シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

病は気から

2011年01月29日 | 映画
先日来から微熱、鼻づまり、咳と典型的な風邪の症状が続いている。
会社務めの頃は微熱などは、朝にあっても出社して仕事をこなしているうちに平熱に下がっていたものだが、今回はどうも抜けきらない。
やはり出社して仕事をこなさねばとの意気込みが熱を吹き飛ばしていたのだろうか?
なんだか体力の衰えを感じている昨日今日です。
時間だけはあるので先日BSで放映され録画しておいた薬師丸ひろ子特集を見た。
1981年の相米慎二監督作品「セーラー服と機関銃」、1983年の根岸吉太郎監督作品「探偵物語」、1984年の澤井信一郎監督作品「Wの悲劇」の3作品。
アイドル映画の割には少々荒っぽいところがあるものの結構きちんと作られていて面白かった。
さして美人ではない薬師丸ひろ子を発掘してくることに流石はプロだと感心する。
すごい演技力があるわけでもないのに妙な魅力を持っている女優さんだ。
二枚看板だった一方の原田知世さんよりは好きなタイプだ。
私生活では変な男と一緒になったために離婚の憂き目を見たが、「三丁目の夕日」シリーズなどでとぼけた味を出してくれていて嬉しい限りである。
さてさて、本日我が家の薬師丸ひろ子が友人の結婚式に出席するとかで、1歳7カ月になった双子の孫たちを連れて2週間ばかり帰ってくる。
大騒動の始まりで、少しへばっていて静かな家庭に嵐が巻き起こる。
天変地異の嵐と違って、こちらの嵐は楽しみな嵐である。
今から廊下を走り回る彼らの姿が目に浮かびウキウキした気分で、彼らに付き合うためには私の風邪の諸症状は取り払わねばならない。
その思いがきっと風邪を吹き飛ばしてくれるのではないかと思っている。
そうなったとしたら、やはり病は気からと言うのはまんざら嘘ではないのだということになる…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インセプション

2011年01月24日 | 映画
会社に行かなくなって今まで見ることがなかったテレビを見ることが出来るようになった。
一つはNHKの朝ドラで、今は「てっぱん」が放映されている。
最初のころに比べると面白くなくなってきたが、それでも朝の恒例行事となって相変わらずなんとなく見ている。
あとひとつは国会中継で、こちらの方は登場人物次第で変なテレビドラマより面白い。
今日は通常国会が開会し施政方針演説が行われた。
しばらく見ていたが、言葉の割には中身のない演説にうんざりしてきてTUTAYAで借りてきた「インセプション」を見ることにした。
昨年度見逃していた1本で、キネ旬の10位にランクされていたこともあって、TUTAYAの棚にズラリと本数が並んでいたので借りてきたのだ。
デカプリオ主演の映画にしては、夢と現実の世界を行ったり来たりする観念的な面もあってそれなりに面白かった。
渡辺謙が出てたのもプラス材料だったのかもしれない。
それにしても半年ほど前に見逃した映画が、DVD化されて見ることが出来るのは嬉しい事だ。
一昔前は小説などと違って、見たいと思っても見ることが出来ないのが映画だったことを思うと随分と世の中は変ったものだと思う。
見たい映画が見たい時に自由にテレビで見ることが出来る時代が到来するだろうから、僕が今録画している名作のDVDはまたもや不要のゴミとなってしまうのだろうな…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソーシャル・ネットワーク

2011年01月21日 | 映画
朝一番でハローワークの申請に出かける。
手続きが終わってすぐさま大日のワーナーマイカルまで駆けつけると、9:30からの「ソーシャル・ネットワーク」に間に合った。
館内に入るとすでに予告編が始まっていたが、平日の9:30で場所も大日とあって場内は薄眼にもまばらなことが判った。
見終わったときに数えると10名の観客だった。
観客がいないと盛り上がらない映画でもないので随分とゆったりとした雰囲気で見ることが出来た。
映画はソーシャル・ネットワークを立ち上げて億万長者となった若者の単なる成功物語ではなく、それをベースにした僕から見ると恐るべき世界の人間模様が描かれていて、今の時代の映画と言う感じだった。
映画を見ていてずっと感じていたのは"ハーバード大学"って、やっぱすごい大学なんだなあ…という印象と、ITの世界って若くしてとんでもないオタク天才がいて、とてつもない富を得ている奴がいるんだなあ…という、どちらも羨望に似た感覚だった。
だからといって主人公のような人間になりたいとは思わなかったけれど、才能も頭脳も金もない私には単なる負け犬の遠吠えとも取れる。
映画を見終わると12時前。
半券を表示すると提示すると卵がつけてもらえるラーメン店で780円のつけ麺ラーメンを食べて帰った。
私は億万長者の世界とは程遠い世界に生きている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海炭市叙景 (かいたんし じょけい)

