シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

琵琶湖の刺身

2009年09月22日 | グルメ・他
連休も中日になったが再び近江八幡方面へ出かける。
訪問先は一つ手前の駅の野洲である。
年に2回決算の面倒を見ているK君宅を友人のM君と共に訪問した。
行動はいつもの通りで、チケットショップで野洲までの割引切符を購入し、10時の開店を待って阪神百貨店の地下で弁当を買い出して待ち合わせの高槻駅に向かう。
高槻駅でM君と落ち合って新快速を待ったのだが、吹田と茨木の間でいつもと違う音がしたというので列車とレールの点検をした列車があったとかでダイヤは20分ほど遅れて運航。
とりあえず来た列車に乗ったが生憎の湖西線回り。
しかたなく京都で降りて、いつもは大津で乗り換える普通列車に乗ったのだが、ダイヤの乱れでかなりの混雑であった。
したがって大津から野洲までの約20分でがら空きの車内で食べていた昼食が取れなかった。
しかたなく野洲駅のベンチでビールを片手に昼食をとる。
洒落っ気もあって延着証明をもらいK君宅へ。
そちらでの一仕事を終えて夕刻から馴染みの草津の料理屋さんへ。
楽しみは気の置けない仲間との談笑なので、メインはどうしてもこちらになってしまう。
珍しく(失礼)店内は盛況で我々の相手は後回し。
おしぼり、お冷、小皿のセットなどは自分たちでやる。
とりあえず琵琶湖の小アユを通してもらいビールで乾杯。
そののち先ずはお造りということで、季節は少し遅いかもしれないがハモと梅肉、カツオとハマチそしてイカ。
すべて琵琶湖産ではないが分厚く切られた刺身は実に美味かった。
刺身にワサビを乗せてたまりに浸し口に入れると、そのワサビがツンときてその後新鮮な魚が口の中でとろける。
もうこれだけで十分だったが、イカの姿煮、ご自慢の出し巻きでおなかが一杯。
なすびの炊出しと松茸御飯を用意しているとのことだったがご勘弁願った。
それじゃあと帰りに、正真正銘国産マツタケによる炊き立ての松茸御飯をお土産に貰って帰宅の途についた。
M君とはコンビニで買ったワインをやりながら2月の再会を約束して別れた。
心地よい電車の揺れで気がつけば大阪駅を通り越して尼崎だった。
幸運なことにあわてて移動したホームに東西線経由の奈良行き快速がやってきた。
東西線の開通がこんなに助かるとは、JR西日本に感謝しなくてはならない。
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郷土料理 喜兵衛

2009年09月20日 | グルメ・他
私はフォトクラブとは名ばかりで昼食宴会グルメツアークラブが正しい名前ではないかというサークルで活動中。
サークルと言っても3名だけなのですが・・・。
今回は近江八幡の水郷、八幡堀の新町浜近くにある「喜兵衛」さんで昼食。
喜兵衛御膳2,625円で団らんの機会を設ける。
メインは鯉の煮付け。
鯉の臭みを消すためかかたっぷり煮込んであって少し大味な気がしないでもなかったが美味であった。

子供の頃に工場が廃水を流すと魚が浮いて、村中の人が「魚が浮いたでー」と叫んで、それぞれの家の人が網を持ってすくい上げてその夜は村中の家の夕食のおかずは煮魚だった。
上流では弱い小さな魚が浮き、下流にあった私のところでは大きな魚がフラフラになって泳ぐ姿が見受けられ時々鯉もいた。
そんな話をしていると話はアチコチに飛びまくる。
ザリガニの話になると「あれはエビガニと言ってなかったか?」
「そやそや、エビガニ言うてたわ」
エビのようでエビでない、カニのようでカニでない、べんべん、それは何かと尋ねたら、べんべん、それはエビガニ、エビガニ、エビガニ。
メンバーはバカなことを言わせると天下一品で、囃しと相の手のコンビネーションが打ち合わせなしでピタリと決まるのが心地よい。
カブトムシとゴキブリは色目も似てるし格好も似たようなところがあるのに、ゴキブリと生まれたばかりにかわいそうな奴らや・・・。
酒が入ると実にくだらない話が豊富になる。
バカなことを言わせると天下一品なのだ。

喜兵衛御膳にはこの地の特産品である赤こんにゃくや麩、近江牛のしゃぶしゃぶなども付いている。
酒の肴には十分である。
ビール2本に日本酒3合。
満足のいく食事で、ジンクス通り11時に入った店で外れはない。

建前は築100年以上らしくて趣はあった。
間取りもさることながら、私は欄間の堀の見事さに感心した。
そのことを伝えると大おかみは大層喜んでくれた。
おかみに大阪から来た事を伝えると「私は上新庄に住んでいた」とのこと。
上新庄と言えば母校のある場所ではないか。
よしみでまた来てくださいと言われたが、よしみで安くしていただきたいものだ。
それならまた来て「秀次御膳」3,675円に挑戦するのだが・・・。
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フォトクラブ再開

2009年09月20日 | グルメ・他
事情があって中断していたフォトクラブの活動が再開された。
1年振りの活動で、今回は水郷で有名な遊歩百選にも選ばれている近江八幡を散策。
最寄駅から1,620円で券売機で購入できる最高額地域にあたる。
それだけに少し(大いに)観光気分もある。
駅前からはバスも出ているがメタボ解消目的もあって徒歩で水郷地域に向かう。
先ずは池田町洋館街へ。神戸の北野町の異人館とは少し違う趣(写真は活動するメンバーです)。
町のあちこちに洋風建築が残っていることに意外な気持になった。近くの八幡小学校もなかなか洒落た小学校だった。
そこから本願寺八幡別院を経て新町通りへ。
ここは近江商人隆盛の商家跡が保存されている。
通り過ぎると八幡堀に行き着き、新町浜から散策を始める。
昼食予定の「喜兵衛」さんの場所を確認したので安心して撮影に入れた。
運河沿いを散策するには丁度良い天気で時折吹き抜ける風が汗ばむのを防いでくれた。
八幡堀は「かわらミュージアム」からまだまだ先まで続いていて西の湖水郷地帯まで続いている。
今回はそちらまで足を伸ばせなかった(体力とメインの昼食時間に間に合わないので)。次回は是非そちらに行ってみたい。
午後はロープウェイを使って八幡山に登り八幡城跡を巡る。結構きつい(アルコールが入っているせいでもある)。
近江八幡は豊臣秀次が開いた街で、八幡城も秀次が築いた城である。
櫓などは残っていないが、落城した安土を眼前に見据え、眼下には近江八幡の城下町が広がり、琵琶湖を望める風光明媚な城だったことがうかがえた。
秀次は不運な武将だったが、この秀次と豊臣秀長が生きていれば豊臣政権も長続きしたであろうにと思いを巡らせた。
帰り道でお土産代りに「もろこの佃煮」を購入。
こちらのお店ではいろいろ試食させていただいた。
はじめて「鮒ずし」を食べた。ごく小さい一片をつまませていただいたが酸味が強く癖があった。
言われるところの臭さは小さすぎて感じられなかったが沢山食べれそうな気はしなかった。
琵琶湖の「小鮎の佃煮」のほうが美味であったが、子供のころはよく食べた「もろこ」が最近食べれなくなっているのでこちらを購入した。
家に帰ると阪神が負けていた。
これで3連敗、0.5ゲーム差で広島、ヤクルトが追いかけてきている。
最後まで楽しませてくれる。
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伏見稲荷

2009年09月05日 | グルメ・他
採血検査の日で早朝より滝井の関西医大まで行く。
採血だけなのですぐに終わり、見たい映画もないので伏見稲荷に詣でてみた。
滝井駅で普通に乗り守口市駅で準急に乗り換え、枚方市駅で特急に、丹波橋駅で再び普通に乗り伏見稲荷駅へ。
電車は芸術的ともいえるダイヤで待ち時間はなくすべて接続されていた。
伏見稲荷は久しぶりの訪問で、以前は初詣で訪れ、その時は骨董市などが開かれていて骨董品のグラスを買った記憶がある。
今日はそのような縁日はなく、初めて千本鳥居をくぐって山頂まで上った。
名前以上に鳥居の数はあり、ツクツクホウシの声を聞きながら、ひざをガクガクさせながらあえぎあえぎ階段を上っていく。
外国人観光客の姿もチラホラ見えて流石に全国のお稲荷さんの総本宮だけのことはある。

下って来ると11:30。
参道の途中にある食事どころ「祢ざめ家」で昼食。
こちらは豊臣秀吉が早朝に詣でた時に、朝早くから店をお開けていて美味しい焼き鳥をだしたのでこの屋号を頂いたと何かのテレビ番組で聞いたことがある。
秀吉の正室である北政所(ねね)の一字をもらったとも聞く。
汗だくで店に入ったので、まずはビールで喉を潤す。
肴は焼き鳥(一羽700円)。
いまはスズメはなくてウズラであった(スズメだと420円)。
スズメこそ一年中いそうなものであるが、お店の方にうかがうと「すずめは中国からの輸入品で、中国餃子問題から全面輸入禁止になっていて、国産は11月から2月までが狩猟解禁期間なので今はない」とのことだった。
農薬一杯の穀類を食べているスズメなら食べたくはないなと納得する。
スズメの焼き鳥は以前両国で食べたことがあるが、その骨っぽさからみるとウズラは幾分肉が多いような気がした。
稲荷大社は農耕の神様なので、米をついばむスズメは食べても良いのだと聞いたこともある。
さて「祢ざめ家」では秘伝のタレがあり、それで焼き鳥を焼いていて、さらに鰻丼にも使われているというので鰻丼も注文する。
上か並かを聞かれたので、ここまで来たのだからと上にしたが、その差はウナギの量の差だったような気がする。
さらに、ここまで来たついでにと伏見の酒「菊正宗」も注文。
書物を読みながらのんびりする。
いつもの通り一番長居した客となったが、案外と狭い店内を観察しているだけでも楽しかった。
外人客もいれば若いカップルや、老夫婦もおられ、おかみさんの「おすきな席に掛けておくれやす」という京ことばが心地よかった。

同じく参道に「陶芸館靖山窯」という加藤清和氏の作品を扱うお店を発見。
清水焼とは思えない作風であった。
志野と萩を合わせたような釉薬が掛っており気に入った作品もあった。
値段も湯呑(ビアグラスにもなる)が10,000~50,000円と手ごろだった。
お店のご主人としばし歓談。
買い求めたかったが、近日にお宮参りのお祝いをしなければいけないので今日は買い求めなかった。
充実した一日ではあったが、随分と疲れた一日でもあった。
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