シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

「ヒミズ」と「灼熱の魂」

2012年01月20日 | 映画
キネマ旬報のベストテンが発表されて(結果はホームページ・フィルムセンターのNewsをご覧ください)、監督賞は園子温だった。
「冷たい熱帯魚」も「恋の罪」もすごい映画だったなあ。
孫達が帰ってきていて久しく映画館に行っていなかった。
彼等が帰ったこともあって市内に出てみた。
今年最初の映画も偶然なのか園子温監督の「ヒミズ」となった。
時間が丁度合ったのでもう一本「灼熱の魂」を見た。
どちらも評価が分かれてもいいような作品だと思った。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
一本はもう少し軽めの映画にしておけばよかった。
正月の疲れが出てきているので、この二本は少々きつかった。
各劇場で次回作のチラシをもらったが、流石にこれだけ間隔が開くと置かれている作品はほとんどが入れ替わっていた。
外は久しぶりの雨。
乾燥肌で困っていた私には恵みの雨となった。
録画してあったドラマ「運命の人」を見る。
面白い。本木雅弘君はやはり魅力的な役者さんだ。
コメント (3)
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孫達帰る

2012年01月17日 | 映画
菊池寛の「父帰る」はやって来る話だが、表題の孫達帰るの方はやって来て、そして去って行った話だ。

年末から娘が孫達(2歳半の双子)を連れて帰省してきていたのだが、20日ばかりの逗留を終えて昨日東京の自宅へ帰って行った。
20日間も孫達と戯れていると、流石に別れは淋しいものがあって、孫達の可憐なしぐさに家人が泣きだして、不覚にも私までもらい泣きしてしまった。
車に乗って出て行くのを見送ったが、隣の奥様までが目を真っ赤にしだして感動の別れであった。
この間は孫達の子守りに忙殺されて、映画にも行けずパソコンもメール確認程度で、本日が今年初のブログ更新となった。
滞在期間中は、孫達も随分と我々を楽しませてくれた。

12月28日
深夜の帰省となった。
近くまで来ると連絡が入る(携帯電話は今や必需品となった感が有る)ので寒気を払いのけて橋まで迎えに出る。
チャイルド・シートに縛り付けられてニコリとする顔を見たい一心で、孫馬鹿の始まりだ。
最初は戸惑っていた孫達も記憶をよみがえらせたのか、オモチャにつられてすぐに馴染んでやがて眠りに着いた。
大人は帰省の労をねぎらって軽く一杯やって眠りに着く。

12月29日
遅れたクリスマスで、私がサンタクロースに扮してチビ達を驚かせてみた。
サンタクロースの衣装はダイソーで調達したのだが、上下に帽子、ひげなどがセットで420円の低価格である。
裏の引き戸から登場したら、喜ばれるどころか固まられた。
ここで泣かれると折角の企画が台無しになるところだったが、必死の演技で何とか盛り返した。
プレゼントは数が有ればよいので、1個100円のをダイソーで調達したがなかなかよくできている。
サンタさんは何でも知っていて、好物のミカンとイチゴも持って来てくれたと喜ばれた。
「トーマスみぃ~つけた」といった本なども手渡したが、その後「お勉強する」と言っては何日もその本を楽しんでいた。
孫達が喜んだというより、私が喜んでいたイベントであった。

12月31日
大みそか。娘夫婦が特上寿司などの食材を提供してくれた。
例年は黒門市場まで買い出しに行っていたが、今年は近くの地方百貨店で孫たちと共に買い物。
各家庭とも、どこが不況かと思わせる調達ぶりである。
夕食は年越しそばを食して、家族そろって何とか年を越すことが出来た。

1月1日
おせち料理とお屠蘇で新年を祝う。
例年通り、若年者からの飲み干しで私がトリを受け持つ。
テレビでは実業団駅伝をやっている。
子供たちが寝静まった夜は一杯やりながらブラックジャックをやる。
結局3が日で私は2000円を負けて博才のなさを思い知らされた。
その時のトランプと点棒代わりの爪楊枝が今もそのままピアノの上に置き去りにされている。

