シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

松帆の郷

2013年03月28日 | グルメ・他
娘が孫達を連れて帰省している。
この孫達は義母の生まれ変わりの様なところがあったのだが、お墓の所在地が淡路島ということもあって、長く墓参が出来ていなかった。
今回機会を設けて先日墓参を済ませ、双子の兄弟が無事生まれたこと、今春には入園する運びとなったことを報告したのだった。

家人の出生地でもあるので、親しくしている友人宅も訪問。
建具を製作されているが、先祖伝来の農地もあって百姓仕事もされており、帰りには採りたてのキャベツを8玉も頂いた。
さすがにそれだけを我が家だけで消化することはできず、親しい人たちのおすそ分けした。

再会をやくして別れたが、そこからは15分ほどのイングランドの丘に立ち寄り孫たちにコアラをみせてあげた。
彼等はコアラより、1周700円のゴーカートや、20分300円のおもしろ自転車の方が楽しかったようである。
800円の入園料にそれぞれのアトラクションの利用料を加算すると、はたして安いのか高いのかわからないが、地方によくあるテーマパークの一種ではあった。
この時期の開場時間は17:00までなのでその頃まで居て、その後明石海峡大橋が望めるスーパー銭湯の松帆の郷へ向かった。
入浴を済ませ、食事を済ましておけば、車中で子供たちが眠りについてもそのまま寝かしつけられるので都合がいいのだ。

松帆の郷はごく普通のスーパー銭湯であるが、明石大橋が望めることだけが素晴らしい施設だった。
露天風呂からは潮風を感じながら展望できるので、これからはいい季節になってくるかも知れない。
食堂はフードコーナーとレストランに別れていて、レストラン側は少し値段が高いメニューになっている。
入口のメニューリストには、ネットで調べておいた「淡路牛丼」がなかったのだが、店員に確認すると有るとのことだったので私はそれを注文(画像のもの)。
淡路牛に淡路島産のレタスと白ネギが乗った一品である。
いろいろメニューをかえて注文したが、結局この「淡路牛丼」が一番美味しかったように思う。

それにしても、次から次へと予定が詰まった忙しい墓参りとなった。
折角交通費を使ったプチ旅行だからと、ここでも貧乏人根性が出た結果であった。
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愛、アムール

2013年03月20日 | 映画
またチビ達がやってくる。
メールのムービーやら、スカイプで見ている分には少しは大きくなったと感じるのだが、久しぶりに会ってみるとまだまだ小さい事を実感し、またその小ささが可愛いと思わせる。
まったくもってジジ馬鹿になってしまった。
どういうわけか、子供というものはラムネだのグミだのゼリーやヨーグルトが好きなようで、ジジ馬鹿ついでに折角帰ってくるのだからとヨーグルトを買い出しに梅田の百貨店まで出かけた。
すねるといけないので、母親(娘)も食せるようなグレードをと思うと大阪市内まで出ないと思ったものがない。
2週間弱は滞在するので、出かけたついでに映画を1本見ておいた。
半月ばかりは幼児の遊び相手に専念だ。

映画は「愛、アムール」。
いい映画だった。
思うこともあり、思い起こすこともあり・・・。

寝たきりの祖父母の介護は、子供だった私を含めて家族全員での介護だった。
田舎の百姓家だった我が家では叔父夫婦もいて、社会風潮やら対応できる人数やらで、今とは違った介護状況だった。
母の介護は私たち夫婦だけになった。
完全看護ではない近くの病院に入院した為、意識がもうろうとなってからは流石に家族だけでは手に負えず家政婦さんに来てもらった。
最初に来てくれたのは若手の家政婦さんで、流石に手際は良かったが反面手荒かった。
母に意識があれば文句を言っていたかも知れない。
二人目の家政婦さんは年輩で、母とも年齢は近かったと思われる。
そのせいもあって、意識の無い母にもやさしく接してくださった。
最後があの家政婦さんで良かったと思ったものだ。
映画では、そんなことを思い起こさせるシーンもあって、エピソードは実に丁寧に描かれている。
私たち夫婦にもまだまだ先の話とは言っておれない切実な内容だった。
でも、なぜか暗い気持にはならなかった映画だったな・・・。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
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遺体

2013年03月15日 | 映画
東日本大震災から2年が経ち、「誰も守ってくれない」の君塚良一作品とあって、過日「遺体 明日への十日間」という映画を見に行きました。
あの日の遺体安置所の様子を描いたドキュメント風な映画でしたが泣けました。
これも事実の中の一つの真実として見ましたが、作品としての出来不出来を飛び越えて泣けました。
対応する人々、世話をする人々、遺族の方々、皆頑張ったんだなあと目頭が熱くなったのです。
テレビでは2年たった被災地の様子が各局で繰り返し流されていましたが、随分と経ち遅れていると思われます。
大都市直下型の阪神淡路大震災と比べると、広域の地方都市を襲った津波による被害が甚大な東日本大震災は比較のしようがありませんが、それでも復旧復興に1年は遅れているのではないかと感じさせられます。
頑張った人々の様子を見せられると、時の政府の指導力の無さ、政局にうつつを抜かした政権への苛立ちが再燃しました。
Hさん、Kさん、政界から消えたください。
Aさん、独裁的な指導力を発揮して復興を進めてください。
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ホワイトデー

