病院の同僚Eさんが変わった店だって言ってたっけ・・・。
行こう行こうと思ってはや数年、やっと行きました。

聞きしにまさる怪しい(笑)お店。
薄暗い店内にお客は私一人、
聞いてたとおりの味のある風貌のおやじさんと
これまた聞いてたとおりのぶ厚いメニューファイルに
めまいするほどの紅茶の種類と情報量・・・

無難に2007セカンドフラッシュ・ダージリンと南瓜ケーキを。



紅茶を準備しながら
「紅茶、自分で淹れて飲むんですか」と話しかけてくる店主。
あれこれ話しているうちに
淹れ方を見せてくれるってことになり
古くて狭いカウンター内に入らせてもらい、
テーブルでも一煎目、二煎目と淹れ方を教えてもらいました。
当然のことながら淹れ方で味が変わる・・・。

あれこれうんちくを聞いてるうちに
「おねえさん、飲食の仕事してるんでしょ」と。
あれ、何でわかるんだろ。
それでまた話し盛り上がり、
ワインの話やらリキュールの話やら・・・
そしたらリキュール入り紅茶を作るためと
夜の部でお酒も出してるらしいのでそのために置いてある
レアなリキュールを味見させてくれたり・・・
グラッパが超うまかった。
そのうちほかのお客さんの注文のときも
カウンター内で淹れ方見せてもらったり。

なんか初めて行ったのにたくさんお世話になっちゃいました。



映画 厨房で会いましょう

2007-11-04 22:37:13 | Movie


原題 Eden
製作 ドイツ、スイス 2006年

思ってたよりほろ苦い映画でした。

料理という本能に働きかける媒介を通して
男という生き物の愚かさと
女という生き物の罪深さを描いています。

主人公のハゲでデブな天才料理人グレゴア。
料理を始めたきっかけがちょっとキモイけど笑える。
幼少時にいだいた女体の神秘への興味が
なぜか食への興味につながってる。
でも大人になった彼はその容姿の悪さも邪魔して
女性とコミュニケーションをとるのが苦手。

そんな彼、
障害を持つ少女を助けたことをきっかけに
その子の母親エデンと親しくなる。
エデンとその夫は
子供が障害児であることが原因でギクシャクしている。

そんなこんなで奇妙な三角関係が生まれて、
みんなの心がすれ違い、みんなが傷つけあって・・・
そしておとずれるちょっと悲しくも心温まる結末。

映画の中でグレゴアの料理は「官能料理」として
エデンをはじめとする多くの人を歓喜させ、
エデンの夫の狂気なまでの嫉妬心を駆り立てます。
人間の食欲以外の欲求や理性をも揺り動かす料理・・・
食べてみたいし作ってみたい。

この映画はいろんなレビューを見ると
「良かった」と「何じゃこりゃ」に分かれてますね。
私はこの映画好きです。
最近ドイツ映画が私の心の琴線に触れることが多いです。

本日のコーヒー エチオピア デルガゴ、 ココラスクとともに

2007-11-04 09:54:18 | Tea/Coffee


これも盛岡の機屋さんで半年ぐらい前に買った豆。
エチオピアはハラーとかシダモとかいう種類がありますが
今回のデルガゴはレケンプティという地域のものらしいです。

豆の種類や精製法など詳しいことはわかりません。

深煎りなので香りと口に含んだ第一印象は「香ばしく苦い」。
でもあとからエチオピアらしいフローラルでふくよかな風味が
広がります。

これも買った時点でエイジングされてて
さらにウチの冷凍庫で眠っていたものですが
元気な豆でした。

妹が送ってくれた「ココラスク」とともにブランチ。
スライスアーモンドとキャラメルがのった
おいしいラスクでした。