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NA8Cの快適さ試乗から戻ってくると、このクルマのブレーキ何かやってありますか?と聞かれます。
具合のいいブレーキタッチにおやっとなるのでしょう、乗り心地の話を後回しにするくらいですから。
・踏み始めのカツンが無い。
・その先の踏み応えと制動力の関係が素直
・ブレーキを緩める時にジワッとができる
これは何か改造してあるに違いない⋯⋯
でもブレーキはNA8C純正です。
(この時代のブレーキはフツーに扱いやすい)
扱いやすいのでそのままにしているのですが、手入れついでにリヤキャリパーを新品に交換。
NB6CのNRA車両用のディスクローターにしました(大径化)
フロントは純正のままです。
レーシングカーであれば前後タイヤのグリップ限界までブレーキを効かせられるように装備するのが当たり前ですが、
市販車はさまざまな環境下で百人百様の運転手が走らせます。
ブレーキは直線でのみ使われる訳ではなく、下り坂ヘアピンフルブレーキもあるかもしれません。
当たり前のことですが幅広い条件下で安定性を損なわないように配慮されていて、そのための前提条件がリヤタイヤをロックさせないこと。
一番条件の厳しいところに合わせざるを得ず、リヤブレーキは
ほどほどにしか効かせていないことになります(60:40のFF車のリヤブレーキが最も効いていない)
ミッドシップ、リヤエンジン車など元々の重量配分が後ろ寄りのクルマは、リヤブレーキを生かすことができます。
その流れから行けばロードスターの前後重量配分は50:50なので、
リヤブレーキを積極的に効かせられる部類のクルマではないかということでやってみました。
フロントブレーキだけでも0.4Gは出せるし、リヤブレーキを効かせたとしても0.4Gは同じですが、
フロントだけ効かせた時とリヤをしっかり効かせて四輪で減速するのとでは、車両ピッチ角に違いが出ます。
大袈裟に言えば、フロントブレーキ主導の前のめり姿勢に対して、リヤブレーキをしっかり効かせると、
前後車高が下がりながら減速するイメージのサブマリンブレーキ、レーシングカーのそれに近づきます。
実際にはリヤリフト量が若干減る程度ですが、ホイールベースの中央あたりにあったピッチングセンターが、
リヤアクスル寄りに移動して、ホイールベースが伸びてピッチ角が減ったかのような落ち着いた動きに感じます。
リヤリフトが少ない分ブレーキングからコーナーに入っていく時にロール姿勢に持ち込みやすく、
ブレーキング無しでコーナーに入る時とハンドルの切り込みやすさが似ています。
つまりブレーキング時のピッチング剛性が上がったことで動きにキレが出て、ハンドリングが軽快になりました。
ブレーキバランスでハンドリングが変わる一例⋯⋯
快適さ優先の純正バネのままでハンドリング向上の工夫が一つ進みました。
具合のいいブレーキタッチにおやっとなるのでしょう、乗り心地の話を後回しにするくらいですから。
・踏み始めのカツンが無い。
・その先の踏み応えと制動力の関係が素直
・ブレーキを緩める時にジワッとができる
これは何か改造してあるに違いない⋯⋯
でもブレーキはNA8C純正です。
(この時代のブレーキはフツーに扱いやすい)
扱いやすいのでそのままにしているのですが、手入れついでにリヤキャリパーを新品に交換。
NB6CのNRA車両用のディスクローターにしました(大径化)
フロントは純正のままです。
レーシングカーであれば前後タイヤのグリップ限界までブレーキを効かせられるように装備するのが当たり前ですが、
市販車はさまざまな環境下で百人百様の運転手が走らせます。
ブレーキは直線でのみ使われる訳ではなく、下り坂ヘアピンフルブレーキもあるかもしれません。
当たり前のことですが幅広い条件下で安定性を損なわないように配慮されていて、そのための前提条件がリヤタイヤをロックさせないこと。
一番条件の厳しいところに合わせざるを得ず、リヤブレーキは
ほどほどにしか効かせていないことになります(60:40のFF車のリヤブレーキが最も効いていない)
ミッドシップ、リヤエンジン車など元々の重量配分が後ろ寄りのクルマは、リヤブレーキを生かすことができます。
その流れから行けばロードスターの前後重量配分は50:50なので、
リヤブレーキを積極的に効かせられる部類のクルマではないかということでやってみました。
フロントブレーキだけでも0.4Gは出せるし、リヤブレーキを効かせたとしても0.4Gは同じですが、
フロントだけ効かせた時とリヤをしっかり効かせて四輪で減速するのとでは、車両ピッチ角に違いが出ます。
大袈裟に言えば、フロントブレーキ主導の前のめり姿勢に対して、リヤブレーキをしっかり効かせると、
前後車高が下がりながら減速するイメージのサブマリンブレーキ、レーシングカーのそれに近づきます。
実際にはリヤリフト量が若干減る程度ですが、ホイールベースの中央あたりにあったピッチングセンターが、
リヤアクスル寄りに移動して、ホイールベースが伸びてピッチ角が減ったかのような落ち着いた動きに感じます。
リヤリフトが少ない分ブレーキングからコーナーに入っていく時にロール姿勢に持ち込みやすく、
ブレーキング無しでコーナーに入る時とハンドルの切り込みやすさが似ています。
つまりブレーキング時のピッチング剛性が上がったことで動きにキレが出て、ハンドリングが軽快になりました。
ブレーキバランスでハンドリングが変わる一例⋯⋯
快適さ優先の純正バネのままでハンドリング向上の工夫が一つ進みました。
その恩恵を受けて、BL5のノーマルブレーキは過去のスバル車とは別格のペダルタッチを持つようになりました。しかし、前が強すぎてフロントロックが早いのが欠点でした。
欠点を補正すべく、摩擦係数の低いパッドを探しましたが、一般の市販品でノーマルパッドより利きの弱いパッドはありませんでした。一度前後セットで市販パッドを使いましたが、前後バランスがさらに悪くなったので、すぐにノーマルに戻しました。
前だけでいいので、純正より摩擦係数が小さく、少しだけ高めの温度まで使えるパッドが販売されれば、ある程度売れると思うのですが、私のような人間はあまりいない(需要はない)のでしょうか。
現在、JB64Wジムニーに乗っていますが、急に踏むと後タイヤからスキール音が出て、ゆっくり踏むと前タイヤからスキール音が出ます。
ドラムブレーキの特性によるものなのか、なかなか面白い性質なので、ブレーキを使って姿勢を変化させられるのではないかと思っています。
「純正状態」でフロントがロックするのはフツーです。
早いという意味をどう解釈すればいいのでしょう。
ドライバーの期待に対して⋯という前振りがつくのならどの状態が期待通りなのか他人では分かりません。
ジムニーのブレーキバランスを確かめたことがないのでなんともですが、踏み方で変わることが分かっているのであれば踏み方次第!
