シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

今年も花見はバーベキューで

2016年03月31日 | グルメ・他

孫たちがやって来ていて、恒例となった春のバーベキュー大会開催。
今年は気温は高かったが曇り空で少し風がある天候。
桜の花は満開とは言えずちょっと淋しい花見となった。
平日とあってバーべーキュー広場はゆったりとしていた。
シートを敷いて、簡易テントを設置、バーベキューセットを組み立てる。
初めての時は点火に失敗したが今年はそれにも慣れたので無事スタート。
食べ過ぎ、飲み過ぎ状態。
ザリガニ捕りやメダカ捕りをせがまれたが、まだそれには時期が早すぎてお目にかかれなかった。
趣を変えて、ビッグラケットによる野球をやった。
大人チームはボロボロである。
子供たちは元気だ。
最後にサヨナラヒットを打たれてゲームセット。
疲れ切ったのでこの日はスーパー銭湯へ。
源泉かけ流しの湯があるところで、夕食も済ませて帰宅。
あとは寝るだけけ…上の二人と川の字になって安眠。
お腹の肉がだぶついてしまった。
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菜七子さんの初勝利

2016年03月26日 | 映画
日本中央競馬会に16年ぶりに誕生した女性ジョッキー藤田菜七子さんが、公営競馬でとは言いながらも2勝を挙げて大人気である。
今週の土日は中山競馬に参戦し、JRA初勝利を目指しているらしい。
彼女目当てで観客は増えているし、馬券の売り上げも伸びていると聞く。
ヒロイン誕生をうかがわせるし、活躍してほしい。
競馬とは40年近くご無沙汰であるが、時々封切られる競馬を題材とした映画は見ている。
何百キロものソリを曳き障害を越える輓馬(ばんば)のレース“ばんえい競馬”を舞台にした根岸吉太郎監督の「雪に願うこと」があった。
ゲイリー・ロス監督の「シービスケット」というノスタルジックな競馬を描いたアメリカ映画も見た。
杉田成道監督の「優駿 ORACION」も思い出す。

「雪に願うこと」では、ばんえい競馬の厩舎や雪景色、早朝の追い切りの競走馬のシルエット、馬体から湧き上がる湯気など幻想的な風景を写しながら、人々のささやかな希望を描いていく。
ささやな生き方とささやかな希望が時折語られて、少しばかりのアクセントになっていた。
力むことなくサラリと語られるのだが、その手法が最初から最後まで貫かれているので、見終わってからもじわじわと味わった感動が押し寄せてきた作品だった。

この手の映画を作らせると流石にアメリカ映画界は懐が深いと思わせ、キャストのみならず、脚本、撮影とスタッフなどに人材の豊富さをうかがわせたのが「シービスケット」だ。
映画は大恐慌と並走するように進行していって、人々は一夜にして財を失い路頭に迷う人も出てくる。
家族が離散せざるを得ない人も出てくるし、生きていくために金になることなら何でもやらないといけない時代だ。
やがて人々はシービスケットの活躍と歩調を合わせるように再生していく。
実話をもとにしているらしいが、当時の人々がシービスケットに夢を託した気持ちは我々にも理解できるものがある。
封切時の僕の感想文を再読。
主人公は怪我したシービスケットを再び馬に戻すと言うが、それは恐慌にあっても強いアメリカを取り戻した事があると米国民を鼓舞しているように感じたのは僕の深読みかな?とある。

「優駿 ORACION」は3本の中では一番出来が悪い作品だと思うが、一番観客を集めた作品だったように思う。
ヒロイン斉藤由貴の大きな瞳が印象的で、オラシオンがダービー制覇をして1着でゴールするシーンは迫力に欠けるが、それでも競馬ファンが一応の納得をきたせるドラマにはなっていたと思う。
懐かしい。
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博士の愛した数式

