シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

愛と誠

2012年06月27日 | 映画
つい先日まで家人は郷ひろみのファンクラブに入会していたのだが、友人K君の奥様もつい最近まで西城秀樹の追っかけをされていた。
その西城秀樹と役名を芸名にしてしまった早乙女愛の「愛と誠」が妻夫木聡と武井咲で帰ってきた。
御三家(橋・西郷・舟木)と新御三家(郷・西城・野口)の間の世代として食指を動かされて映画館に足を運んでしまった。
リメイク作品と言うよりも再映画化と言った方がいいような作品だった。
なぜなら、今回はミュージカル仕立てのギャグ満載映画となっているからだ。

「愛と誠」と言えば梶原一騎の愛三部作の一つで、一つは"父子の愛"を描いた川崎のぼる作画による「巨人の星」で、二つ目が"師弟の愛"を描いたちばてつや作画の「あしたのジョー」で、三つ目がこの"男女の愛"を描いたながやす巧作画の「愛と誠」なのだ。
なかなかイメージに合う描き手がいなくて構想を練るうちに、ながやす巧と出会い作品となったと聞いている(記憶に間違いがなければ)。

映画では、大賀誠が青葉学園を支配下に収めて行く過程や、早乙女愛が「学園のジャンヌ・ダルク」と讃えられるエピソードはない。
又重要人物であるはずの座王権太の父親や新宿の暴力組織である緋桜団の砂土谷峻も登場しない。
そんなことは映画とは関係ないのだが、こんなことを語り始めるとキリがなくなってくるのが男の性なのだ。

1972年といえば僕にとっては青春まっ只中の時代で、あの頃は劇画として「あしたのジョー」があり、「同棲時代」や「愛と誠」があって「子連れ狼」もあった。
いい作品があったんだなあ~。
今は何なん?
思い当たらないなあ…。それとも知らないだけ?

(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
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Yonda?2

2012年06月23日 | 阪神タイガース
阪神―DeNA戦を見ていたら新潮文庫の景品である文庫ケースの第2弾が届いた。
20冊で一つ貰えるのだが、前回黒を希望していたので、今回はオレンジを送ってもらった。
あざやかなオレンジで綺麗な色だったが、縫製工場が違うのか前回品に比べると縫製が悪かった。
繊維関係の会社に勤めていた私としては少し気になった。
もっとも、中国の縫製工場だと、1回目の仕上がりと2回目の仕上がりが違うこともよくある話で、契約工場が下請けの工場に出していたことなどにも出会っていたから驚くことでもないのだが。
買ったものでなく頂き物なので文句を言うのは贅沢というもので、有難く使わせてもらおうと思っている。
黒とオレンジ・・・その日の気分によって使い分けするつもりだ。

(阪神戦の結果はこちらでタイガース日記)
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酔いがさめた・・・

2012年06月17日 | グルメ・他
「酔いがさめたら、うちにかえろう。」という面白い映画があったが、今日は酔いがまわったところで、うちにかえろう…だった。

久しぶりに写真クラブのT君と昼食。
昼食と言っても、ご飯類はなくてビール、チュウハイ、ハイボールがメインで、あとは酒の肴をサブメニューにして居酒屋さんで3時間ばかり歓談。
昼間の酒は美味い!
お昼の店じまいがなかったらまだまだやっていたと思う。

店を出て気分なおしにニコンギャラリーを見学。
13階のギャラリーへのエレベーターでお爺さんと一緒になる。
酔った勢いで「大先輩のカメラファンとお見受けしますが…」と声をかけたら、「いやいや、ながいことやってるだけで…」と御謙遜の返答…。
「う~ん、感性が違うなあ」などと言いながら会場を一巡する。
キャノンギャラリーも行ってみたが、こちらは日曜日は休館日らしく閉まっていた。

まだ時間は早いので、もう一軒の居酒屋へ。
こちらは場末の居酒屋といった雰囲気で、テレビもあって、阪神-ロッテ戦を放映していた。
しばらくやっていると阪神が逆転した。

居酒屋でこの展開は盛り上がるやないか!

