メタセコイアの並木道

ちょとした日帰りの撮影旅行にいつもの三人組で出かけた。
琵琶湖の北の端のほうにマキノ町があって、そこにメタセコイアの並木道があるというのでそれを撮影に行った。
我が家の最寄駅からは2,210円もするので、ちょっとしたと言っても結構な遠方である。
券売機では販売範囲外で、緑の窓口は空いていずで、マキノまでの切符は買うことが出来なかったので、結局マキノ駅で精算するハメになった。
同じ近畿圏とは言え、やはり遠方なのだ。

新緑の並木道と言うにはチョットばかし早かったけれど、なかなか壮観な並木道だった。
並木道越しにみえる比良山系の頂にはまだ残雪があった。
並木道の散策を終えて琵琶湖の湖岸で昼食をとった。
いつもと違って、コンビニ弁当とビールを買出ししての昼食タイムである。
琵琶湖を吹きぬける風を感じながらの昼食だったが、いつかは泊りでどこかに行きたい気分になった。

ハイキングコースになっているメタセコイアの並木道も、琵琶湖のビーチも、湖西線の電車も人は少なく、本当にノンビリ出来た休日だったが、大阪駅は人で一杯だった。
乗り込んだ電車では僕の背負ったリュックに気が引けた。
山を見、並木道を歩き、湖を眺めた時間がつい先ほどのことなのに、何故だか妙に懐かしく思えた。

リバーサルフィルムが消えた

明日は久しぶりに仲間と撮影会に出かける。
撮影用のリバーサルフィルムを写真屋さんに買いに行ったら取り扱いを止めていた。
別の写真屋さんは閉鎖になったし、デジカメ旋風が写真業界の様子を変えてる。
もう一軒有る写真屋さんもリバーサルは取り扱っていないので、我が家の近辺の写真屋さんでリバーサルフィルムを取り扱ってる店はなくなってしまった。
なんだか淋しいなあ・・・。
LPレコードがCDに変わってしまったように、カメラはデジカメに変ってしまうのかなあ。
仕方なく冷蔵庫を探したら保存してあるネガフィルムが出てきた。
有効期限2006-5のKONIKA MINOLTAのフィルムが混ざってた。貴重品や。
さて、明日の撮影会のイメージトレーニングをしよう。
琵琶湖岸で日向ぼっこしてビールを飲んでる姿がイメージ出来た。
イメージは完璧や。明日が楽しみである。

山菜獲り

ドライブを兼ねて山菜獲りに出かけた。
ワラビ、ゼンマイ、蓬、ツクシと、今は山菜の摘み頃でもある。
厄介だったのは、たらの木の芽、所謂「たらの芽」の摘み取りだった。
たらの木が持っている刺に悩まされながらも、枝の先に出てる芽を摘み取るのだが、たらの木が着けているトゲに摘み取り行為を妨害される。
それでも野生のたらの芽が欲しくて必死で採取した。
僕が子供の頃のツクシはもっと太かったと思うが、それでも野良仕事をするオバサンのあぜ道に群生していた細身のツクシを袋一杯摘み取った。
ツクシは袴を取り除かれ、頭をカットされてやっと食材に変身する。
どうやらその作業は僕の担当になりそうだ。
美味いものでもないが、ワラビもゼンマイもツクシも春の食材として食卓の話題になってくれる。
手足をトゲに刺されながらも採取した山菜なので、天ぷらにでもして食べようと思っている。

寝ずの番

昨夜のサヨナラ負けの鬱憤晴らしもあって映画館に出かけた。
マキノ雅彦（津川雅彦）監督の第一回作品「寝ずの番」である。
僕も死んだ時はあれぐらい賑やかに見送って欲しいなと思った。
思い出話に花を咲かせて大騒ぎして欲しい。
映画の中でも春歌・猥歌のオンパレードで学生時代のコンパを髣髴させた。
イッキ、イッキの掛け声だけの今の宴会には無い情緒があったなと。
新世界の映画館で見たので、久しぶりに飛田新地を歩く衝動にかられた。
艶っぽい話と馬鹿騒ぎに刺激を受けて青春時代が懐かしくなったせいかも知れない。
３時半だったが、早くも灯がともっている店が多かった。
店は昔と同じで、狭い土間に若い女の子とオバチャンが座っている。
開け放った土間は夜になれば寒いのか、電気ストーブと毛布がおかれている店が大半だった。
やり手ババアから「お兄さん、寄っていって」「３０分で１万円よ」などと声をかけられる。
その気の無いこっちは覗き込むのが気恥ずかしかったが、昔に比べれば若くて綺麗な子が多かったような気がした。
きっちり覗き込んでいたのだ。
昔の遊郭の名残を留めている数少ない場所ではある。
帰りの電車の車窓から通天閣が見えた。
そしたら、何故か中井貴一と堺正章の掛け合い三味線の春歌を思い出してニタリとしてしまった。
「チン〇、チン〇と、威張るなチン〇。チン〇、オ〇コの爪楊枝」
「オ〇コ、オ〇コと、威張るなオ〇コ。オ〇コ、チン〇の植木鉢」