2016年03月25日 | 映画
今日は2016年度プロ野球の開幕日である。
阪神は京セラドームに中日を迎えて戦う。
メッセンジャーの先発で、若い選手の活躍が期待される。
オープン戦では新人の高山が六大学記録が伊達ではない非凡なバットコントロールを見せてくれた。
高卒3年目の横田(父上は元ロッテの主軸打者)の飛躍も期待される。
新しい芽が育つのが楽しみだ。

主人公が阪神ファンと言う映画を思い出した。
小泉堯史監督の「博士の愛した数式」である。
80分しか記憶が続かない初老の天才数学者と一組の母子の心温まる交流を優しく描いた作品だ。
28=1+2+4+7+14
1+2+3+4+5+6+7=28
28は30個ほどしか見つかっていない、自身の約数を全部足すと自身になる完全数の一つで、阪神タイガースのエース・江夏豊の背番号だと言うのがいい。
11は素数で美しい素数で村山の背番号だと言うのもいい。
野球の応援に行った博士が、16番の背番号を見て、岡田と言わずに三宅と言うのもいい。
博士とルートと同じ阪神タイガースのファンである僕は、そんなセリフがあるだけで満足してしまった。
素数、完全数、友愛数、階乗など、難しいことも博士がやさしく語ってくれる。
しかも、大人になって数学の教師になった少年が、生徒たちに語るという物語の設定なので、なおさらわかりやすくなっていた。
僕は数学は(も)苦手だったけど、こんな先生だったらもっと数学が好きになっていたかも知れない。
すぐに記憶を失ってしまう博士、そして彼の奇行の数々に、観ていて自然に笑ってしまう。
感動、涙、悲しみ、ユーモアなどがバランスよく描かれていて、押し付けがましいところがないのは小泉監督の作風なのかもしれない。
寺尾聡はこんな役をやらせると天下一品の演技をする。
最も注目したのは深津絵里の内面からにじみ出るような自然な演技だ。
そんなに華のある女優さんではないだけに、よけいに演技の深みが感じられた。
彼女の明るさ、温かさがこの映画のポイントだったのかもしれない。
海辺のシーンの音楽も、満開の桜の下のシーンも印象的ですごくよかった。
兎に角、心癒される映画だった。

さて今年の阪神は金本新監督を迎えて期待大である。
投打のバランスから言っても優勝候補筆頭だ。
新外人のヘイグが打ちまくってくれれば間違いない。
差しあたっての不安は開幕戦を読売が中継することだけである。
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百万円と苦虫女

2016年03月24日 | 映画

今日は週に2回あるロト6の締切日。
出来れば1億、せめて100万円くらい当たらないかと買ったりするが当たっても1000円がいいところ。
そんな夢見てたら「百万円と苦虫女」という作品を思い出し、DVDを引っ張り出し再見する。

刑務所に入っていた鈴子が出所してくるシーンから始まるので、予備知識なしで見ているとヘビーな物語だと思ってしまうような出だしだ。
ところがシャバに出た鈴子が口ずさむのが「シャバダバ、シャバダバ…」という11PMの主題歌で、あれ?そういう映画なのかと引き戻される。
11PMという深夜番組があったことを知らない人が多くなってしまったけれど、ドンピシャ世代の僕にとってはくすぐったくなるオープニングだ。
蒼井優は独特の雰囲気と間を持った面白い女優だと思う。
鈴子がとても魅力的に描かれているのだが、それは蒼井優の魅力によるものなのかも知れない。
蒼井優ファンの僕には彼女が不思議な存在感を持ったステキな女性に思えた。
頼りなさそうなのに芯の強いところも見せる。
不器用だけど彼女なりに一生懸命に生きているから共感できる。
鈴子と弟の心の交流を描くことで、いじめられっ子の弟の成長と鈴子の成長が同時に描かれ、人間が成長するというのはこういうことなのだと思わされる。
森山未來との関係も、純愛路線に突入してきたかと思いきや意外な展開になって目をくぎ付けにする。
男の目論見はある程度したところで想像でき、そしてそれが確定されると、やはり最後は純愛路線になるのかと僕が思ったところでのラストシーン。
前向きに生きようとする鈴子の新たな旅立ちにふさわしい余韻あるものだが、同時にその後の展開も想像させる隙間を残したラストで心地よかった。
鈴子は新たな旅立ちをしたのか、それとも彼との新しい関係を切り開いたのか?