じゃないでしょうか。
ノーマルでフロントロックが先なのは、当然分かっています。でも、BL5ではフロントパッドがとても頑張って煙を上げても、リアパッドは平然としたもので、ほとんどリアブレーキ(タイヤ)が減速の仕事をしていないと感じていました。
NB6CのNRA車両用の大径リアブレーキローターの例をお示しいただいたので、「そうそう、私がやりたかったはそれ!」ということなのですが、同様の部品がなかったので、フロントタイヤの仕事を楽にしてやろうと思って摩擦係数の低いパッドを欲していたというものです。
ジムニーのブレーキバランスは、交通状況(急な割込みなど)に対して受動的な踏み方をした中で認識したもので、能動的な操作はこれから試していきたいと思っています。
フロントブレーキが90%の仕事をしているときにリヤは10%。
この状態でもリヤが先にロックしないようにブレーキ液圧をコントロールしているので、リヤパッドの仕事量はフロントの10分の1以下です。
なのでフロントの発熱量が多いのは仕方ありません。
パッドを選択しても、リヤブレーキの強化をしても、これまでのバランスが崩れて使いづらくなるのを確かめるだけで、結局純正のブレーキバランスに戻ると思います。
「フルブレーキ」の時のバランスを変えたいのであれば、前後の荷重配分を変える方法しかありません。
今回のロードスターのブレーキバランスの変更は、フロントブレーキから煙の出る領域の対策ではなく「普段乗りの使いやすさ」です。
50:50の重量配分だからできるリヤブレーキのやや強化ですが、そうはいっても純正のブレーキバランスを変更したのでフルブレーキ時にリヤロックが起きる可能性があります。
なのでそうならないように注意して運転する必要があるのですが、滅多に使わないフルブレーキを除けば、日常領域が「僅かに」今までより楽しめるということです。
リアブレーキを強くすればリアのリフト量は小さくなるが当然コーナリングフォースに分け合うグリップ力は小さくなる。
かといって
フロントブレーキを強くするとリアの接地荷重が小さくなり、かえって許容されるリアブレーキの制動力も小さくなる
というパラドキシカルなバランスの上に成り立っているという理解でよろしいでしょうか
ならば可変制御と考えるわけですが話はそう簡単ではなさそうですね。
友人は某軽セダンで鹿を避けるためにフルブレーキ。ハーフスピンを喫しました苦笑
お金を掛ければ簡単に液圧コントロールができるはずなのに、クルマの安全を口にする割には、ABSをつけてその先がありません。
自分でできる範囲を見つけるしかありません。
自己責任で⋯
そうすれば、理論的にはターンイン時のヨーの強さを自分でかなりコントロールできるような気がします。
シロウトには想像もできませんが・・・。
かっこいいとかやってみたい話の材料になるかもしれませんが、おそらく現実は純正バランスから大きく外れることはないとおもいます。ヨーコントロールだけできればいいと割り切るのであれば可能性がありますが、タイムを測る競技ではどうでしょう。
こんにちは、ご無沙汰しております。
セッティングしていただいたFD3Sは凄く快適に走るようになり驚いております。
ところでFD3Sのブレーキですが、現在AP5200のキャリパー、ローター径330mm、フェロード2500番のパッド使用
でマスターバックをそのまま生かした場合で現在使用しているマスターシリンダーを(センティア用を流用)
メガブレーキマスターに置換した場合、ブレーキタッチフィーリングは改善されるのでしょうか?個人的には
MAZDA3のブレーキフィーリングに近づけたいと考えています。
田中
ペダルストロークが増えてペダル剛性が下がります。
②それと前後ブレーキバランスがよりフロント寄りになるので、フロントブレーキロックまで踏んでも制動Gの最大値が改造前より低く感じます。
(これまでより軽い踏力で、つまりブレーキ液圧が低くてもフロントがロックするほど効くようになるのですが、この時リヤの液圧も低く制動力が弱くなるのでトータルの制動力が下がることになります)
③ブレーキロック付近の踏力コントロールがやりずらいのと、噛みつき感が出てブレーキの抜きのコントロールがうまくいかないことがあります。
以前キット販売していたメガマスターはセンティア用よりももうワンサイズ大きいもので、ペダルストロークを減らす目的のものです、①に対しては改善方向ですが、②と③の問題は残ります。