2011年01月18日 | 映画
昨日は遅ればせながら千里中央にある「がんこ寿司」で新年会。
メンバーは就職をお世話になった元大学就職部のHさんご夫妻と在職時にお世話になったKさんと私の4名。
HさんとKさんは長年の友人なので、私は二人の策略によって就職先を決めたことになるのだが、当時の会社側と就職部の出来レースは私にとっては満足な社会人生活をもたらしてくれたとお二方には感謝している。
Hさんの奥様は元教員で校長先生も経験された見識豊かな方である。
気持ちもさっぱりした気風のいい方で、この歳になっても可愛がってもらっている。
いつまでたっても御両人にとっては私を面倒を見た相手といった気分でもあるのか、毎回HさんやKさんは御馳走してくれる。
昨日はHさん御夫妻が御馳走して下さった。
お二方とも株式投資を趣味の一つにされているが、リーマンショックで珍しく損をしたそうだ。
でも奥さまは「120万くらいだったらどってことないわよね」などと平然とおっしゃるので、私は遠慮なく甘えている。
Kさんは相変わらずパラグライダー三昧で、お正月は富士山で飛んでいたらしい。
来月はスイスまで飛びに行くそうだ。
早朝、甲子園浜で練習をしている人がいたらそれはKさんだと思う。

さて、私は昼ごろに家を出たのだが、約束の18時までは時間が随分とあったので九条にあるシネ・ヌーボまで「海炭市叙景」を見に行った。
この映画館はよくあるミニシアター以上に映画ファンによる映画ファンのためのミニ映画館といった趣で、客席もロビーも狭いがその壁面にはこの映画館を訪れた映画人のサインが所狭しと書き連ねられている。
故人となられた方々のサインも残っている貴重な壁面である。
昔この辺りに住んでおられたHさんの奥さまがかつての様子、特に松島遊郭の話を面白おかしく聞かせて下さったのは予期せぬ収穫だった。
映画は生きていく中で起きる哀しい出来事を5つの話で綴っているが、どんなことが有っても人は生きていかざるを得ないし、生きていけるし、また時間もそれを無視するように過ぎていくといった切ない物語だが、なんだかやけに余韻の残る映画だった。
一つ一つのエピソードに引き込まれて2時間半もあったとは思えなかった。
映画館を出ると昼ごろ少し緩んでいた寒さがすっかり元に戻っていたが、18時から始まった会食が僕を暖かくしてくれた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラパゴス

2011年01月14日 | グルメ・他
家電量販店に行くことが有って、事のついでにメディアタブレットのGALAPAGOSを手に取ってみた。
もう少し読みにくいものかと思っていたが案外と読みやすかった。
モバイルモデルはポケットにも入るとなっていたが、それは大きさのことでそうするには少し重いと感じた。
ホームモデルはノートパソコンじゃ駄目なのとの疑問がわいた。
コンテンツは充実しつつあるようだ。
雑誌購読や新聞購読にはよさそうだが、僕は書物をこれで読みたいとは思わなかった。
基本的に僕はアナログ人間なのかも知れない。
試しにモバイルモデルで「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んでみたが、この手の作品では違和感がなかった。
でも書斎の本棚に並ぶ背表紙を眺めたいし、パラパラとページをめくる感覚も味わいたい。
ビジュアル的にページをめくれてもそれはちょっと違うんだなあ…。
機能的にあるのかもしれないが、一気に目的ページを開きたいし…。
やはりアナログ人間なのかなあ…。
面白いのはその販売方法で、現物は店頭で販売していない。
店頭では購入申込書をもらいそれを郵送する。
インターネットでの申し込みにはそれに記載されているキャンペーンコードが必要で、それが店舗の売り上げとなるらしい。
巨大書店がオープンし古書店もチェーン化してきて、店番の主とよもやま話が出来る書店は無くなっていくのだろうなと思うと少し寂しい気がする。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キネマ旬報ベストテン

2011年01月13日 | 映画
キネ旬のベストテンが発表されました。
(ランキングはブックマークのフィルムセンター内Newsを参照してください)

10位に入っていないけれど僕が見た中でぜひ推薦したい2010年度作品が有ります。
邦画では「春との旅」「酔いがさめたら、うちにかえろう。」の2本。
洋画では「瞳の奥の秘密」「闇の列車、光の旅」の2本。

昨年度も未見の作品が随分と出てしまったなあという感じです。
回顧上映がそろそろ始まると思いますので捜し当てて何とか見たいと思っています。

今日は久しぶりに喫茶店に行って読書します。
正月気分も抜けてきて平常モードに入りつつあります。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご寺院様のお葬式