渡真利さんが倒れた

やっとフテ寝から目覚めた。
昨日は午後から暴力団対策の講習に出かけてた。
法律、規則に携わる部署が主催だけに、全くの時間どおりの進行でビッシリの内容だった。
講習内容よりも、講習開場となった施設に驚いてしまった。
あれは大阪府の施設なのか、大阪市の施設なのか、兎に角立派な施設だった。
地方職員宿泊施設ｘｘ館なる建物もあって、どうやら福利厚生施設の一つらしい。
公務員は兎に角優遇されてると感じたのは民間人のヒガミか？

さて６時前に帰宅することが出来たので、今シーズン初めての阪神-巨人戦をNHKハイビジョン放送で試合開始から見ることができた。
なかなか緊迫したいい試合だった。
井川-上原の両エースの投げ合いは見ごたえがあった。
その緊張に耐えかねてか、主審の渡真利さんが試合中に倒れた。
井川が投げようとすると、矢野にかぶさるように倒れた。
渡真利は85年の優勝を決めた試合で、中西からゲームセットのボールを受け取ったファーストだったので、「オイ、どないしたんや！大丈夫か？」と元阪神選手に叫んだ。
どうやら不整脈だったらしい。

試合は４番李にサヨナラのホームランを打たれて負けた。
打てんかった打線にも責任があるけど、この試合矢野のミスリードが気になった。
変化球投げとけば軽く三振に取れるバッターに、ストレートで攻めてヒットを打たれてる。
井川が取られた１点も、二岡に打たれたタイムリーより、巨人の矢野に打たれたヒットがイカン。
巨人の１番矢野は、この日は井川にキリキリ舞や。
とんでもない高めのボールも振りに来てる。
こりゃ変化球を何処に投げても三振やと思ってたら、ここしか打てんというコースにストレートを投げさせて安打され、得点に結び付けられた。
決勝の場面も李に打たれる前の鈴木に投げたストレートがイカンがな。
矢野も、鈴木も大したバッターちゃうのに・・・。
久保田も相手をナメタんかな？
井川はえーピッチングやったから勝利をやりたかったな。
李の打球がレフトスタンドに吸い込まれた瞬間に虚脱感が押し寄せて何もする気がせん。
フテ寝するしかなかった。
そのフテ寝からやっと目覚めたところだ。

どないしたん、今岡は？

天気も回復し途中まではすがすがしい一日を過ごしていた。
午前中は昨日貰ってきた映画チラシの整理をし、午後は阪神-広島戦をテレビ観戦した。
試合開始から見ていたが、江草、黒田の投げあいで緊迫感のあるいい試合だった。
ゲームは２回に飛び出した濱中のホームランによる１点を守る展開だった。
この辺までは、本当にすがすがしい一日だったのだ。
ところが８回までスイスイと来た江草が、９回に犠牲フライを２本打たれて逆転負けしてしまった。
阪神が追加点を取っていれば楽勝の展開だったのに・・・。
２回もあった１アウト満塁に二度とも今岡が併殺打を打って一点も取れなかった。
２本の犠牲フライで２点を取った広島との差が出た。
それにしても今の今岡はヒドイ！
自信なくしてるわ。
バットの振りが鈍くて、ヒットが打てる気がせん。
９回の先頭バッターで出てきて、セフティーバントやってるようじゃイカン！
後ろの濱中も当たってるから、今のままでは５番で打線が分断されてしまってる。
次は中日２連戦、その次が首位を突っ走る巨人と激突や。
頼む！今岡！復活してくれ！！

久しぶりの映画

休日出勤が続いていたので、今日からは久しぶりの連休になった。
久しぶりの連休と言う事で、久しぶりに映画を見に行った。
ミニシアターでやってた「かもめ食堂」という作品だった。
整理券を貰うと５１番だった。
思ったより混み合っていて僕の両側も埋まった。
ミニシアターとは言え、ほぼ満席の状態だった。
どこで評判になるのか、この作品に観客が集まるのは嬉しい事だ。
久しぶりに映画館で映画を見たので気分的にスッキリした。
しばらく行ってなかったので、置かれているチラシはほとんど変わっていた。
２０作品ぐらいは有ったと思う。コレクターとしては嬉しかった。

