クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

ダートラ観戦

2012-09-12 12:37:06 | イベントレポート

日曜日にあったC地区戦(関東地区大会)のダートラ観戦に行ってきた。
場所は野沢モーターランド、野沢温泉のすぐ近くだ。
今回、仲間が8人エントリーしており、応援に行かねばと前日に決めて出かけた。
当日はカンカン照り。
日陰に入れば涼しいのだが、観戦ポイントは傘をさすしかない。
路面もきれいに整備されていて、前半ややハイスピード後半テクニカルの設定で
ゴールタイムは2分前後と、ダートラにしては長いコース取り。
夏草の伸びた島を廻るようなコースは、土手の上から見ているよりも、
ドライバーにとってわかりづらい様で、ミスコース続出。
オフィシャルまでカン違いして、一時競技が中断するほど・・・。
我チームも1本目8人中3人がミスコースないしはミスコースしかかった。
N4クラスの1本目トップタイムは、チーム員のインプレッサT君、気合十分にいい走りを見せた。
このまま勝ちパターンで行くハズだったが、2本目順当にタイムアップしてその時点での
トップタイムをたたき出すも、2人に破られて3位。
で、優勝したのは同じ仲間のK君、さすが全日本ドライバー、ここぞの時に底力を見せた。
このクラス、1位・3位・7位。
ミラージュでエントリーのM君はクラス2位。
別のクラスのミラージュK君は4位、と仲間は大活躍。
応援も楽しかった。やっぱりダートラはおもしろい!


学生フォーミュラ

2012-09-11 15:17:24 | イベントレポート

今年で10回目の開催になる全日本学生フォーミュラ大会が先週あった。
参加が82校、うち海外からの参加4校。
4日間での主催進行は、おそらく大変だったろうと推測できる。
大会関係者と話したところ、参加校は多いが、中身はあまり喜べるものでは無かったと嘆いていた。

外観から見えるマシンの仕上がり一つを取っても、その出来があまり良くなかったようだ。
自分たちだけのオリジナルを前面に押し出して競う学生フォーミュラは、もの作りの面白さたっぷりの
競技だと思うのだが、いまさら自動車に興味が無いのか、それとも手を動かして物を作る習慣が
希薄なのか、学生の集まりがかんばしくないそうだ。
フォーミュラと言えど、走り出すまでの工数は半端なものではないから、多くの人手が要る。
人数が相応に集まらなければ、一人一人の負荷が増えて→結局やってられない→となる事も考えられる。

思い出せば免許も持たずに参加していた学生が大半だったし、いざ競技で運転を任せるとなると、
ポツリポツリといる免許証所持者の中から、ムリやりドライバーを仕立てると言うことがあった。

車好き、運転好きの私からすれば何とも心の晴れない話だ。



踏力一定ブレーキ

2012-09-06 21:39:02 | なんでもレポート

中国の仕事先でのこと。
中国語通訳のシューさんの車で昼食を取りに、街中のレストランまで行くことになった。 
シューさんは女性で、免許歴8ヶ月。
片道20分強の道のり、車の数は比較的少なく、走りやすいといえば走りやすい道路状況だったが 
シューさん、何せ免許取りたて、日本で言えば初心者。
オドオド慎重運転かと思いきやゼンゼン・・・。
飛ばす飛ばす、もうビュンビュン!
前に車がいて詰まった時以外、抜けるスキあらばサッサッと加速。
歩行者が出てくればハンドルでかわす、必要なら減速。
1台も追い越されずにレストラン到着。
こう書くと、さぞや危なっかしい運転だったと想像できる・・・いや、それ以外にない。
で、私は後ろの席で固まっていた・・・かと言えばそうでもない。
前方視界に対して判断に迷いがなく、あるリズムの中で操作していて危うさが感じられなかったのだ。 
大きな要因は、減速開始のタイミングと踏力一定ブレーキ。
ついでに言えば、踏力立ち上げのいさぎよい事。
踏力一定なのはもちろん、ブレーキ強さの種類も必要に応じて使い分けているし
制動の距離感が、すでに身についているところだ。
常に積極動作で自分のリズムを崩さず前へ前へ。
本人に言わせると誰にも運転は教わらず、100%我流、今運転を日々学んでいる所、との事。
「でも私、車庫入れニガテ!バックはキライ!」
レストランからバックして道路に出る運転は、まぎれもない初心者だった。

皆さん、キレのあるブレーキングを心掛けていますか~?
誰にも教わらなくても正しい操作に行き着く人がいるんですよ~。
教わった人は言い訳なんてないですよね~。
と、彼女の出すキレの良いマイナスGを感じながら思った。
 


固定観念

2012-09-02 21:52:57 | なんでもレポート

2週間の中国出張から無事帰国。
実りの秋というには少し早いが、今回の旅の中で一つ収穫があった。
担当した車両の挙動の一つをうまく直せなくて行き詰っている時に 
向こうのスタッフが「こうしたらどうでしょう?」と、アイデアを出してくれたのだ。
それは今までの流れからして「んっ!?」と思う方法であったが、
直したい減衰力の方向は間違っていないので、迷わず試そうということになった。
つまりは減衰力調整バルブの組み合わせ方法だ。
するとどうだろう。
結果は思いのほか良くなった(改善された)。
自分の中に別の答え(予想)を準備していたのだが違っていた。
これまでも、とにかく迷ったら試してみよう、を実践してきた。
無駄な作業になるかもと思われがちだが、決してそうではなくダメはダメで、
ダメの証拠集めに一つが加わり、後々の参考に出来るのがメリットとして大きい。
何より前に進むことができる。
国政さん、かなり凝ってますよ、ここが・・・と、自分の中の固定観念の肩こりを
ほぐしてもらった気分だ。 あ~あ、スッキリ。