シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

フイルムカメラが消えた日

2014年09月25日 | グルメ・他
バッグをかかえて映画館へ足を運ぶ。
映画は「バルフィ! 人生に唄えば」で、もうすぐ公開が終わる時期で一日1回の上映になっていた。
10:20上映とあってゆとりを持って自宅を出ることが出来、電車も座席に空きが出来る時間帯で抱えたバッグの置き場に困ることもなかった。
「バルフィ! 人生に唄えば」は僕にとっては久しぶりのインド映画で、はたしていつ以来だろうか。
「スラムドッグ$ミリオネア」はインドの社会を描いていたけれどインド映画じゃなかったしなあ…。
サタジット・ライでインド映画を知って、「ムトウ、踊るマハラジャ」でそのエンタメ性の豊かさに出会い、そして今日。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)

バッグの中身はフィルムカメラで、デジカメが使用機種になったこともあり売却することにしたのだ。
NIKONのF3はやっとの思いで買った想い出深いカメラなのだが、なにせ今はデジカメの世界で、近所ではポジフィルムを取り扱う店がなくなっている。
ポジでの撮影をしようと思えば、その前に梅田あたりまで行ってフィルムの入手をしなければならない。
それに旅行用のキャリーケースも欲しい所だったし、そのたしにでもなればと売却を決断した次第。
発売と同時に買った筈なので、保存してあったカタログを見ると1980.2.15となっていた。
買った時には20数万円したはずだが、売却するとなると数千円にしかならなかった。
もっとも使いこんでいて傷もあり、不具合も発生しているとあれば致し方の無い所だ。

それと似たような運命にあるのがオーディオシステムに組み込んだカセットデッキだ。
再生するカセットが少しばかり残っているが、はたして十分な音質を保っているかどうか疑問である。
コメント (2)
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虫たちの秋

2014年09月23日 | グルメ・他
日が暮れると虫の声が聞こえる。
早朝に目覚めて新聞を取りに出たときにもまだ鳴き声はかすかに聴こえる。
歳をとったせいか、私が新聞を取りに出るのは夜明け前だ。


その後朝日を浴びに表に出ると玄関脇の壁にバッタがとまっていた。
夏に孫達が観葉植物の茂みに放ったものが変色したようだ。
あの時は綺麗な薄緑色をしていたが、今は薄茶色になっている。
まだ生きていたかと何故か笑みがこぼれた。

そして玄関脇の観葉植物に目を移していると何かが舞い落ちてきた。
見るとアゲハ蝶の羽だった。
一瞬、蜘蛛にでも食べられて羽だけ落ちてきたかと思ったが、それにしては手に触れて落ちてきた時に少しひんやりしたものを感じたなと拾い上げてみると、羽化したばかりのアゲハ蝶だった。
あたりを見渡すと、さなぎの抜け殻が見つかった。
さわるとまだ湿り気があった。
可哀そうに思い日当たりのよい木の葉にとめてやると必死にしがみついていた。


しばらくして見に行くと姿は見えなくなっていた。
無事飛び立ったのかと安心していると、どこからか出てきて、ひらひらと舞いながら僕の周りを飛び回った。
どこかで羽を休めていたのだろう。
その舞は別れを惜しんでいるようでもあり、感謝して挨拶しているようでもあり、不思議な気持ちになったのである。

玄関脇には水甕で暮らすメダカ達もいる。
布袋草が株別れをし、水苔がはびこって彼等にとってなかなか良い環境になっている。
すがすがしい朝だ。


そんな一日の始まりだったのに、午後の阪神-DeNA戦は絵にかいたようなサヨナラ負けで気分を害した。
やっとの思いで8回にとった1点を、最終回にエラーで出したランナーを置いて逆転サヨナラの2ランを打たれて負けた。
朝の気分はどこへやら…ムカムカする一日となってしまった。
こりゃ、来季は岡田監督誕生となるかもしれないな。


