シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

老体に鞭打つ

2011年11月30日 | グルメ・他
週末にいつものメンバーで撮影会に出かける予定でいるのだが、運動不足の私は家人に誘われて近くの(少し遠いが)公園まで歩きに出かけた。
往復12~3キロの行程である。
紅葉の撮影会なのだが時期的には少し遅いかも知れない。
公園の紅葉も進んでいて、そろそろ終盤かなと思わせる色付きだった。
運動不足を責められての同行だったが、体力の減少は間違いなく進んでいそうで、持参したコンパクトカメラをローアングルで使用してから立ち上がると目まいを覚えた。

情けない!

しかしながら、メンバーのKさんのように倒れるまでには至っていないので私はまだましなのかも?

帰る途中で2歳半の孫達から歩いている私に激励の携帯がかかってきた。
サンタクロースの話になって「サンタクロースは知っているのかい?」と聞くと、「知ってない」との返答であった。
どうやらサンタクロースで盛り上がっているのは母親と爺婆だけのようだ・・・。


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恋の罪

2011年11月24日 | 映画
野暮用が結構詰まっていて久しく映画に行っていなかったが、時間が出来たので早朝より園子温監督の「恋の罪」を見に出かけてみた。
街はすっかりクリスマスムードである。
見終わりチラシを収集していると1:00を過ぎていた。
地下にあるレストランは空き始めていて、食べ終わる頃にはゆったりとした雰囲気で、のんびりと喫煙しながら資料の整理もできた。

時間があるのでキャノンギャラリーとニコンギャラリーをのぞいて見ることにしたのだが、その前に年末ジャンボの特設売り場に立ち寄った。
買わないことが3000円の儲けとは分かっているのだが、やはり2億円には目がくらみ無駄使いをしてしまった。
月末になっての3000円は痛かったが、それでもって、さる元会長のように身を持ち崩すこともないので、とりあえずは一攫千金を夢見た。
立ち寄った売場は本日が初日とあって長蛇の列が出来ていた。
しかし、長蛇の列は、よく当たるとのうわさのある1番窓口だけで、他の窓口ではすぐに買えた。
やはり苦労して購入しないと当たらないものなのだろうか?
20~30分は並ばないといけないように思え、とても並ぶ気にはならなかったのだが、この無精を神は嫌うのかもしれない。

キャノンギャラリーでは「早見紀章写真展」が開かれていた。
カレンダーにしている作品で12点の展示である。
私のように都合のよい時間にぶらりと出かけて撮った写真ではないことだけは確かで、ここでも自らの無精を反省するばかりであった。
ニコンサロンでは「吉原かおり写真展」と「上坂怜夫写真展」が開催中だった。
どちらも雰囲気のいいギャラリー&展示スペースで、さすがにフォトギャラリーを併設しているだけのことはあり、両社のイメージアップに貢献していると思う。

さて、映画の方だが、これが園子温ワールドとでもいうのだろうか。
3女優の体当たり演技もあって、とんでもない園子温監督であった。
ところで、僕はこの映画を見ていて、どうしたことか40数年前の学生時代にタイムスリップしていた。
あの頃、映画ではロマンポルノが話題を集め、街の片隅ではアングラ劇団が人気を博していたのだ。
タイムスリップして、まるでロマンポルノを見た後でアングラ劇団の公演を見ているような気分になっていた。
そういえば、あのころ若松孝二も奮闘していたなあ…と彼のエネルギッシュな演出にダブらせていたのだった。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
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PIXUS MG6230

2011年11月14日 | グルメ・他
随分以前にプリンターが壊れてから不自由していたし、そろそろ年賀状の季節でもあるので新しいプリンターを購入することにした。

Canonのプリンターがない!

