シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

宇治といえば平等院

2007年03月24日 | グルメ・他
フォトクラブの例会で京都の宇治まで出かけた。
宇治といえば平等院なので開門時刻に宇治駅に集合して訪ねたが、早朝の人気の少ない境内は趣があって心が洗われる気分だった。
生憎の曇り空で天候はイマイチだったが、それでも天ケ瀬ダムまでの渓谷沿いを歩いていると清々しい気持ちになって、そこでも体の中が洗われる気分に浸ることが出来た。

"昼食を11時台にとった時は当り"のジンクスがあるので、今日もそれを守ったがハズレだったかも知れない。
宇治だけあって、茶ソバとかお茶のふりかけご飯など、竹コース(3,675円)のお茶を使ったメニューには満足したのだが、店員さんはハズレだった。
塔の島に掛かる喜撰橋のたもとにある喜撰茶屋さんは、「わが庵は都のたつみ鹿ぞすむ世をうじ山と人はいふなり」と読んだ喜撰法師にちなんだものか、あるいは単に喜撰橋にちなんだものかは知らないが、おばさんばかりのホール係りの一人はひどかった。
席についたら、ペーパーのお絞りを投げつけられた。お茶と湯飲みをドンと置かれた。
言葉にすればそんな感じで、「お客にそれはないやろう」と囁きあってビールを注文すると返事して貰えなかった。
今の注文は通ったのかと不安に思っていると「すみませーん、ビール2本」と叫んでた。
僕達、嫌われてたの?

お店を出て平等院表参道にある「喫茶あずまや」でコーヒータイムにした。
こちらは民家の応接室を喫茶ルームにしている素敵な喫茶店だった。
したがって、まるで知人宅を訪ねるように玄関を開けて、靴を脱いであげていただくことになる。
一緒に行ったK君は玄関で靴を脱ごうとして両足がつったとかで、応接室の入り口でしゃがみ込んでしまった。
オイオイ、応接室とは言ってもくつろぎすぎやろ・・・。
庭は広いし、かなりの資産家だと思うが、その資産家オーナーのオバサンは「20年くらい前からやってます。庭の手入れや草引きなど何もかも大変です」とおっしゃるが、まんざらでもなさそうだった。
僕は、平等院よりもこちらの店の方が感激した。

帰り道に有った観光協会で宇治市のポスターを頂いた。
貼ってあったポスターが3点あって、そのどれもが素敵だったので事務員の女性に「一枚頂けないでしょうか」とお願いしたら頂けた。
ダメもとでお願いしたら頂けたので、調子に乗ってもう1点をお願いしたら「これは今年の分なのでダメです」と丁重に断られた。
貰い損ねたポスターは来年訪ねてお願いしたら頂けるかも知れない。

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お彼岸の中日

2007年03月21日 | グルメ・他
今日はお彼岸の中日で、昨日までの冷え込みが嘘のような好天だった。
私が関係する繊維業界では今年のような2月と3月が逆転したような気候は本当に困る。
天候に売れ行きを左右されるような商品計画や販売計画は良くないのだとの意見はあるものの天候の影響は大きい。
このまま一気に春から夏に向かって欲しいものだ。

天気に誘われたわけではないが、お彼岸と言う事でお墓参りをした。
流石にお彼岸だけあって、普段は空いている駐車場は満車で、臨時の場所に車を止める事になった。
霊園は一歩足を踏み入れるとお線香の匂いが立ち込めていた。
墓標の掃除をして近況報告をして、そして周りを見渡すと、あちこちのお墓から線香の煙が濛々と立ち昇っている。
そんな光景を見ると何だか日本人を感じてホッとしてしまう。
霊園内の家紋が彫られた石塔にはお花だけではなく、お酒だったり、お菓子だったり、おもちゃだったりが供えられている。
それぞれの家族の思いが伝わるようで、ホッとするのは雑念のない自然な気持ちになっていくのを感じるからだろうか。
数多の人の人生を感じさせる「気」の存在がそんな風にさせるのかも知れない。
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善き人のためのソナタ