2011年01月10日 | グルメ・他
檀家としてお世話になっている御住職がお亡くなりになった。
お元気な頃は母の月命日にお参り頂いていて、「男はつらいよ」のご前様を髣髴させる風貌で、なんだか偉そうだなといった雰囲気をお持ちの方であった。
母の戒名も付けてもらった。
浄土真宗には位牌はないので、その戒名は故住職の手で過去帳に記載されている。
葬儀の折には、棺の蓋の裏にも毛筆でその戒名を書いて頂いたし、お墓への入魂にも来て頂いた。
畑仕事にも勤しんでおられたが、その姿を拝見しなくなって随分となっていた。
99歳での大往生であった。
今は御子息だったり、お孫さんだったりに、月ごとのお勤めに来て頂いている。
昨日はお通夜で大勢のお参りであった。
御住職の通夜とあって大勢の僧侶の姿も見受けられ、本堂の廊下で読経をされる姿も垣間見れた。
村の主だった人たちが受付を始めとして葬儀のお手伝いをされて賑やかなお見送りとなっている。
今日は告別式で、私もお見送りに出かける予定である。
生は苦との戦いでもあるから、それから逃れる死は案外と楽なものなのかもしれない。
そんな大往生をお見送りしたいと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キック・アス

2011年01月06日 | 映画
今年最初の映画は「キック・アス」。
アメリカン・コミックの世界で、アクションヒーロー映画である。
設定はユニークで笑えるところが満載。
スーパーマンのナレーションもどきで始まったかと思えば、音楽も心ウキウキさせ西部劇からプレスリーまで聞かせる。
真面目に撮ってるかと思いきや不真面目になったり、正義と悪、残虐かと思えば可愛らしさ有りで、今年のスタート映画としてはもってこいの映画だった。
(詳細はhttp://www.d3.dion.ne.jp/~masaji.s/に間もなくアップします)
9:50の回だったが年齢層が結構高かったのには驚いた。

上映館であるテアトル梅田を出た目の前に先日オープンしたばかりの日本一の書店「ジュン堂梅田店」があるので立ち寄ってみる。
広さは堂島の本店の方があるが、こちらは地下1階、地上7階と高さもあるので取り扱いの冊数は非常に多い。
映画コーナーの棚も充実していた。
スポーツの野球コーナーには流石に大阪とあって阪神タイガースのコーナーがあった。
紀伊国屋よりは探しやすいし空いているので立ち寄るには丁度良いと思う。

丁度昼時となったので地下街の串カツ屋に寄ってみた。
しばらくすると隣の席に老婦人の3人組が座られた。
ナマ中を頼まれて「お誕生日おめでとう」と乾杯された。
「私たちも長生きしましょうね」と残りの二人も声を合わされた。
元気だ!
前の席は中年婦人の二人組で、こちらは串カツを度々追加されていた。
レンコンなどを注文し「野菜やから体にええわ」と言っているが、それだけ食べたら体に良いとかの問題ではない筈だ。
私と言えば、串カツを一口食べると、食べ放題のキャベツを二切れ、ビールを一口といったペース。
案外と健康的だったかもしれない。

食事も終えたので阪神百貨店の食品売り場を通り抜けて北新地駅に向かうが、夜の一品にと「カキのてんぷらにごうぼうのマヨネーズあえ」を買ってしまった。
最寄駅に着くと駅前から琴の音が聞こえてきた。
久しぶりに梅田をうろついて運動したこともあって、優雅な調べを聞くと足取りは軽くなったが、財布の中身も軽くなっていた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初詣

2011年01月05日 | グルメ・他
2日にチビ達が東京に帰りすっかり静かになってしまった。
三が日も過ぎたので神社界隈の道路も空いているだろうと近くにある石切神社まで初詣に出かける。
お参りの前に神社前の食堂に入り昼食として「おたのしみセット」を注文(1000円)。
うどん、玉丼、吸い物、天ぷらにコーヒーがついている。
帰りに期限なしの割引券2枚(200円分)と、お土産に「ふりかけ」をくれた。
だったら値段を850円くらいにしてくれた方がありがたかったけど…。
お札は破魔矢と大幣の二種類があるがどちらも2000円。
破魔矢は厄除け、大幣は健康祈願となっているので大幣を授かって参道の商店街を散策。
門前町の様子を残し、懐かしさを感じる店なども混じり大変な賑わいである。
ここの参道には占いの店が20数軒はあろうかと思われる占い銀座でもある。
それぞれの占いの館には相談されている方が結構おられて、面白半分なのか、本当に悩み事があるのか知らないが誰もいない店は珍しいくらいだ。
参道を登って近鉄駅に向かわないでガードをくぐってさらに登って行くと上之社にたどり着く。
こちらにお参りされる方は数少ないのだが、私たちは毎年こちらもお参りする。
願い事がかなった方がお礼にピンク色した陶器の小さな亀を返す池もある。
再び賑やかな参道の店をひやかしながら下りていく。
お漬物でも買って帰ろうかと立ち寄ってみたが、去年より2割ほど売れたとのことで品切れ状態の物もあった。
次回は6日に入荷とのことで今回は購入をパス。
参拝の人出は少なくなっていたが、小さなお店ばかりなのでどの店も商売繁盛状態。
途中で甘酒でも飲もうかと思ったが席が空いてなくて今年は寄り道なしとなった。
帰ってお正月の残りの茶菓子などをつまんで日本茶でくつろぐ。
実に平和な正月で今年もスタートした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする