羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

考えるひと

2010年03月31日 | Weblog
神奈川県大和市にある常泉寺は、花のお寺として知られる。
境内に一歩入ると、豊富な花々と、多くの石仏、そして河童くんの多さに
ちょっとビックリする。

なかでもこの三椏(みつまた)が、赤や黄色で賑やかに出迎えてくれる。



「あら、スミレ」という声がするので見てみると、
可憐な雪割草が風に吹かれていた。(スミレには見えないと思うんだけど)



さらに歩くと立金花(りゅうきんか)。




そしてこれが、よく見かける馬酔木(あしび)。



道祖神もいくつかあり、仲むつまじく寄り添っている。



境内にはやはりカメラを手にした人が多く、いろんなポーズの河童くんが人気。
わたしは一番奥にいばって立っていたこの招き子トラ?(ネコくらいの大きさだった)が
気に入った。



そして、これ。深い思考のなかに身を沈めて誰をも寄せ付けない孤独感が、
その全体から伝わってくる。ひそかに「考えるひと」と名付けた。




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弁当襲撃

2010年03月26日 | Weblog
村上春樹作品「パン屋襲撃」「パン屋再襲撃」がオペラになって上演されるという
記事をすこし前に読んだ。
どんな感じなんだろう。

それはともかく、今朝、テーブルの上に置いておいたわたしのお弁当が、
ネコ(駿)に狙われて落下したらしい。
目撃した次女の写真と証言によると、駿はわたしが自室で支度中、
素早く居間のテーブルに飛び乗り、お弁当をチェック。
前足で一撃。
次女が拾い上げておいたらもう一度、きっちり墜落させて立ち去ったとの事。

仕事場のお昼時間にどうなっているか開けてみたけれど、
隙間なくつめておいたので、意外に被害はなかった。



昨夜、ロールキャベツを作りながら作っておいたミニハンバーグ。
ちなみにご飯はいつかここで書いたトルコ土産のサフランを使って、
サフランライス。
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女流作家・・・・。

2010年03月25日 | Weblog
男性の小説家は、普通に「作家」と呼ばれるけれど、
女性の小説家となると「女流作家」と呼ばれるのは何故だろう。

桐野夏生さんの「ナニカアル」を読みながらふと思った。

林扶美子が主人公なので「浮雲」がしきりに思い出される。

この本が終わったら次は何を・・・と、いつも考えて過ごしている。
本好きな人と話していると同じようなことを考えていたりして・・・。

稲葉真弓さんが文化勲章を受章したという記事を読んだので、
久しぶりに稲葉さんの新作を読みたいと思った。
ふと思いついてミクシィのコミュで検索してみたら、
あれほどの規模のサイトに稲葉真弓コミュはなかった。
(以前と比べると何でもあるんだな~と思っていたので意外)

なければ作ればいいかとも思うが、管理人はタイヘンそうなのでパス。
数々の賞もあり、ファンも多いはずだけれど、、。
ちなみに「女流作家が好き」というコミュは存在した。

とりあえず本屋に行ったら稲葉真弓さんの「海松・ミル」を探してこようと思う。
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エリカ

2010年03月22日 | Weblog
窓の向こうにうすいピンク色の花が咲いていて淡いカーテンのようだった。
町田にあるカフェ、ボンクール。
あの花の名前はなんですか、と聞くとフラワーアレンジメントをなさる奥様は
「エリカです」と微笑んで教えてくれた。

ふと花言葉を調べてみたら、「孤独 裏切り」とさびしい言葉が
与えられていて親近感をもつ。

ケーキをいただいてから外にでると、おっとりとネコさんがまるくなっていた。


一緒にそとにでた店主が「クッキー」とよびかけ、わたしがカメラを向けても、
「春の日差し」という面持ちであくまでもマイペース。


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扉の向こうにまた扉・・・。

2010年03月20日 | Weblog
「美の巨人たち」に「だまし絵 孤高の画家 謎めく部屋」
とサブタイトルがついていたので、慌ててテレビをつけた。
やはりデンマークの画家、ハンマースホイだった。