1月3日
初詣に出かけ、帰りに家族そろって墓参。
私達夫婦は年末にお参りをしていたのだが、この日は一家そろってお参りをした。
初詣も私達夫婦だけの時は混雑する参道を登って上の社にも詣でていたのだが、さすがにこの混雑の中をベビーカーを押して進むわけにもいかず、本殿のみの参拝となった。
墓参の後車を乗り換えて、娘夫妻は買い物に出かけ、私達は孫達を連れて帰宅。
この頃になると子守りも板についてきて楽しいものが有る。
もっともウンチの後始末だけは家人の担当となっている。

1月5日
娘のダンナが東京での仕事もあるので単身帰京した。
本格的な子守りのスタートである。

1月6日
同期のM君から連絡が入り昼食を共にする。
姉さんが最寄駅近くのマンションに住んでおられるので訪ねてきたらしい。
四国で会って以来3年ぶりの再会で、居酒屋風のお好みき焼き屋で一杯やった。
私としては4時間ばかりの単独行動となり息抜きが出来た一日となった。

1月7日
京阪電車の交野線を走っているトーマス号に乗車。
特に孫のKがトーマスがお気に入りなので出かけた。
枚方―私市を結ぶ8駅程の短い路線だが、それぞれの駅が「きかんしゃトーマス」に登場するそれぞれのキャラクターで飾られている。
車体も色鮮やかにイラストレーションで飾られ、車内もペインティングが所狭しとなされている。
土日は車内案内もトーマスの声でなされ、ワンディチケットが400円。
どうやらトーマス号は1編成らしくて、30分間隔くらいでやって来る。
運航されてから随分と経っているが、この電車を目的に乗車されている方も案外とおられた。
教育テレビで放映されたトーマスの映画2本を録画しておいてあげたのだが、これを飽きずに何回も観るほどのファンなのだが、私まで何回も魅せられたのには困った。

その後は子守り一色状態だったが、義姉達も度々訪ねてくれて随分とにぎやかだった。
皆に可愛がられて、幸せな子たちだと思う。
チョコチョコ走り回る姿や、話し始めた言葉がたどたどしくもあり、十分な会話でもありで微笑ましい。
声をあげて笑うことが無くなった私達にとって、おなかを抱えて笑い転げることも多く、命の洗濯とはこのことだと思った。

1月15日
ダンナの迎えにやって来るので、今回の打ち上げをやることにした。
予約しておいたフグ2匹を魚屋まで受取に行く。
1匹は白子入りにしておいたが、年末の売り出し時に比べると随分と安くなっていた。
安い分、最終の調理は自分でしなければならない。
刺身包丁での調理を行ったが、お店で出される「てっさ」には程遠いもので、やってみるとあんなに薄く切るのは至難の技で、さすがにプロはすごいと思わせた。
美味かったのは「焼き白子」で、こんがりと焼き上げた白子にネギを振りかけ、レモン汁を絞ると絶品で、クリーミーな白子が自然と喉の奥に吸い込まれた。
盛りつける前に、下に「焼きのり」を敷いたのだが、食べ終わった後のこの海苔が案外と美味いのでお勧めである。
来年は2匹とも白子入りにしよう。
湯引き、唐揚げ、てっちり、雑炊は定番コース。
我が家の包丁は切れが悪く、湯引きを刻むのに悪戦苦闘した。
3枚におろした骨の部分は出刃庖丁で叩き斬る。
出刃包丁も買っておいてよかった。
それにしても我が家の万能包丁は買い換えた方がよさそうだ。

1月17日
東京の自宅で目覚めた彼等が「グランパがいない」と泣いたそうで、それを聞くとなおさら可愛さが増してきた。
孫馬鹿の正月であった。
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