クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

ポロGTIの場合 その3

2017-09-26 21:21:28 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
減衰力チューニングの前に⋯⋯

縮み側のストロークが足らなくてすぐに底付きするならバンプラバーを短くするとか、
ショックアブソーバーのケースを加工して、見かけのストロークを稼ぐ方法(ショート加工)があります。
ローダウンしたい⋯邪魔するものは切ってしまえ?と言った発想です。

考えるまでもなく、大きな入力を受けた時の衝撃をそのまま車体に伝えないように「緩衝材」の役目を持たされているのがバンプラバーです。
短く切れば当初の能力が無くなり、コンビニ入り口の段差などではそ〜っと通過せざるを得なくなります。

ウレタン製のバンプラバーの特徴として、力を受けて縮む時とそこから反発して伸びる時の力の大きさが違う⋯ダンピング機能を備えているので、
積極的に旋回中の外荷重をバンプラバーで受けさせて、ロールの深さを制限しているのです。
バンプタッチし始めるまでの距離と長さを変えるとその約束が崩れます。

さらにショックストロークとロワーアームは連動して動いているので車高を落とせばロワーアーム角が違ったセット位置になってしまうことです。
ロワーアームの角度は操縦性、安定性の「要」。

少しぐらいはと考えている人は⋯⋯おそらくそのことを知らないからだと思います。

続く⋯⋯






最新の画像もっと見る

コメントを投稿