8回に榎田が出てきてピンチを切り抜けた。
盛り上がるやないか!!
9回に藤川が出てきて嫌な予感がしたらいきなりのヒットや。
飲んでる場合ちゃうがな。
ライトフライに平野と浅井がぶつかって、浅井が頭をヘッドギアで固定されて退場。
ツーアウト、ランナー・セカンドで息詰まるとこや。
ここで放送は終了。
オイオイ毎日放送、サンテレビを見習え!
こんなとこで切れるなんて…嫌な予感がするなあ…。

家にたどり着いて結果を見たら、案の定藤川が同点打を浴びてて引き分けやった。
藤川…しっかりしてくれよ!
一遍に酔いが醒めたわ。

父の日で子供たちがプレミアビールの詰め合わせを送ってくれていた。
第3のビールしか味わっていない私には何よりの贈り物で、悪夢を振りはらってくれた。
夜はそれで厄払いだ・・・。
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スズメは酔っぱらうか?

2012年06月11日 | グルメ・他
梅雨の晴れ間の様な陽光に誘われて緑地まで散歩。
読み掛けの文庫本があったので木陰で読み切る算段であった。

木陰のテーブルで途中のスーパーで買った弁当を広げて昼食をとっているとスズメがやってきた。
やけに人なつっこいスズメで、「お前、欲しいのか?」と声をかけると物欲しそうな顔を見せた。
ご飯粒を置いてやると美味しそうについばんだ。
さらに追加で置いてやると、それもついばんで甘えるような仕草をする。
さすがに指先のものを直接食べるまではしなかったが、手を伸ばせば届きそうなところまでやってくるので、空になった皿にハイボールをついで差出してやったら一口飲んだ。
面白おかしくなってきて、こいつを酔いつぶしてやろうと少し多めにハイボールを注ぎ足してやった。
スズメはもう一口だけ飲んで、それ以上飲むことはなかった。

千鳥足にしてやろうと思ったのだが、人間様と違って奴らは自制心がきくらしい。

その後も何度となくねだりに来たが10粒ほど食べたところで飛び去ってしまった。
飯粒だけにしないで、他の物も与えてやればもう少し長居してくれたかもしれないなと、少し残念な気がしたのだった。
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うまいもんや 味楽座

2012年06月10日 | グルメ・他
大学時代の後輩の奥様が逝去されたので当時の仲間たちと葬儀に参列。
54歳とは早い旅立ちでご冥福を祈りたい。

葬儀が終わり昼食を大和西大寺駅近くの「味楽座」という和食店でとった。
かつて新世界に「公楽座」という映画館が有ったけれど、ここは食事処とあって「うまいもんや 味楽座」という看板があがっていた。
店内は賑わっていたが、この賑わいはメニュー内容のわりにはリーズナブルな値段にあるのだと理解できた。
「おすすめ定食」は950円なのだが、海鮮丼に温泉卵付きの冷やしうどん、天婦羅の盛り合わせに煮物、もちろん吸い物、香の物も付いている。
鮮度も保たれており、ボリュームもあって納得のメニューだった。
おまけに定食の煮つけの材料が切れたので、その一品を冷しゃぶにグレードを上げてくれた。
さらには、テーブルを間違えたポテトサラダが出されて箸をつけてしまい、注文を通してもらっても良いと言ったのだがサービスとなって大儲け気分。
一品メニューも充実していて、舌打ちをしながら納得の宴は大いに盛り上がった。
こんな機会が持てたのも故人の引き合わせだと皆で言い合って、都合のよい昼間の宴会となったのだ。
3時間ばかり経ったところで店を出る。

乗り換え駅の鶴橋に到着したら「もう一軒、軽くいくか」となって運賃を放棄して途中下車。
キムチなどの惣菜を扱う店や、韓国料理店が立ち並ぶ雑多な路地の店に入る。
生マッコリ、豆腐チゲなどの韓国メニューをまるで屋台の様な雰囲気の店内で味わった。
同行のY君は韓国メニューを韓国語で注文できるという特技を持っていて、彼が注文するたびに座を和ませた。
市販のマッコリに比べると提供された生マッコリはコクが有り比較にならないほど美味かった。
どうして昼間の酒はこんなに美味いのだろう?
「サンデー毎日」と揶揄され続けた一日が終わったのだった。
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