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マット・デイモン

2014年09月19日 | 映画
病院に行ったついでに見た映画が「プロミスト・ランド」。
マット・デイモン主演でシェールガスの採掘権取得を題材にした今時の映画だ。
背景はたしかにそうなのだが、置き換えてみれば地方再生問題であったり、福島の原発事故をかかえている我々にとっては採掘による安全性で有るとか環境問題で有るとかも覆いかぶさってくる。
案外と普遍的なテーマであったような気もする。
買収の場所は農業しかない貧しい田舎町で疲弊している。
そこに開発の話が舞い込んできて、賛成派と反対派と町を二分する。
買収に関しては口八丁、手八丁、ハッタリもありで、その手口が赤裸々に描かれるが嫌みはない。
僕自身も高校生の頃に河川改修に伴う立ち退き問題で母親と交渉に臨んだことがあるのだが、さして変わらぬものであった。
そのハッタリの一つによって、最後にはとんでもないことが判明するのだが、そのあたりがこの作品にエンタメ性を加味してアメリカ映画らしい。
マット・デイモンは僕の中ではブラッド・ピットやレオナルド・デカプリオなどと同一線上にいる男優なのだが、その中では彼が断然しっくりくる俳優だ。
理由はよくわからない・・・。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
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グリコの看板

2014年09月18日 | グルメ・他
診察日。
ついでに映画を見て帰るのはいつものこと。
時間的にアメリカ村にある映画館を訪ねることにした。
久しぶりに街を歩いてみるかと思い、御堂筋ではなく四つ橋筋を南に下った。
途中の靭(うつぼ)公園で休憩。
この辺りは入社した時に本社ビルがあったところだが、すっかり様子は変わっている。
そりゃそうだ。
40年以上も前のことで代わっていない方がおかしいと感慨にふけっていると、2か所ほど蚊にかまれた。
私は蚊にかまれると言うが、東京では蚊に刺されると言うらしい。
古の時代には咬む虫の事はすべて咬むから転じた蚊と呼んでいたらしいので、やはり関西言葉の方が正統なのだと思う。
ともあれ、今この時期、公園で蚊にかまれるのはいい気がしないので退散。
難波界隈、心斎橋筋、道頓堀界隈をウロウロ。
道頓堀のグリコの看板は模様替え中で、いまは期間限定の綾瀬はるかさんの看板が掛っていた。
東アジア系の人たちが随分と増えた。

昼食をとった後、シネーマート心斎橋で「プロミスト・ランド」を見る。
シェールガスの採掘権をめぐるいまどきの映画だ。
福島の原発と重なるところがあり考えさせられる映画だった。

帰りは逆に北上し、モンシェールで「堂島ロール」を購入。
以前はモンシュシュと言っていたお店だが、商標権を巡りゴンチャロフと争って敗訴し現店名になっている。
以前の保冷バッグを持参したら「サービスで新しいものと取り代えさせて頂きます」と新品をくれた。
以前のロゴが入ったバッグはよろしくないということなのだろう。
でもお店の姿勢としては評価できる。
都合、20000歩ぐらいのブラブラ歩きであった。
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そろそろキャベツ

2014年09月14日 | グルメ・他
過日訪問した淡路島の友人宅は4代にわたる建具屋さんなのだが、最近では建具といっても通じない人がいるらしい。
田舎のことで兼業農家でもある。
訪問した時には家の前の畑にキャベツの苗が植えられていた。
10,000株以上の苗が綺麗に植えられていたが、これが大きくなったところで間引いて畑に植え替えるそうだ。
その数はだいたい3,000ぐらいになるそうで、しかも手植えときては聞いただけでも大変さが想像できる。
想像すると言えば、1個100円で出荷できたとしても300,000円にしかならない。
手間暇、経費を考えるとはたして割に合うのかと思ってしまう。
日本の農業は大変だ。
キャベツ、玉ねぎなど、季節と共に生産するものがあるということか?
もちろん今からの稲刈りも控えているが、多分こちらは機械で刈り取るものと思われる。
夫婦二人で広大な屋敷と田地田畑を守っているが、子どもは都会で独立しており後継者問題が不安だ。
よそ様の事情で私が立ち入る問題ではないが、日本の農家の縮図を見たような気がした。
そんなことは露知らず、今日も青空の下であのキャベツ達はすくすくと育っていることだろう。
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テロ、ライブ

2014年09月12日 | 映画
墓参の為に一日ずらした採血検査を受けがてら久しぶりに映画を見た。
孫達が来ていたので2か月ぶりの映画鑑賞だ。
途中で彼等とポケモン映画を見に行ったが、僕の中ではそれは見た中に入っていない。
検査を終え、昼食をとれば12:20からの「テロ、ライブ」が丁度なのでそれを見る。
韓国映画特有の製りで楽しませてくれる。
大統領の謝罪・・・あの事件を思い起こされるなあ~。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)

孫達が帰って2週間ほどになり、平常の生活が戻って来ている。
私の場合の平常とは、病院通いと映画館通いと、友人との飲み会である。
今週末にはその友人との飲み会がある。
これまた久しぶりだ。
平常に戻りつつある。
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墓参

