シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

東京家族

2013年01月29日 | 映画
学生時代に就職部でお世話になったHさんご夫妻との食事会。
当時、会社の採用担当だったKさんも同席。
手帳をめくると2年ぶりの再会だった。
昨年度はKさんが足首を骨折し、Hさんは食道癌かもと検査を受けたとのこと。
Kさんの骨折は70歳にもかかわらずヨーロッパまで行ってやっているハングライダーの着地ミスらしく、お元気なことであった。
骨折個所にチタンが入りっぱなしの為、空港での身体検査のたびにブザーが鳴るそうで、その度に医師の診断書を見せねばならず厄介だと言っていた。
1年の3分の1近くを海外で過ごし、ドライブやらハングライダーやらを楽しんでいるらしい。
Hさんの奥様は元校長先生で、退職金もたくさんあったようで、これまた海外旅行を度々経験されている。
Hさんは飛行機嫌いなので同行しない。
もっぱら囲碁と株式投資と娘さんとお孫さんへの援助活動に多忙をきわめているとのことだった。
株式投資は国内株を卒業して、今は外国株に投資しているとのことで、遊びの範囲ならばと奥様も容認なさっている。
と言うよりお互いの退職金を自由に使っている雰囲気があり、お三方とも私からすれば随分と羨ましい生活をなさっている。
そんわけで今回もHさんの驕りで、私は美味しい夕食にありつけた。

会食は6時の待ち合わせだったので、それまでの時間を「東京家族」を見て過ごした。
涙を誘う感動場面もあるが、小津安二郎監督の「東京物語」へのオマージュということで、どうしてもそちらと比較してしまっている自分がいて、イマイチ映画に乗りきれないもどかしさがあった。
断然、「東京物語」の方が奥深い映画で、3.11の震災で書き直したと言う脚本にも期待外れの感があった。
息子との確執を回復し、その後一人で生きて行く選択をするモチーフとしては、僕は山田作品の中では「息子」の方を評価する。
今回の「東京家族」には、都会では失くしてしまったが、田舎に残る隣近所の助け合いと交流の大切さという視点も付加されていたのかも知れないなと感じた。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
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おだやかな日常

2013年01月26日 | 映画
「おだやかな日常」の上映が終わってしまうので上映館である九条の「シネヌーボ」に行く。
映画は東京で子供に対する福島の放射能の影響におびえる二人の女性を描いた内容。
メッセージ性もあったが、母性本能を描いた作品とも見てとれる。
上映スクリーンは2階にある「シネヌーボⅩ」で、35席ほどの小さな劇場である。
階下の「シネヌーボ」では時々見たことがあるのだが、2階のヌーボⅩは始めてだった。
一人がやっと通れる階段を上がって行っていくとドア一枚の入口がある。
シネヌーボは一昔前か二昔前にタイムスリップしたような映画館で、つまでも続けて欲しいと思う。
来週は学生時代に就職でお世話になった先生との飲み会があるので、その折にもう1本ぐらい見る時間がありそうで、今月の映画館での鑑賞本数は4本となりそうだ。
若いころは年間200本近く見ていた年もあったが、あの頃は2本立て、3本立ての名画座やら特集上映会が結構あったと思う。
そんな映画館はもう出てこないのだろうか。
大毎地下やATGの北野シネマ、京都の京一会館など…
なつかしいなあ~。
歳とったなあ~。

(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
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PANTONE 6

2013年01月25日 | グルメ・他
喫茶店で読書しているところへ家人から電話。
携帯電話をスマホに変えることにしたとのことで、PANTONEシリーズの107SHがお気に入りのようで、今からSoftBankショップへ行くとの連絡であった。
私は了解して区切りがつくまで再び読書を始め、時間も時間になったので退出することにし家路についたのだがふと思った。

家人のことだから細かい事まであれこれ質問し、まだ説明を受けているのではないか?

だてに永年夫婦をやっていない。
予想通り、店舗の前に家人の自転車があり、カウンターでは男性店員の説明を受けている姿が目に入った。
声をかけると、購入機種はPANTONE6の200SHに代わっていた。
聞いていると、店員は色んなサービスを売り込んでくる。
月額500円出せば9時以降でも自由に使えるサービスも勧められた。
「LINE使えばいいんじゃないですか」と聞くと「そういう方もいらっしゃいます」との返答。
「入れておいてあげて」と言えば「それはそちらで」との応え。
そりゃそうだわな・・・。
ちょっと帰りに覗いたつもりが結構長時間となった。

帰宅してからは予想通り家人はぶつぶつ言いながら悪戦苦闘。
「わからん、ややこしい」を連発しながら「やっぱり携帯変えるのやめといた方がよかった…」の弱音も出る始末。
こちらもスマホの扱いは初めてとあって四苦八苦。
とはいえこの手のことに関して少しは家人よりマシと思われている私はめげるわけにはいかない。
LINEもインストールし、2ヶ月間は無料(その後月額399円)というYahooプレミアムの設定も終えた。
家人はランプの色を変えたいとか、細かい事に夢中である。
スマホを持ってもどうやら私と家人の興味を持つことは違うらしい。
男と女の違いか・・・?