近くの家電量販店に行くとキャノンのプリンターが品薄で、購入をもくろんでいた PIXUS ip4930 は品切れであった。
別の家電量販店に行っても同様で、タイの洪水の影響で工場が稼働していないので入荷は未定とのことだった。
プリンターが一番売れる時期なのに大変な打撃になっている。
念のために梅田のヨドバシカメラをのぞきに行ったが同じような状況だった。
エプソンさんはキャノンさんに比べると被害がないようでラインナップは揃っていたように思う。
つまり、タイで造っているプリンターは壊滅状態で、中国で造っているプリンターは入荷しているということだ。

私の迷走が始まった・・・

前日に娘から「必要でなくなったプリンターが有るのでいらないか」と言ってきてくれて心が揺れたのだが、結局私は新品を購入する決心をした。
決心をした以上、今日どんなことをしてもキャノンのプリンターを買うのだ!
私が購入するプリンターはキャノン製でないといけないのは実につまらない理由による。
実は、かなり前に有効期限が切れるヨドバシカメラのポイントがあって、その時は特に購入するものがなかったのでip4830を買う予定でインクセットを引きかえていたのだ。
選択肢としては、プリンターをもらって入手しているインクを無駄にし、そのプリンターが駄目になった時に新規購入するという手もあったのだが、それは見送った。
自分の判断基準を考えてみると、どうも、インクセットを失うことを嫌ったような気がするのだ。
カタログを見るとip4830は後継機のip4930になっていたが、そのip4930はタイで造っていて品切れとなっていて思惑は狂い始める。

友人のT君からは「プリンターと用紙をいいものにすると、写真の出来上がりが違いますよ」と言われていたこともあって、悩んだ挙句MG6230になってしまった。
予算オーバーである。
入手済みのインクが使えることと、今日までの売り出し価格のため近くの量販より3000円ばかり安かったことが背中を押した。
ポイントで入手していたインクセットを守りたいが為に8000円も高いプリンターを買ったことになる。
流れに乗って勢いをつけてしまった思考回路はハチャメチャで何が何だか分からず冷静な判断をしたとは思えない。
全ては私の貧乏人根性が引き起こしたことで、今ある物を失うことを否定している自分がいたのだと思う。
この心理は私独自のものか、あるいは人間本来の心理によるものなのか、突き詰めれば一冊の本でも書けそうな妙な心理のあやを味わったのである。
「損して得をとれ」との言葉もあるが、どうも私は逆の様である。
支払時にも目先のキャッシュフローに目がくらんで、ポイント還元率の低いカード決済を選択してしまっていた。
人間の性根は変えようがないらしい…。
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木間々山荘(きままさんそう)

2011年11月10日 | グルメ・他

友人のM君がお世話になっている酒屋の大将の別荘にK君と共に招待していただきました。
別荘は滋賀県の永源寺にあり、気ままにやろうということで木間々山荘(きままさんそう)と名付けておられます。
お酒を飲むので電車で行きましたが、JR近江八幡からさらにバスで45分ほど奥地にはいる便利の悪いところです。
私の家からは3時間ほどかかりますが、しかしその分その一軒家は静かで緑豊かな場所に建っていました。
ベランダ前の林には猿や鹿が現れ、冬は雪が積もるそうです。


別荘は仲間の人達が協力して建てられたそうで、まだ使用された木が新鮮な香りを出していました。
今回の参加者は私たち以外に、建設に係わった宮大工の方や、左官屋さん、調理器具をやっておられる方など多士済々でした。
中には1年で100回もゴルフに行って余生を送られている羨ましい方もおられました。

建材は太い木や、分厚い一枚板など立派な材木が使用されており、外から見るのとは随分と違う贅沢な建前です。
調理器具も立派なもので、それも仲間の方が別注仕様で作成されたようです。
包丁は何十万もするものでした。
つぎは蕎麦打ちをやるとのことで、これも友人の方から立派な道具を入手されています。
下世話な話ですが、それらの一つ一つが並大抵の値段ではありません。
調度品の掛け軸や飾り皿はどれも百万はする代物でした。
道楽と言う世界を見せていただいた感じです。


陶芸屋さんもやるようですが、私が手を出せるような代物ではありません。
辻村史郎氏とその息子さんの作品が並んでいました。
大将は「世界的な陶芸家の辻村氏にお世話になったので、その息子さんを世に送り出すのが恩返しだと思うので…」とおっしゃっていました。
私は以前にその辻村氏のぐい飲みを友人から頂いております。



石窯も作られていて、今回はそこでピザや岩魚や松茸を焼きました。
窯で焼いた為なのか、木々を眺めながら外で食べた為か、随分と美味しく感じました。
焼きたてのピザや松茸も美味しかったですが、一番は岩魚でした。
朝一番に取ってきた岩魚で、焼き上げているとピンと尻尾が跳ね上がりました。
新鮮ですから頭から尻尾まで骨ごと食べることが出来ます。
私は所望して2匹をいただきました。
焼酎はなかなか手に入らないブランド焼酎ばかりで飲み放題でした。
家庭的な芋煮と山菜ごはんが美味しくて、特にお漬物に目がない私はお代わりをしてしまいました。


