初夏の香り

初夏を思わせる陽気に誘われて今年初めての散歩。
歩いている垣根越しに咲き誇るのは白とピンクのハナミズキ。
公園に着けばピンクのチュウリップが一面に花開いていた。
薄っすらと汗をかきベンチで休憩していると、どこからかタンポポの綿帽子がまるで粉雪のように舞いながら飛んできた。
色んな蝶々が飛び交っていて、虫取りの好きな孫のＫがいれば捕虫網を振り回して走り回るだろうにと思ったりした。
そのＫは双子の片方であるＹの振り回した魚釣りのおもちゃが額に当たり二針を縫うけがを負っているらしい。
今朝がた通園前にスカイプで話をしたのだが、何事もなかったかのような元気さで安心した。
公園までを往復すると２万歩少し。
久しぶりの散歩で、どうしたわけか肩の付け根が痛い。
また一つ歳をとっていたということか…。

アデル、ブルーは熱い色

２週間ほど滞在していた孫達が東京に帰っていったので、久しぶりに映画館へ足を運んだ。
アチコチの映画館を回ったら、さすがに置いてある映画チラシはほとんど変わっていた。
何にしようかと悩んだ挙句時間的に都合が良い「アデル、ブルーは熱い色」になった。
レズビアンを題材にはしているが列記とした青春映画であった。
女同士であることで、その成長過程や心の変化がより一層際立っていたように感じた稀有な作品だった。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター）

消費税が上がって電車賃が１０円値上がりしていた。
シニアの映画料金も100円値上がりし1,100円となっていた。
便乗値上げがしばし話題になっていたが、私自身は便乗値上げに一言もない。
便乗だろうが何だろうが自由経済は自由に価格を決めればよいのだ。
選択肢は消費者にあるのだから、その価値が有ると思えば買えばいいし価格は市場が決めるものだと思っている。
売上に応じた消費税を国庫にさえ納めてもらえれば良しとしたい。
我々の支払った消費税が、益税などと呼ばれて消え去ることのないようにしてもらいたいものだ。
もっとも、年金生活者には出費がかさむばかりで、生活が苦しくなることだけは避けて通ることは出来なさそうだが…。

藤浪よお前もか。

幼稚園の新年度が今日から始まる。
朝食を終えた登園前の時間に、孫のＹから電話がかかってきた。
「昨日の阪神は勝ったん？」
彼等は東京在住で甲子園の開幕戦となるDeNA戦の放送がなかったのだ。

「勝ってたのに、負けてしもてん」
「なんで負けたん」
「弱いからや」
「なんで弱いん？」
「一所懸命練習してへんからや。ＹもＫも一所懸命練習せな何も出来へんやろ」
変なトバッチリで説教じみてきてしまった。

昨夜も電話があって、その時は４対０で勝っていて、藤浪も安定した投球で６回まで２安打に封じ込めていた。
「阪神は勝ってる？」
「勝ってるで、今日は勝てそうやわ」
「マートンは打った？」
「ヒットは１本打ったけど、今日はホームランは打ってないわ」
などと戦況を報告。

よもや逆転負けするなどとは思ってもいず、そんな予兆すらなかったのだ。
ところが、７回２アウトから代打の金城に２塁打を打たれてから藤浪がおかしくなってしまった。
ヒットを打たれ続け、四球も与えて１点返され、なおも満塁でブランコを迎えるハメになってしまった。
アカン、球数も多なって来てたし、もう限界やったのにベンチは動かん。
完投出来へん藤浪も藤浪やけど、何にも手を打たんベンチもベンチや。
心配が現実になって、ブランコに満塁ホームランを打たれ逆転されてしまった。
呆然自失とはこの時のことや。
マウンド上の藤浪のことではない。
今日は勝つと断言した私の状態のことである。

