スカパー映画 キロメートル・ゼロ

まだイラクがフセイン政権下にあった頃のお話。

2005年のカンヌの出品されています（賞はないとおもう）。
監督はクルド人のヒネル・サレームさん。
制作国は、フランス＝クルディスタン
となっています。

実はクルディスタンという国はありません。
クルド人という単一民族が昔住んでいた地域を
クルディスタンというそうです。
単一の民族が自分の国を持っていないのは
クルド人だけだそうです。
いまはクルディスタンは
中東のトルコ、イラン、イラクなどにまたがり、
クルド人はそれぞれの国で生きていることになりますが、
歴史上それぞれの国で迫害も受けてきました。
（ニュースなどでよく報道されていることですが。）

その背景あってのこの映画だし、
監督さんはクルド人でフランスに亡命しているけど、
映画の制作国は　フランス=クルディスタン
とするあたり、自分の民族への誇りを感じます。



さて映画のストーリーですが、
フセイン政権下、イラン・イラク戦争の最中、
イラク領クルディスタンに住んでいる主人公にも
徴兵の指令が来ます。
連行される前にどこかに逃げようと妻に持ちかけますが、
寝たきりの父を残していけないと妻は賛成せず、
結局主人公は徴兵されます。

そこで見るものは
激しい敵国イラン軍の攻撃はもちろん、
自国イラク軍人達のクルド人虐待・虐殺。
当然イラクのためになんか戦う気はありません。

出征まえ、
戦地で片足を失った友人が、
「オレは頭を失う前に足を失ってここに戻ってきた」
と言っていたのを思い出し、
妻子の元へ帰りたい一心で
爆弾が落ちる最中、
「この脚に当ててくれ～」
と叫んで、身を隠す穴の中から脚を出してる場面が
おかしく、悲しい・・・。

ある日、
主人公に特別任務が下ります。
戦死したクルド人の亡骸を地元の家族の元に届けるというもの。
クルド人嫌いのアラブ人ドライバーとペアになり、
棺おけを車の上に載せて
イラクの北、トルコ国境近くの
クルディスタン地域へ向かいます。

軍の指令とはいえ
移動は容易ではなく、
2人は喧嘩しながら何とか目的地近くへ。
棺おけの中の死体は異臭を放ち、
荒れ野原のクルディスタンでは
食べ物も手に入らず、
アラブ人ドライバーはキレて、
棺おけと主人公を置き去りにして
逃げてしまいます。

置き去りにはされたものの
そこは故郷クルディスタン。
何とか力になってくれる人を探し、
街から家族を呼び寄せ、
一緒に暮らすことになります。
でもいずれそこにも空襲がきて・・・

で、次の場面は、
主人公夫婦がフランス語で話しながら
アパートで暮らしていて、
ラジオから流れる
「米軍の攻撃でバクダッドが陥落しました」
というニュースを聞いて、
フランス語で
「やった～、私たちは自由だ～」
と叫ぶ・・・・・おわり。

映画自体は虐待シーン、戦闘シーン、ドライブシーン、
って感じではっきり言って退屈だし、
場面場面のつながりも稚拙な感じ。
完成度が高い映画ではないけど、
中東で起きていることに対して
学ぼうとするきっかけになる映画ではありました。

未だに統制が取れないイラクだけど、
フセイン政権が倒れてよかったんだな～
と改めて思う映画でした。

晩ごはん 鶏肉とサツマイモの甘酢炒め

前に作ったサツマイモ入り麻婆が
なかなかよかったので、
取りあえず定番中華料理の味付けで
サツマイモ入りの料理を
手当たり次第作ってみることにしました。

今日は甘酢炒め（酢豚風）です。

サツマイモは素揚げして、
鶏肉（今回はササミ使用）は味付けして
片栗粉もまぶしておきます。
まずは肉を軽くいためて取り出しておき、
ネギのみじん切りと鷹の爪輪切りで
香りをつけた油の中に、
肉を戻し、サツマイモとピーマンを入れて炒め、
酢とか砂糖とか醤油とか酒を混ぜた甘酢調味料
をいれ、
片栗粉でとろみをつけて出来上がり。

普通においしかったです。
今日気が付いたんですけど、
皮が白いサツマイモのほうが甘みが強いですね。
おいしい、おいしい。

母からの小包

母から荷物が届きました。


山芋とグレープフルーツ、
大好きな南部せんべい、地元のブルーベリーワイン、
あと、目の健康に関する本。
おばあちゃんのうちで作っている米も
少し入っていました。

私は子どもの頃から目が悪くて
親はいまだにそれを心配してるんでしょうね。

山芋は色が変わらないうちに
漬物にしてみようと思います。

グレープフルーツはジャムにしようかな・・・。

イタ-----(>_<)------イ!! 指切った！

白髪ネギ、上手だとほめられ、
調子に乗っていたら
指切りました。
置いていた包丁の、
手元の直角のところに薬指をグサっと・・・。
すごい血が流れてその辺中に
血を撒き散らしてしまいました。

絆創膏3枚ぐらい貼って、
その上からサランラップ巻いて
バイトは続行。

現在はこんな感じ。


バイト中は、
「よかった～、薬指で。
　人差し指とか親指だったらバイトに支障が出る」
なんて思ってたんですけど、
家に帰ってハタと気が付いた。
「ガ～ン。チェロ弾けない・・・・」
ためしにちょっとひいてみると、
痛いし、また血が出始めてきちゃう。

明日のレッスンはボロボロですな・・・。