さて、100万円。
鈴子のように地道に稼ぐのが一番の早道なのだとは思う。
でも今の私に稼ぐ道がどこにあるのだ?
いやいや、単にずぼらをしているだけかもなあ…
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カサブランカ

2016年03月21日 | 映画

「第三の男」を見たので、何となくアメリカ人が好きだと言う「カサブランカ」を再見する気になった。
カサブランカと聞くと、花好きの人は大きな百合の花を思い浮かべる方もおられるだろうけれど、映画ファンとしてはこの作品を思い浮かべる。
僕たちの年代の者にとっては沢田研二が歌った「カサブランカ・ダンディ」を思い出す人もいるだろうが、その歌はこの映画をモチーフにしていた。

さて作品、今見るとよくできたメロドラマといった内容で、アメリカ人がこの映画を常に上位にあげる理由がよくわからない。
すべての要素が要領よく散りばめられた、まるで寄せ鍋の様な作品だが、食材はそこそこのものを使って見栄えを良くしていると感じだ。
いろんな要素が散りばめられているのだが、それらを掘り下げて眺めてみるとどれもが深みのあるものではない。
しかし全体としてはウットリさせるようなエピソードを散りばめていて、その雰囲気に酔わされてしまう。
アメリカ行きを望んでいる若い新妻に、パリでのイルザの気持ちを代弁させるようなことを言わせ、リックがその夫婦を自分の経営するカジノのいかさまで救ってやるというヒロイズム。
ド―リー・ウィルソン演じるピアニストのサムに思い出の曲「時のすぎゆくままに」を弾かせ聞かせる音楽効果。
リックに好意を寄せるイボンヌへの返答では「昨夜はどこに?」「もう忘れた」、「今夜は会える?」「先のことはわからん」などという小粋な会話。
極め付けが「君の瞳に乾杯」だ。
監督のマイケル・カーティズはよほどこのセリフが気に入ったのか、ハンフリー・ボガードに4度も言わせている。
最初は熱愛時代のパリで、2度目は陥落前のパリの酒場で、3度目は二人が和解して愛を確認したリックの部屋で、最後が空港での別れ際と言った具合だ。
少佐の死によって独軍及びヴイシイ政府の呪縛から逸した警察署長のルノオが、リックとの掛け金を旅費として相携へてこのカサブランカを脱出し反独戦線に加わることを誓い霧のかなたへ消えていくというくすぐったい結末。
何にもまして、イングリッド・バーグマンを美しく撮ろうと言う意識があり、ファッションと共に彼女のアップが観客を魅了する。
ゆったりとした気分で、それらの雰囲気を味わえることがこの作品の人気の秘密の様な気がする。
(映画サイトはこちらでフィルムセンター)
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第三の男

2016年03月20日 | 映画
山田洋次監督の新作「家族はつらいよ」が公開されっるのに合わせて、先日「東京家族」がテレビ放映された。
小津安二郎監督の名作「東京物語」へのオマージュ・リメーク作品である。
僕はこの作品をあまり評価していないのだが、その中で老夫婦が昔見た「第三の男」を語る場面があって、映画ファンとしては嬉しかった。
そこで手持ちのDVDから「第三の男」を再見した。