大将は円満なお人柄と推測され、仲間の皆様も気さくな人たちばかりです。
それなりのまとまり具合の感じで、現役引退後はこうありたいという見本のような集いでした。
焼き物にも興味がある私は、辻村作品を直接手にとって数多く眺められたことが一番良かったです。
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般若寺へ

2011年11月03日 | グルメ・他
写真仲間との久しぶりの撮影会で奈良の般若寺へ。
コスモスの寺と言うだけあって境内はコスモスの花ざかりであった。
残念ながら見頃は過ぎて散り始めに入っていた。
恥ずかしながら私は般若寺の存在を知らなくて、般若と言えば「宮本武蔵 般若坂の決闘」を連想するのみであった。
頂いた栞を見ると『宮本武蔵』など文学の舞台としても知られ…とあったので、やはり関係が有ったのだ。
もっとも周囲は武蔵が牢人衆を奮然と斬りまくった丘の雰囲気はない。
あの映画のロケ地はきっと別のどこかだったのだろう。
折角なので入山拝観料(500円)とは別に特別拝観料(200円)を払って、宝蔵堂で催されている秘仏公開を見学することにした。
ここの入口は変わっていて、入口のドラを鳴らすと引き戸が開く仕掛けとなっている。
同行したT君がゴーンゴーンと鳴らして入館したので、その後私がゴーンと1回鳴らすと再びガラガラと引き戸が開いた。
入ると若い女性が手動で引き戸を引いていたのだった。
入口で小さな懐中電灯を貸してくれたが、スポットライトであまり有用には思えなかった。
秘仏は昭和39年に十三重石宝塔の5段目から発見されたという阿弥陀如来とその台座に納められていた体内仏三尊であった。
阿弥陀様は40㎝ほどの小さなもので、さらに体内仏の一体である大日如来は5㎝ほどの極小の仏様なのだが、その作りは精巧緻密なもので感嘆した。
前に置いてある点眼鏡でないとよく判らないぐらい小さい。
ただしこの三点が小さな阿弥陀如来の台座に納められていたとはとても思えなかったので、入口の女性に正してみたが間違いなく台座に納められていたいたそうで、そのことに感心してしまった。

我々には11時台に昼食をとらないといい食事にありつけないとのジンクスがあるので、東大寺を抜けて商店街の中ほどにある「月日亭」に入って早めの昼食とする。
1階で割引券を配っていたのでそれを貰っておいた。
値段はリーズナブルで、奈良の食事処の値段は京都に比べると格段に安い。
久しぶりに会った時からそうなのだが、同行したもう一人のK君が過日駅のホームで気を失い、唇を切って救急車で運ばれて18針も縫ったという話題で盛り上がった。
人の不幸は大きいほうが面白い(と言える軽症でよかったのだが)。
以来、禁酒状態だったのだが久しぶりと言うことでビールを一杯だけ付き合ってくれた。
私とT君は二本酒を追加。
日本料理にはやはり日本酒が合う。
割引券の詳細を見ると一人100円引きだった。
T君は「大層に、こんな割引やったらいらんわ。300円は僕が出したるわ」と息まいたが、K君は「こんな所で意地張ってもしゃあない。やっぱし使おう」と言って300円を引いてもらった。

昼食後、まだ時間が早かったので興福寺を訪れて国宝館に入館し阿修羅像を見た。
乾漆八部衆立像の中の一体だが、他の7体も素晴らしいもので、どうして阿修羅像だけが注目されるのかと疑問に思う。
中金堂は解体修理中で、発掘調査もあって周囲は覆いかぶされた場所が多く、以前の興福寺の雰囲気はなかった。

帰りに喫茶店によってコーヒーを飲んだが、T君は「わらび餅セット」を注文し、きな粉でむせかえって「歳をとってすべりが悪くなっているのだろう」とからかわれて店のお姉さんにも笑われていた。
私にとっては久しぶりのリフレッシュとなった一日だった。
あっそうそう、阪神ドラフト5位指名の波佐見・松田遼馬投手はK君の親戚の子だそうで、俄然応援する気になった。
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