2007年03月18日 | 映画
今日はノンビリと散髪に行った。
顔のマッサージなどを受けて心地よかった。
昨日は久し振りに一日中出かけていたので今日は静養の日なのだ。

昨日は8:20頃に家を出て、先ずはシネリーブルまで「善き人のためのソナタ」を見に行った。
今年のアカデミー外国映画賞を受賞したドイツ映画である。
オープン前に着いたのでチケットを求める人が10人ほど並んでいた。
9時半にチケット売り場がオープンしたがボクの整理券Noは1番だった。
と言うことは前の人は皆もう一館の「キトキト」の方だったのだ。
時間が有ったのでロビーでチラシを集め、1階上のガーデンシネマのロビーでも映画チラシを集めた。
最近はアメリカ映画に飽きてきて、フランスやドイツなどの映画のほうが面白いと感じている。
映画は1984年、壁崩壊前の東ベルリンでの国家保安省(シュタージ)局員の盗聴を通じた人間兼政治ドラマだったが、もう少し心変わりの緊迫感と盛り上がりがあればもっと面白かったのにと感じた。
(詳しくは http://www.d3.dion.ne.jp/~masaji.s で)

見終わると1時だったし、地下のレストランが空いていたのでチラシを整理しながら昼食をとった。
サラダバイキングもあったのでビールを飲みながら1時間ばかりかけて食事した。
家内から北新地まで着ているとのメールが入ったので待ち合わせて二人で夕食をとることにした。
時間が有るので富士フィルムのギャラリーで写真展を見てから喫茶店で少しばかり読書した。
なかなかリラックスできた午後だった。

夕食は新世界で串カツを食べる事にした。
新世界の串カツ屋はたくさん有って名物になっているし、24時間営業の店もある。
通天閣にいるビリケンの模造を看板代わりに出してる店もある。
二人でたらふく食べて飲んで3,600円だった。
ひっくり返したチュウハイの一杯分が含まれているので安いものだ。

家人は子供と買い物をしていたらしく、娘の元気な様子を聞き安心した。
その気持ちが現れたのか、帰宅して入浴する時に私は無意識で口笛を一つ吹いたそうだ。
時間は9時を回っていた。
だから昨日は一日中出掛けていた事になる。
だから今日は静養なのだ。

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華麗なる一族

2007年03月11日 | 映画
テレビドラマで「華麗なる一族」をやっているので、ビデオで撮り溜めしてあった1974年の映画版を見た。
山本薩夫監督の手になる3時間半に及ぶ大作だ。
これは同じ年にテレビドラマ化されているので、テレビドラマ化は今回で2回目となる。
今回のはどうも軽い気がするのだ。
主なキャスティングを放映中、映画版、74年テレビ版と比較してみよう。

(万俵大介)・・・北大路欣也 * 佐分利信 * 山村聰
(万俵鉄平)・・・木村拓哉  * 仲代達矢 * 加山雄三
(万俵寧子)・・・原田美枝子 * 月丘夢路 * 久我美子
(高須相子)・・・鈴木京香  * 京マチ子 * 小川真由美
(万俵銀平)・・・山本耕史  * 目黒祐樹 * 林隆三
(三雲祥一)・・・柳葉敏郎  * 二谷英明 * 池部良
(万俵早苗)・・・長谷川京子 * 山本陽子 * 柏木由紀子
(美馬中)・・・・仲村トオル * 田宮二郎 * 佐藤慶
(美馬一子)・・・吹石一恵  * 香川京子 * 三ツ矢歌子

出演者の年齢が主演の木村拓哉に合わせた格好で、3作品の中では一番若い構成だ。
それが重厚感を欠いている原因の一つでもあると思う。
柳葉敏郎の三雲頭取はどう見ても若すぎる。
今回万俵大介役の北大路欣也が映画版では二女・一子の恋人役(一之瀬四々彦)で出ているので、時代を感じる。
また今回は原作どおり、稲森いずみが鶴田芙佐子役で出ているが、映画はこの役目を三雲の娘として大空真弓にさせていた。
ボクは女将が先代の愛人だった設定より、映画版の設定の方が好きだな。