2014年09月11日 | グルメ・他
娘の出産と重なり義母の法事に参加できなかったので昨日は淡路島まで墓参。
道路も空いていて2時間ほどで到着。
もうすぐ彼岸の入りで、その時にお参りすればよかったのだが、ついでに立ち寄る友人一家の農繁期によるスケジュールの都合で昨日のお参りとなった。
山すそにあるお墓周りは草がはびこっていたので持参した鎌で草刈りを行ってから線香を供えた。
草刈りをしていると大きなショウリョウバッタが現れたり、ウマオイが現れたりで、孫のK達がいれば大喜びしたろうにと思いをはせたのだった。
家人の実家は今は住む人もおらず荒れるにまかせている。
これからこのような家が増えてくるだろうことを予感した次第。

結構バタバタして福良で鮮魚店を営むSさんを訪問することは出来なくなった。
今から訪ねるOさんへ魚の一匹でもぶらさげての計画は実行できずになってしまった。
Oさん宅に到着すれば昼食を準備して待っていてくれた。
自家製野菜、特に玉ねぎの天ぷら等を早朝より用意してくれていたようだ。
ビールがあれば言うことなしだが、飲酒運転の都合上そうはいくまい。
同窓会に出席しなかった家人は写真を見せてもらい、幼馴染のO夫人と盛り上がっていたが、部外者の私はご主人のOさんと共に退屈な話題だ。
帰りに淡路島特産の玉ねぎを頂いて帰る。
途中でSAに立ち寄り、夕食に「淡路島玉葱丸ごと一個カレー」1080円を食す。
帰り道をカーナビに従ったら今まで一度も使ったことのないルートを指示された。
素直な私はそれに従って帰宅した。

SAでワンセグを見たら阪神は1対0で勝っていた。
阪神高速で甲子園横を通り過ぎた時もリードを保っていた。
帰宅すると福原が打たれて同点となった場面でガッカリ。
風呂からあがると逆転されていた。
腹が立つより、情けなさも通り過ごして無感情になっている自分を発見。
しばらくするとBS1で放送していたこともあって東京の5歳になる孫達から、自分のものと勘違いし始めているIpadを使ってのLINEで電話があり、彼等も「なんで阪神はいつも負けるんよ?」と半ばあきれ声で言ってきたが返す言葉がない。
天国の母上、何とかしてください!
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やはり巣くっていた

2014年09月08日 | グルメ・他
先週の水曜日早朝に左腹部の激痛に襲われた。
20年ほど前にはなろうかと思うが、その時に襲われた尿管結石の症状と同じだった。
脂汗がにじむほどの激痛だったが幸いにも3時間ほどで収まった。
医者に行ってもとタカをくくっていたのだが、日曜日はその時ほどでないにしても再び腹痛が襲ってきた。
どうやら尿管に石が住み着いているのは間違いなさそうだ。

近くの総合病院が24時間の急患受け付けを行っているので電話を入れると診察OKとのこと。
車を運転するぐらいには耐えれそうなので念のため病院へ向かう。
日曜日とあって診察の患者は見当たらない。
受付で初診の手続きを済ませて診察室へ。
症状と私見を述べると一応の診察後すぐにCT室へ。
こちらもすぐ撮影が開始され、結果はすぐさま先ほどの診察室へデータ伝送。
この素早さはアナログ時代とは比較にならない。
戻るとすぐに説明が始まり、先ほど送られた画像を見ながら「やはり石があるね。思ったより上にあるから流れ出るのに少し掛るかもしれない。まあ頑張ってもらいましょう!」と優しいお言葉。
痛み止めをもらって帰宅。
家人が通院した時は待ち時間が結構あったのだが、私の場合はスイスイで、病院もこれくらい次々とスムーズに看てもらえるなら不満はない。

1日中鈍痛が続いたが今朝は何とかおさまっている。
尿崩症の点鼻薬を控えて排尿と飲料の頻度を意識的に高めて流し去る努力をしてみようかな…。
しかしこの石の原因は阪神の不甲斐なさによるところが大きいと思われる。
中日に3連敗とは何事か!
3連戦で2点とは何事か!
ここにきての連連連敗とは去年と同じで進歩がない!
このイライラ感が石を製造したに違いない。
症状全快には阪神の快進撃しかないのだが明日からの9連戦に明るい見通しはない。
したがって私の全快も見通しはたっていない。
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