投手陣は一体どないなってんねん！
あ～あ、昨夜は寝付きが悪かった。

ガメラはスゴイ！

９日から幼稚園が始まるからと孫達が東京へ帰って行った。
２週間弱の滞在であったが、ふだん静かな我が家にその間は活気が戻った。
滞在中の彼等の時間つぶしに「モスラ対ゴジラ」「ガメラ大怪獣空中決戦」「ガメラ２レギオン襲来」などを見せたが、断然ガメラシリーズに喰い付きが良かった。
リモコン操作も慣れたもので、途中を飛ばしたりしながら何度も見返していた。
子供の作品に対する評価は正直なものだと思わされた。
ガメラは金子修介監督作品だが、この頃の金子監督は乗っていたと思う。
1994年の「毎日が日曜日」、95年の「ガメラ大怪獣空中決戦」、96年の「ガメラ２レギオン襲来」と秀作を撮っていた。
ゴジラシリーズの第１作である「ゴジラ」の歴史的価値を除けば、怪獣映画としてはこの２作品が出色の出来だと思う。
彼等にとっても印象深い作品のようで、蝶々捕りに出かけても「ギャオスとレギオンがガメラに向かってきたら、どっちが強いと思う？」と聞いてくる。
「前と後ろからこられたらガメラも負けるかも知れんなあ」とたわいのない会話が懐かしい。
次は娘の出産もあり７月に帰ってくる。
その時は蝶々捕りからセミ捕りに代わる。

中継ぎ陣崩壊

11点とっても勝てんとは、どういうこっちゃ！

マートンが打って、打って、打ちまくっても、出てくるピッやー、出てくるピッチャーが次々と点を取られて、結局12対11で負け。

情けない・・・。

ラジオを風呂場まで持ち込んで応援したのに・・・。
出るはグチばかりで、今年は夏まで持たんでと思わせる。
夏休みに帰ってくる孫達に合わせる顔がない。

早い事、甲子園に帰って体勢を立て直さなアカン。
この間の京セラドームではライトスタンドの一番前で見てた国定先生の顔もどこか寂しげやったしなあ・・・。

投壊

開幕４試合にして早くも阪神の今シーズンの趨勢が見えてきた。
ようこんだけ打たれるわ。
１２点、３点、１２点、１０点の合計３７点も取られてる。
ピッチャーのコマ不足が心配やったけど、これやったらコマ不足以前の問題や。
不安やった４番のゴメスが頑張ってるというのに…。

昨夜なんか、１０点取られて、こっちは３安打やもんな…。
これじゃ勝てんわ。
帰省している孫達が７回の風船飛ばしを楽しみにしてるのに、そこまで持たんがな・・・。
殺生なチームやで・・・。

桜の花の満開の下で

今春に年中となる孫達が春休みを利用して帰省中。
その間のイベントとして親戚家族も参加して公園でバーベキューを開催。
先ずは帰省前に道具一式を購入。
私の子供のころと違って、今はその関係の備品類は随分と安価であった。
値段つられて不必要なものまで買ってしまったのかもしれない。
おおよそ１万円もあれば付属品や消耗品も含め一式を取りそろえることが出来た。

前日には食材を購入。
バーベキューコーナーは場所のみの提供で、水道などの付随設備はない。
自由利用なのでこの時期の休日は場所取り自体が大変。
したがって、自由人の私たちは平日の開催で前日に食材を購入。
肉類は牛肉、豚肉、鶏肉を取りそろえ、ウィンナーなどは定番品だし、魚介類はホタテ、サザエ、塩焼き用の鯛を用意。
野菜は、しいたけ、パプリカ、しめじなどを用意し、ナスやピーマン、玉ねぎなどは自宅の物で間に合わす。

当日は１０時半ごろに出発したが、すでに先客がはじめていたりして賑やかだった。
おりしも、コーナー近くの桜の花は満開で、絶好のバーベーキュー日和であった。
火をおこして、先ずは焼きそば。
火力が強く、一気に焼き上げるので美味い。
炭火に代えようとしたら火種がなくなっていて、急遽点火剤を買いに走ったが、帰ってみると隣の人が種火をくれていて次の段階に入っていた。
姪は早朝に１時間をかけて大量のサラダを作って来てくれていて、紙食器のボールに２杯を食べた。
つまみ食いをしていると、思ったより食べていて動くのが辛くなってくる始末。
太陽の下のビールは美味い！

この子達がいなければ、この歳でこんなことをすることもないだろうにと、ひそかに感謝。

水道設備がないので帰宅後によごれ落としの後片付け。
なにが大変といって、この後始末が一番大変。
来年に開催する時にはもう少し要領よくやりたいと少し反省。