ハンマースホイはオランダのフェルメールに影響を受けたと言う。
フェルメールのように静謐な室内画が多い。

この画家のことを知ったのは3チャンネルの「日曜美術館」だった。
以前にもどこかで目にして印象に残っていた。
(たぶん2008年に展覧会があった頃だったと思う、今から思うと・・・)
去年、「日曜美術館」の再放送かなにかで、ようやく名前がわかり、
忘れないように手帳に書きとめておいた。「ハンマースホイ、扉のつづく絵」と
走り書きしてある。

不思議な部屋、曖昧に描かれる対象物、
それは観る者の想像力を映し出す心のスクリーンだと、テレビは解説していた。

わたしはこの誰もいない扉ばかりの部屋に惹かれる。
扉にあるノブは小さすぎたり、手が届かないくらい高い位置にあったりする。
よくみるとノブそのものがない扉もある。
もちろん開けてどこかへ行くことのできる扉もある。
どこへ行くのか、どこかへ行けるのか、それはどこで、じぶんの行きたいところなのか。
不安感と親近感を何故か同時に感じる。
もしかしたら、誰もが抱えている宿命としての孤独感が、共鳴するのかもしれない。

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午後のミートパイ

2010年03月15日 | Weblog
いくら暢気なわたしでも「いったいどうなることやら」と心配になる、
次女の就職活動。
「個性を大切に、と言われながら全員が真っ黒スーツ、不気味。」
と言いつつももちろん、彼女も茶髪を黒くして、黒いスーツで出かけて行く。
マフラーだけは可愛いピンクで、コートもベージュ。
すべてを真っ黒にする学生が多い中で、控えめな自己主張なのかも。

説明会のあと、グループ面接や筆記試験があり個人面談がくり返されて、
何千人もの学生が、タイミング(参加権利を得るための)と、実力や印象等などで、
わずか数人に絞られていく。

今日は、面談を終えた彼女と阿佐ヶ谷で待ち合わせた。
(わたしは病院のあと)
阿佐ヶ谷の駅前のレトロな喫茶店「可否茶館」はミートパイが美味しい。
よく見たら「創業明治21年」と書いてある。
今まで気にとめていなかったけど、歴史のある喫茶店らしい。

次女と阿佐ヶ谷に来たのは久しぶりだった。
新しい店も発見したし、閉店したり、違う店に変わったりしているところも
多かった。
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小さな幸せ

2010年03月14日 | Weblog
どこにも行きたくない、せっかくの休みだから寝ていたい、と
思いながらも、とにかく起きてクスリを飲まなくてはならない。
それで、起きてしまえば、春の日差し。うちにいるのは後悔するような
錯覚?なのかどうか、、、、。
せっかくの休みだから掃除くらいすればいいのにそれさえサボって外出。
冬のコートよりも軽いコートが嬉しくて。。。


そしてパソコンでちょこっと調べて行ってみたのがここ。
多摩ニュータウンの近く、小山内裏公園。
上高地の大正池にどこか似ているこの池。木の橋。



広い園内を散歩していたら、その昔実際に戦車が走っていたという「戦車道路」と
いう道にでる。
さらにがんばって歩くと「鮎の道」。
津久井湖から、江戸へと鮎を運んだとか・・・。

だいぶ歩きつかれた道の斜面に咲き始めたカタクリを発見。



そして、管理事務所の前には、スミレたちが肩を寄せ合っていた。
野に咲くスミレにあえなくて残念だったけれど、
片寄せあうスミレや、鉢植えされたスミレたちそれぞれに、
ちゃんと名前と花言葉が添えられていた。
とても小さな字で「小さな幸せ」と・・・呟きのように・・・。
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逆風が吹いても・・・。

2010年03月13日 | Weblog
朝日新聞の別刷り(いつも土曜日に入る)の逆風万帆という記事が好きだ。
有名人の「順風満帆ではなく、逆境にも耐えてきて今がある」、という話が、
大体三回くらいにわけて取材されている。
今日は愛川欣也さん。。。というか、うちでは本名のほうで呼んでいるので、
「愛川さん」というと何となくピンとこない。