毎回のことだが、携帯を変えると大騒ぎが起る。
それでも慣れれば、「やっぱしスマホは便利やわ」になることも毎回のことではある。
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愛について、ある土曜日の面会室

2013年01月22日 | 映画
チビ達が帰京したので今年初めて街へ出る。
街といえば私にとっては梅田界隈なのだが、行き先も大抵は映画館と言うことになる。
というわけで、映画を立て続けに2本見た。
1本は10:10からの「レ・ミゼラブル」で3時間半ほどの長尺物ミュージカル。
封切られてから日数も経っていると思うのだが観客の入りは良かった。
2本目は14:30からの「愛について、ある土曜日の面会室」。
じっくり見ることをいとわない方には見ごたえのあるいい映画だった。
こちらは内容が内容だけに観客の数はパラパラ。
繁華街や売り場をうろつく時間もなく駅に向かう。
時間的に今日は2本止まりだった。
もうすぐ上映が終わってしまうので、週末までに「おだやかな日常」を見に行きたいと思っている。

大島渚監督が先日亡くなられた。
私たちの年代の者にとって、ATGといえば大島だったなあ。
「絞首刑」面白かったなあ。
酒を飲んで春歌を歌うシーンが印象に残っているが、いまどき春歌なんて歌っているのを見たことがないもの。
春歌ってもしかすると死語になっているのかも?
「新宿泥棒日記」「東京戦争戦後秘話」「儀式」・・・なつかしいなあ。
「忍者武芸帳」のような実験映画もあったなあ。
「日本の夜と霧」はすごいディスカッション映画だった。
創造社は参加メンバーからして独特な独立プロだったと思う。

学生時代の教授に京大で大島と同級生だった方がおられて、彼の人となりをインタビューに行ったことが思い出される。
小山明子さんにご苦労様でしたと申し上げたい。
そして大島監督のご冥福をお祈りいたします。
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天使去る

2013年01月18日 | グルメ・他
12/27より滞在していた孫達が東京へ帰って行った。
その間、遅れたサンタの登場があり、お正月のお祝いやら初詣もあり、鏡開きもあった。
例年と違い、3歳の彼等は今年幼稚園に入園となるので、そのための手提げ袋制作で大騒ぎだった。
家人と娘は生地選びに2時間半も費やし、その間私は子供たちのお世話係。
娘は叔母のアドバイスを受け、持参したミシンで制作するつもりだったが、ほぼ叔母が制作した格好になった。
柄だけで選んだ生地の縫製に四苦八苦し、素人の見識の無さにあきれるばかりであった。
男の私にはわからないが、細かい所で手間暇がかかり、思った以上の作業となった。
その間の食事代などもあって、随分と高い袋になってしまったが、こんなことでもないと針仕事で縁者が集まってワイワイと言うこともなかったと思う。
そんな親族揃っての団らんが大好きな私は大いに満足したのであった。
流石に20日以上も滞在していると、離れがたきものもあって最後はウルウルしてしまった。

そんなこんなで、映画を見ることもなく、パソコンに向かうこともなくの日々であった。
毎日繰り返される7:30頃から21:00頃までの濃密な日々が終わってしまった。

さて、大掃除だ!
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初詣

2013年01月03日 | グルメ・他
昨日は早朝より初詣に家族で出かけると、神社前では駐車場待ちの車が渋滞を引き起こしていた。

帰宅してから夜の食材を買い出しに行くが、時間があれば常に食事の準備をしているような気がする。
お節にも飽きたので、しゃぶしゃぶをすることになり、メインの肉を初め薬味などを買い出し。
しゃぶしゃぶ用の肉は若干高めで、もも肉よりロースの方が高い。
脂身の加減で好き嫌いがあって、協議の結果もも肉にしたのだが、佐賀牛と国産黒毛和牛でもこれまた値段が違う。
どう違うのか店員に聞いてみたら「佐賀牛の方がやわらかくて美味しいです」とのことだった。
値段が違うのだから、店員としては当然の答えだったと思われる。

食事が終わり、孫達を寝かしつけたら、先ずはブラック・ジャックで一勝負。
今年も私は完敗だった。
その後Wiiボウリングで深夜の対決が始まる。
かなり本気になってやったので、家人などは今朝がた腕が痛いと言っていた。
私は風邪気味で深夜の12時頃で布団に潜り込んだが、残りの三人は1時までやっていたそうだ。

今年の正月も平和だ!
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謹賀新年

2013年01月01日 | グルメ・他
今年も新年を家族そろって無事迎えることが出来た。
昨日は近くの百貨店までお節の食材を買い出しに行って、孫達に調理のまねごとをさせた。
調理といっても相手は3歳なので、出汁巻き卵と伊達巻をカットさせるだけ。
カットも手元が危なっかしいので、食事用のナイフでカットさせてその気にさせた。
魚好きのYのためにブリとカレイの照り焼きも買ってきていたので、それの盛り付けもさせてみた。
大人はそんなままごと遊びの様なことで、孫達はその気になっていると自己満足している。
彼等は大人のいいオモチャになっている。
そのことは分かっているのだが、ついつい彼らの笑顔に誘われてバカげたことを真面目にやってしまう。
結局サンタもやることになって、年末には鈴を鳴らしたサンタがトナカイの影絵に乗って登場するセレモニーもやって、彼らをその気にさせることに成功した。

今日は朝から仏壇に手を合わさせてお屠蘇とお節料理で新年を祝った。
孫達の食欲は3歳児にもかかわらず、ダイエット中のOLよりは食べていると思われる。
その食べっぷりを見ていると、幸福感を感じるから不思議なものだ。
朝昼兼用の食事が終わると、母親たちは入園準備のための端切れ生地の買い出しに出かけ、残った私たち老夫婦は孫達とWiiで遊ぶ。
競争ゲームをこれ以上やると兄弟喧嘩が始まりそうになって、家人がたまらず外に連れ出す。

平和だ!!

この平和がいつまでも続いて欲しいと思う。
したがって、私の今年の抱負は「五体満足、平々凡々」だな。
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