2013年03月14日 | グルメ・他
今日はホワイトデー。
業界のお祭り騒ぎに乗せられて、昨日出かけたついでにスイーツを購入。
売り場は大変な賑わいで、ご主人に頼まれたのか、前に並んだご婦人は合計8個も購入されて1万円近くも払っておられた。
普段販売されている牛めしもラベルを変えて、ホワイトデー牛めしとして呼び込みをしていた。
売れるとあれば何でもありの世界だ。

私は先日テレビで紹介されていた、青の記憶ムッシュマキノのプティマドンナを購入。
どうも最近、テレビで取り上げられたりするとつい購入してしまうようになった。
主体性がなくなってきている。
売り場を探すのに苦労して、発見した後は少しばかり並んで上記のホワイトデー限定商品を購入したのだった。
ブタ、クマ、ウサギを型取った小さなチョコレートがソフトクリームもどきで、小さな箱に入っていて1,260円だ。
「大変デリケートなお菓子ですので、箱を傾けずにまっすぐお持ち頂き、開封の際は、フタを真上に持ち上げてお開け下さい。」との注意書きがあったが、そんなことはお構いなしに開けた家人は、転げ落ちた頭をパクリと口に入れ「甘いなあ~」と一言。
今のは何だった?と尋ねると「知らん」とは冷たいお言葉。
ホワイトデーのお返しをする相手が家人だけとなった寂しい私は、ひたすら家庭円満を願って今日も頑張っております。
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横道世之介

2013年03月08日 | 映画
「南極料理人」「キツツキと雨」の沖田修一監督作品と言うことで「横道余之介」を見に行きました。
前作はちょっと面白い映画で、ひそかに沖田監督の大ブレイクを期待していたのです。
期待を裏切ることはなかったけれど、僕の中では大ブレイクとまではいきませんでした。
でもこれが沖田監督の作風なのかも知れません。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)

僕は尿崩症という病を抱えておりまして、ホルモンの加減で水分が尿として排出されてしまうのです。
デスモプレッシンというホルモンを補う薬がありまして、日常生活は随分と楽になりましたが、それでもこの作品の様な長尺になってきますと、始まる前からトイレが気になってしまいます。
出口に近い通路側を希望しましたが、空いていたのは随分と後ろの方でした。
どちらかと言えば真ん中より少し前の方の席が好きなのですが贅沢は言えません。
予告編が始まると、早く終わってくれないかなと念じます。
もう何回も見た予告編が上映されると不快感が生じてきますので目を閉じて精神を落ち着かせます。
僕にとって映画鑑賞は行の一つでもあるのです。
ありがたい修業です。
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ワイン記念日まで頑張るぞ

2013年03月07日 | グルメ・他
昨日は定期検査の日で病院を訪問。
この日は検査日と言うより私たち夫婦の結婚記念日であった。
出かけたついでに映画を2本見て、帰りに阪神百貨店でタラバガニのパックを購入。
正月にカニを食べたいと言っては毎回却下され牛シャブをしぶしぶ食べている家人に、今日こそはカニをと所望されていたのだ。
ちょっと足りないかなと、最寄駅近くのローカル百貨店にてカニしゃぶ用のズワイガニを買い足し、さらに具材を購入して帰宅。
カニは随分と久しぶりの食材である。
身離れも良くて堪能したのだが、私としては茶碗蒸しを添えてメニューを豊富にし、最後には雑炊とお漬物を食べたい気分だったのだが、いづれも家人に却下された。
ここで我意を通さないのが36年も続いた秘訣だったと思うのである。
義息のお祝いメールで、欧米では85年周年のワイン婚が最後だと教えてもらったのだが、最後がワイン婚なんて随分洒落たことをするものだと感心したのだが、85年もたてば一体何歳になっていることやら。
100歳は優に超えていることになるわけで、なかなかワイン婚を祝えるものではない。
そこいら辺りが洒落ているところで、あちらのセンスをうかがわせる。
さて我が家だが、最後に先日来保存されていたマダムシンコのマダムブリュレをデザートに食した。
流石にこれだけ食べると食べすぎ感があった。
よって、今日は昨日の残りで軽く雑炊になることと思う。
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原作は宮本輝

2013年03月01日 | 映画
ちょっと間が開いていた映画を見に出かける。
時間の接続がいいのでキャスリン・ビグロー監督の「ゼロ・ダーク・サーティ」と、成島出監督の「草原の椅子」を立て続けに見た。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)

「草原の椅子」は宮本輝氏原作なのだが、僕は宮本輝原作と聞くと条件反射的に小栗康平監督作品の「泥の河」を思い浮かべてしまう。
「道頓堀川」や「蛍川」あるいは「優駿」など思いつく作品もポンポンと出るのだが、どうしても「泥の河」となってしまう。
今回も見終わって心の中での第一声は「ああ、やっぱし宮本輝は泥の河だな」だった。
西村雅彦さんのやった富樫という人物に大阪弁をしゃべらせる必然性はなかったのではないかと、変なところが気になった。
聞いていて、そのイントネーションの微妙な違いが引っ掛かってしまうのだ。
方言はどんなに指導を受けても難しいものだと思う。
しみついたものだけに大事にしなくてはいけないとも思う。
うちの孫達は我が家に長期滞在した後は、少なからず大阪弁を身につけて帰って行く。
東京では時折発する言葉で、ちょっとした人気者だそうだ。
がんばれ!チビたち。
東京モンに負けるな!!
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