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学生時代に就職部でお世話になったHさんご夫妻との食事会。
当時、会社の採用担当だったKさんも同席。
手帳をめくると2年ぶりの再会だった。
昨年度はKさんが足首を骨折し、Hさんは食道癌かもと検査を受けたとのこと。
Kさんの骨折は70歳にもかかわらずヨーロッパまで行ってやっているハングライダーの着地ミスらしく、お元気なことであった。
骨折個所にチタンが入りっぱなしの為、空港での身体検査のたびにブザーが鳴るそうで、その度に医師の診断書を見せねばならず厄介だと言っていた。
1年の3分の1近くを海外で過ごし、ドライブやらハングライダーやらを楽しんでいるらしい。
Hさんの奥様は元校長先生で、退職金もたくさんあったようで、これまた海外旅行を度々経験されている。
Hさんは飛行機嫌いなので同行しない。
もっぱら囲碁と株式投資と娘さんとお孫さんへの援助活動に多忙をきわめているとのことだった。
株式投資は国内株を卒業して、今は外国株に投資しているとのことで、遊びの範囲ならばと奥様も容認なさっている。
と言うよりお互いの退職金を自由に使っている雰囲気があり、お三方とも私からすれば随分と羨ましい生活をなさっている。
そんわけで今回もHさんの驕りで、私は美味しい夕食にありつけた。
会食は6時の待ち合わせだったので、それまでの時間を「東京家族」を見て過ごした。
涙を誘う感動場面もあるが、小津安二郎監督の「東京物語」へのオマージュということで、どうしてもそちらと比較してしまっている自分がいて、イマイチ映画に乗りきれないもどかしさがあった。
断然、「東京物語」の方が奥深い映画で、3.11の震災で書き直したと言う脚本にも期待外れの感があった。
息子との確執を回復し、その後一人で生きて行く選択をするモチーフとしては、僕は山田作品の中では「息子」の方を評価する。
今回の「東京家族」には、都会では失くしてしまったが、田舎に残る隣近所の助け合いと交流の大切さという視点も付加されていたのかも知れないなと感じた。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
当時、会社の採用担当だったKさんも同席。
手帳をめくると2年ぶりの再会だった。
昨年度はKさんが足首を骨折し、Hさんは食道癌かもと検査を受けたとのこと。
Kさんの骨折は70歳にもかかわらずヨーロッパまで行ってやっているハングライダーの着地ミスらしく、お元気なことであった。
骨折個所にチタンが入りっぱなしの為、空港での身体検査のたびにブザーが鳴るそうで、その度に医師の診断書を見せねばならず厄介だと言っていた。
1年の3分の1近くを海外で過ごし、ドライブやらハングライダーやらを楽しんでいるらしい。
Hさんの奥様は元校長先生で、退職金もたくさんあったようで、これまた海外旅行を度々経験されている。
Hさんは飛行機嫌いなので同行しない。
もっぱら囲碁と株式投資と娘さんとお孫さんへの援助活動に多忙をきわめているとのことだった。
株式投資は国内株を卒業して、今は外国株に投資しているとのことで、遊びの範囲ならばと奥様も容認なさっている。
と言うよりお互いの退職金を自由に使っている雰囲気があり、お三方とも私からすれば随分と羨ましい生活をなさっている。
そんわけで今回もHさんの驕りで、私は美味しい夕食にありつけた。
会食は6時の待ち合わせだったので、それまでの時間を「東京家族」を見て過ごした。
涙を誘う感動場面もあるが、小津安二郎監督の「東京物語」へのオマージュということで、どうしてもそちらと比較してしまっている自分がいて、イマイチ映画に乗りきれないもどかしさがあった。
断然、「東京物語」の方が奥深い映画で、3.11の震災で書き直したと言う脚本にも期待外れの感があった。
息子との確執を回復し、その後一人で生きて行く選択をするモチーフとしては、僕は山田作品の中では「息子」の方を評価する。
今回の「東京家族」には、都会では失くしてしまったが、田舎に残る隣近所の助け合いと交流の大切さという視点も付加されていたのかも知れないなと感じた。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
そして感想が館長さまと全く同感というのもホント驚き、ですが嬉しい限りです。
あの夫婦が当初菅原文太、市原悦子であったらまた違ったものになろうと思います。吉行和子は変な言い方ですが、所々まだ色気を感じました。
それでは、また。
脚本も丁寧で、キャスティングも的を得ているような気がしました。
オリジナルそのままの所も随分ありましたが、山田作品への感想は変わりませんでした。
小津作品は若いころは古臭いなあと思っていたのですが、最近はいいなあと思うようになってきました。
理解できる年齢になったせいでしょうかね?