アントン・カラスの奏でるチターのメロディが最初から流れ続け、その弦音が心を掻き立てるように鳴り響く。
ストーリー的にすごく凝っていると言うわけではないが、見せつけられる映像によってサスペンスの世界に否が応でも引き込まれていく。
何といっても撮影が素晴らしい。
夜のシーンが多いので暗闇にさし込む光がこれ以上ないという効果を生み出している。
ハリー・ライムが親友のマーティンスの前に姿を現す場面などは、分かっているのにドキリとする興奮を持たらす。
感心するのはその光のとらえ方と共に時々使用される斜めに切り取った画面だ。
傾いた画面が緊張感を生み出しているのだが、唸ってしまうのはそのような画面だけではなく、スクリーン上に展開される映像の構図だ。
絵画的であり、演劇的であり、藝術写真的であり、何よりも映画的な構図で迫ってくる。
ラストシーン。
墓地の中の枯葉の舞う長い一本道を女性は歩いてくるが、待ち受ける男には一瞥もくれず、まっすぐに正面を見据えたまま無視するがのごとく通り過ぎてフレームアウトする。
静かだった長いシーンが終わるとチターのメロディが響き渡る。
う~ん、いいわあ!
映画が娯楽として存在していながら芸術としての存在を見せつけた一つの到達点の様な作品である。
キャロル・リード渾身の一作で、彼の最高傑作だと思うし、映画史に残る作品だとも思う。
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リリイ・シュシュのすべて

2016年03月19日 | 映画

岩井俊二監督の「リップヴァンウィンクルの花嫁」がもうすぐ公開されるので、「Love Letter」と「リリイ・シュシュのすべて」を再見する。
最近は出かけない限り、毎日1,2本の録画ビデオを見るのが日課となっている。
今のところ岩井俊二監督作品のなかで好きなのはこの2本。

「Love Letter」はみずみずしい映像で覆われた、ひねりの効いたラブストーリーだ。
二役を演じた中山美穂が手紙のナレーションを含めていい演技を見せている。
何本か映画出演も果たした中山美穂だが、彼女の代表作は間違いなくこの作品だし、この作品しかないと言っていいぐらい役柄にハマっている。
登場シーンからその魅力が全開で、中山美穂ファンならずともうっとりしてしまう。
雪の中に息を止めて寝っ転がっている彼女のアップから始まり、山腹の雪景色の中を歩いていく姿と共に、雪原の中にタイトルが表示されていく。
なんともアート的なオープニングで、僕はその映像に完全に魅了されてしまった。
雪の中での藤井樹の三回忌シーンが続き、ピアノ曲に乗って舞台は小樽へ移り、もう一人の藤井樹が登場する。
このつなぎ方も映画的で、観客を魅了するのに十分な演出だった。

「リリイ・シュシュのすべて」は、心に傷を負った14歳の少年少女たちの心の闇や痛みを繊細なタッチで描いた作品だ。
美しいピアノの旋律が流れ、美しい光景やショットも散りばめられているのに、見ていくうちに何かしら辛くなってくるし、見終っても重苦しい気持ちが残る。
ここで描かれれていた少年少女たちはリアルな14歳なのだと言えばそうなのかも知れないが、やはり異常な世界を感じてしまう。
僕が彼らの年齢の頃には経験しなかったようなことが今は起きているのかもしれないと感じさせる作品である。
イジメによる自殺、あるいは教師側の誤った指導、無責任さによって命を絶つ生徒のニュースは1年のうちに何度も目にするようになってきている。
我々の想像を超えた世界が彼らの周りに広がっているのかもしれない。
中学生のリアルな姿を描いていたのかもしれないが、なにか未来が見えない作品だ。
なのに、どう表現していいか分からない瑞々しさがある作品なのが好きな所以である。
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桜の開花