著書「泳ぎたくない川」の話がでていた。
いただいたので、わたしも興味深く読ませていただいた本。
今日の記事にも父の名前があった。
「影響を受けた人」の話をされるときに必ずフルネームで挙げていただくので、
わたしたち家族はいつも何となく気恥ずかしい思いをしながら、
同時にやはり教師としての父という存在を、あらためて感じたりもしている。


父が亡くなったとき、誰にも知らせずひっそりと身内で別れを告げるつもりでいたが、
どこから聞いたのか何故か、多忙な愛川さんが駆けつけてくれたので、皆、驚いた。
川沿いの小さな教会に目立たないようにしてやってきてくれた。
あの冬から、もうすぐ10年が経つ。

ロバさんの着ぐるみ、ジャック・レモンの吹き替え、歌番組の司会、
そういえば、たしかに「順風満帆」でもなかったかもしれない。
次回の記事を楽しみにして、母と思い出話でもしようかと思っている。
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ある朝。

2010年03月11日 | Weblog
カーテンの隙間から朝の光がこぼれる。
この目覚め方はわるくない。
小鳥の声を聞くときもある。
でも、意識が覚醒するにつれて、また一日が始まろうとする憂鬱が、
おでこのあたりを支配しはじめる。
起きたくない、ずっと寝ていたい、何もしたくない。

そんな日はざらにあるから、もういつものことだけれど、
それって案外じぶんだけじゃないんだなって知ることもある。
知ったからってとくになにも変わらない。
でも、ま、仕方ないか、という気持ちが憂鬱感をすこし薄める。

更年期の症状、という人の話も読んだ。
それもあるかもしれないし、いろいろなんだと思う。

とりあえずカーテンをもっと開けて起きることにする。
行きたくない仕事に向かう。
公園のブランコが「ほら」と青空を映した水たまりを見せてくれた。
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自分の証明

2010年03月09日 | Weblog
みぞれになったな~と思っていたら、
ほどなく雪になり、夕方にはすっかり白い世界。
風邪っぽいからと予定を変更してうちにいてよかった。

ちょうどいいから(というか遅いかもしれないけど)、
ようやく確定申告をパソコンで作成した。
e-taxは持っていないので、プリントして郵送する。
でもこれを使って「電子送信」すると最大5000円お得!というのが、
そういえば去年も気になっていた。

市役所に行って申請して取得しなければならない。
電話してすぐ貰えるのかどうか聞いてみた。
運転免許証はもっていますか?と問われて持っていない、と答える。
顔写真つきの身分証明書が必要なんだそうだ。
前にも何かのモニターに応募しようとしたらそう言われて諦めた。
でもやはりそのモニターに魅力があり、度々募集もあるので、
いっそのことパスポートでもとろうかと考えた。

結局はパスポートも必要ないし何かと面倒でやめてしまった。
そのことを思い出しながら「自分であることの証明」について、
ふと思いを巡らす。

今回の市役所の件は申請、郵便、郵便物持参、という段階で入手できるとの事。
間に合わないですよね、と思わず電話で(自分の事を棚に上げて)言ったら、
でも、電子申請には他にもコントローラーを買わなければいけないし、
それが2,3千円するし、申請に500円かかるし、5千円お得と言っても実際は
とんとんですよ、と妙な慰められ方(?)をして話が終了した。

「とんとん」かあ・・・、と何故かわたしはブタさんの絵文字が二つ並んでいるところを
思い浮かべながら、とりあえず今回はまた郵送にしよう、と思った。
郵送する前にまず提出書類を作成しなくては・・。
入院したわけでもないのに、今年も医療費は10万を軽く超えた。
いつもいろんな物を紛失して探し物ばかりしているわたしも、
医療費のレシートだけは、お利口にきっちりとってある。
もちろん、一山もある。
いつか同じ片頭痛に悩む友人が「私たち一年間に払う薬代で、ブランドのバッグを
買えるわよね」と言っていた。
ブランドバッグには興味がない。でも、この医療費の清算書はある意味「わたしの証明」
かもしれない。

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