テレビで高視聴率を取っているのでTVドラマ大ヒット放映記念として、3/31から高槻松竹セントラルで74年の「華麗なる一族」が特別上映されることになった。
映画のラストはなかなか良かった。
無力な妻を演じた月丘夢路の変身振りに女の恐ろしさを感じたのは今も変わりはなかった。
山崎豊子さんの原作になる本作のモデルは神戸銀行と太陽銀行。
現実は太陽神戸銀行となり、太陽神戸三井銀行、さくら銀行、三井住友銀行となっていく。
阪神特殊鋼は山陽特殊製鋼がモデルといわれている。
それにしても、「華麗なる一族」も「沈まぬ太陽」もひどい会社がモデルだなあ・・・。
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さくらん

2007年03月11日 | 映画
先週は結婚記念日週間だったが、私の体調不良の為に静かな一週間になってしまった。
昨年度は外食に出かけたが今年はそれも出来なかった。
少し後遺症が残っているような気もしたが、熱の元を追い出すつもりで梅田まで映画を見に出かけた。蜷川実花監督の「さくらん」だったが、劇場は丁度よい混み具合で、ボクの両サイドには観客がいなくて、荷物も置けたし肘掛も両方とも利用できたし、ノンビリと見ることが出来た。
もっとハチャメチャに作られているのかと思っていたが、案外とまとまった仕上がりになっていた。
(詳しくは http://www.d3.dion.ne.jp/~masaji.s で)
赤を基調としたポップな色使いはフォトグラファーとしての蜷川さんのものなのだろう。
最近は女流監督も増えてきて、昨年度の西川美和監督は発見だったし、奈良では地元の河瀬直美さんの特集上映が催されているようだ。
もっとも、今回は蜷川実花さんを期待したのではなく、「下妻物語」でイチゴをやった土屋アンナさんが気に入っていたので、久し振りに彼女をを見に行ったのだ。
動機が動機なのでそれなりの満足感をもって見終わった。
ロビーで資料集めをして、帰りにナビオTOHOに寄ってみたが、こちらのロビーは子供たちで一杯だった。
一番大きなスクリーンのシアター前に行列が出来ていた。
ドラエモンの底力はスゴイ!
親子4人連れなどが見受けられ、興行成績の上位に毎年アニメが顔を出すのが実感できた。
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鼻トールメントール

2007年03月08日 | グルメ・他
久方ぶりに体調を崩した。
どうも体がだるいなと思っていたら、鼻づまりでオマケに咳がでだした。
さてはインフルエンザかと思ったが、さして熱が出るわけでもなかったので単なる風邪かと2日ほど過ごしたが、ついに昨日は38度を越す熱が出た。
発熱はボクが持っている抗体が外敵と戦っている証拠なので、そろそろ良くなるかと楽観視していた。
案の定と言うか、不思議なものでと言うか今朝は体のだるさが取れていた。
食欲は相変わらず回復していないし、症状も大して変化は無いが、山は越えたと言う気がする。
鼻づまりの解消に森永製菓から出ている「鼻トールメントール」というキャンデイを舐めてみたが強烈だった。
「刺激が強い為、注意してお召し上がりください」との注意書きがあったが、その刺激のために鼻づまりは一時直ったような気がしたし、季節限定商品らしいこの商品の発見で何かの折の話のネタが一つ増えた。
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桃の節句

2007年03月04日 | グルメ・他
暖かい桃の節句だった。
玄関に生けてあった桃の花も散ってしまった。
昨日は「蒼き狼」などというつまらない映画を見てしまってガッカリして帰ってきたら、家人が桃の節句だというので散らし寿司を作っていた。
我が家の座敷も客間でなくなって生活空間となってしまったので、七段飾りも飾らなくなって久しい。
余った散らし寿司を今日の昼も食べた。
食べ過ぎたのでメダカの水槽を掃除して、散歩がてらに古本屋を2軒歩いて回った。
2件ともコミックのコーナーがやたらと拡張されていた。
加藤廣氏の「秀吉の枷」が上下巻揃っていたので、それを買って帰ってきたら薄っすらと汗がわいていた。
来週は「さくらん」でも見に行ってみようかと思っている。
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