2016年03月17日 | グルメ・他

ポカポカ陽気に誘われて久しぶりに散歩に出かける。
公園では早咲きの桜が開花していた。
日向ぼっこも気持ちが良い。
途中では小学校の卒業式を終えた母子と出会った。
孫たちも今日は卒園式を迎えている。
「3年間、頑張りましたね」です。
過日にはとても立派な謝恩会が開かれていたようで、立派なのは会費の方もだったと聞いている。
月末にはやってくるので、散歩の途中でリサイクルショップに寄ってアウトドア用品を購入。
来週はバーベキュー用品を購入予定。
気持ちは陽気と同様にあったかくなってきた。
今年は1週間ほどの短い滞在になりそうだが、楽しみなことだし、幸せなことだと思う。
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名古屋ウィメンズマラソンの結果

2016年03月13日 | グルメ・他
ご近所のKさんが亡くなられた。
したがってこの週末はそのお手伝いだった。
今日は朝からリオデジャネイロ五輪最終選考会兼名古屋ウィメンズマラソンのテレビ中継があった。
家人は智ちゃんと言うだけで田中智美選手を応援していた。
その田中智美選手が30キロを過ぎて日本人トップに立ち、後続を引き離し始めた。
小原選手が田中選手を追い始める気配を見せ、レースはここから勝負と言う状況になる。
ここで私は葬儀のお手伝いのため会館へ出向くことになった。
一番いいところでオシマイとなってがっかり。
会館でのうわさ話を聞くと、すごいレースになって1秒差で田中選手が勝ったとのこと。
帰ってニュースを見たが、最後の競り合いも興奮は得られずで、気の抜けたシャンパンみたいだった。
やはりスポーツ中継はLIVEで見ないといけない。

さて葬儀の手伝いだが、隣近所の者が都合をつけて担当する。
メンバーを見渡すと全員が還暦を過ぎていた。
我が隣組は限界集落状態になっている。
と同時に葬儀ビジネスは成長しているようで、いつの間にか我が家の近くに葬儀会館がいくつもできている。
私たち、団塊の世代の先が見えてきた…。
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雨の心斎橋

2016年03月09日 | 映画

あいにくの雨模様。
病院の予約が入っているので出かけないわけにはいかない。
朝一番の診察を受けてミナミへ向かう。
雨模様なのでアーケードのある心斎橋筋を南下した。
実は目下改装中の大丸南館の前に移転したファッション衣料の店舗を娘のダンナが手掛けたので見に行ったのだ。
到着したのが開店前でシャッターが下りていたこともあって見逃して通り過ぎてしまい、辺りをウロウロ。
引き返したら心斎橋筋に面した間口の広い店舗だとわかったが、まだシャッターは半開き状態だったので、TOHOシネマズなんば別館を訪れ「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を見た。
リーマンショックの舞台裏で繰り広げられた出来事を描いていたが、デリバティブなどといういかがわしい金融商品につては全くと言っていいほど知識がなく、映画の内容は何を言っているのかさっぱり分からなかった。
そんな私のために、シェフが料理を通じて説明してくれたり、ブラックジャックに例えて説明してくれたりしたが、それでも頭の悪い私はよくわからなかった。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)

映画を見終ってオープンしているであろう先ほどの店舗を見学に行った。
このあたりでは一番いいファッション衣料店舗の一つだと思う。
間口は広いし、店内もゆったりしている。
3フロアで雰囲気も良い。
孫の入院騒ぎの時に、父親である義息はこの物件のために大阪にずっと足止めを食っていた。
こだわり、理屈、屁理屈があってこそのファッションで、店舗側にもそんなこだわりがあって足止めを食ったのかもしれない。
もちろん単なる段取りの悪さ、業者間の連携不足が原因だったのかもしれず、当事者でない私は知る由もない。
それでも、これだけの店舗を仕上げたのだと思うとなんとなく嬉しくなった。
あとはこの店舗の商売繁盛を祈るばかり(本当にいい店ですよ)。

嬉しい気分が雨にもかかわらず私の足取りを軽くした。
雨の御堂筋も歩いてみた。
「たそがれの御堂筋」「雨の御堂筋」をなんとなく口ずさむ。
人には聞かせられない。

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