映画館を出ると１２時を回っていた。
昼食は何にしようかと迷ってなかなか決まらない。
僕は食べる事になると、とたんに優柔不断になってしまうのだ。
安く上げようか、少し贅沢しようか・・・。
ビールでも飲もうか、定食＋ソフトドリンク飲み放題にしようか？
ご飯物にしようか、麺類にしようか？
ウロウロしている間に１時を回ってしまった。
結局ビーフシチューオムライス＋生ビールに落ち着いた。９９０円だった。

帰ってからは雨中の阪神-広島戦の勝利をテレビ観戦し、その後の夕食は季節物と言う事で、豆ご飯になった。
僕にとっては、貰ってきたチラシの整理は明日まで続く楽しい作業なのだ。
久しぶりに充実した一日だった。

花ちらし

花散らしの雨が降った。
昨日は満開の桜を眺めに行ったので、今日の雨はなおさら無情を感じる。
それにしても「花散らしの雨」とはよく言ったものだ。
そんな言葉の存在が素敵だなと思う。
日本人に生まれてよかったなあーと思うのだ。
満開の桜、その花を打ちつける雨。
雨に打たれて散り行く桜の花びら・・・。
花は桜木、人は武士・・・。

京都に桜を見に行ったのは一年も前のことだったのだ。
いろんな事を、自然の移り変わりという時間が覆い尽くしてくれている。
色んな悩みや苦しみがあっても、その大きな時間と押し止める事の出来ない季節の移り変わりが僕達を包んでくれているのだ。
いいなあと思う。
季節の、時間の移り変わりを感じる事が出来て・・・。

金本アニキが世界記録を達成！

休日出勤が続いていて、今日は久しぶりの休みだった。
映画にでも行こうかと思っていたが天気のよさに誘われて万博公園まで花見に出かけた。
午後から出かけたら万博の周回道路は大渋滞で、周回道路にさえ入れない状態だった。
迂回して逆方向から何とか周回道路に入ったが、駐車場は満杯で車が動かない。
これは手前のホテルの駐車場が正解とひらめいてそちらに入れた。
自然文化園は絶好の行楽日和もあってすごい人出だった。
鯉のえさも売り切れていた。

今日は阪神タイガースの主砲金本が全イニング出場の世界記録達成の日でもあった。
タイガースの結果も合わせて、そちらが気になりラジオ持参の散策だった。
リードすれども、先発の江草の調子がイマイチですぐに追いつかれる重たい展開だった。
気持ちは桜に半分、ラジオに半分だった。
濱中の活躍で終盤にやっとこさリードしたら藤川がリリーフに出てきた。
調子が上がっていない藤川なので心配はピークに達した。
こりゃ桜見てる場合ちゃうと、テレビ携帯のスイッチを入れた。
阪神ファンは何処にでもいるらしく、ベンチでラジオを聞きテレビを見てたら、「どないなってるん？」と赤の他人が寄ってくる。
「藤川出てきてピンチや」と言ってる内に三振、三振で切り抜けた。
「よっしゃー！」とベンチから飛び上がったら、周りの人たちに笑われた。
８回にラッキー含みの猛攻を掛けて最後は久保田が締めくくった。
テレビは金本に対するセレモニーを残して終了してしまった。
ラジオのボリュームを上げて、金本の喜びの声を聞いてたらジーンときた。
帰り道の桜も満開だった。

下柳５００試合登板

阪神タイガースの下柳が５００試合登板を白星で飾った。
金本も鉄人だが、下柳も鉄人だ。
数少ないヒーローインタビューへの登板もやってくれた。
去年のこと言うたら鬼が泣くかもしれんけど、なんせ去年は１６勝６敗で１０個も貯金させてくれた広島相手やから、今日も楽勝やった。
今シーズン初先発で６番に入った濱中が初回に３ランを放った。
軽く押し込んだだけやったのに、レフトスタンドまで飛んでった。
これでもう勝ちを確信したな。
濱ちゃんを先発に入れたら一発回答で、２打席連続ホームランや。
６番に一発が期待できるのが居てると打線に破壊力が出る。
濱ちゃんの長打力はやっぱし魅力や。
一人、赤星だけが蚊帳の外だったけど、阪神打線は打ちまくって１０点もとった。
花冷えして寒いのに、広島の選手は守ってばっかしで可哀想やった。
あんまり可哀想やから最後に１点だけやった。