羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

悲しみは

2008年01月29日 | Weblog
「悲しみは 一人処理して生きゆかん 街は霜夜の光の地上」

道浦母都子さん。霜夜は「そうや」とよみます。
やはり道浦さんの歌集は手放せません。ふと、開きたくなる。そして、
短いのに的確なことばが目にとびこんできます。
全共闘世代(なんか時代錯誤みたいなコトバになりつつある)の代表的な歌人だけれど、
わたしは道浦さんの後期の作品に好きなものが多いですね。

短歌はかんたん?
携帯できらくに歌を詠むひとが(とくに若いひとが)増えているらしい。
それもいいかな。
でも、こういうふうに、こころの中に真っ直ぐに届く歌はきっと難しい。
難しく考えずにまず取り組んでみる、っていうのも有り
「難しいかも」と気がついたときにはもう一歩先に進んでいるかも・・・。

イエス・ノー

2008年01月21日 | Weblog
これだけ迷惑メールが氾濫しているのだから、「迷惑コメント」も有り、?
あら、ヒマね、と無視するかコメント拒否対策をすればいいのですね。

ついクリックしちゃう人もいるでしょうから、対策を考えますね。
風邪は長引きそうな気配です。悪化しないから治るのかと思いきやなかなかどうして、昨日はまた声がでなくなりました。休みだったので、それほど不自由はしなかったのですが、今日は仕事で話をしない訳にもいかずマスクの中から相手に伝わるような声をだすのは大変でした。イエス・ノーの意思表示ひとつでもすぐ近くにいる相手には表情で伝わるけれど、少しでも離れているとやはり音声が必要です。
無意識に音声に頼っている部分はかなりあるのだなー、というのが今の感想。

喋れなくても、見えて、聞こえて、書ければいい、なんて迂闊にはいえないと思っています。当たり前だけどね。

風邪ひいた

2008年01月18日 | Weblog
一ヶ月に一度は日記更新宣言をしたので、忙しくなる前にと慌しく書いた前回、
あとで読み直したら文体が違う。そう、ここでは「です、ます」で書いていたのに、
灰皿町日記みたいな雰囲気に。。。
そこまで統一することもないような気もするし、どっちでもいいよ、ていう感じですが・・。
多少、忙しくなり、そして風邪をひきました。
昨日は友達とお出かけする予定で、行けるつもりでいたのに結局ドタキャンして、
ちょいと自己嫌悪です。喉が弱いので腫れてしまい声もあまりでなくなり。。
メールで友達に「ごめんね、行けないみたい」と朝、送ったのに、返信がない。
とにかく薬を飲んで眠り目覚めて携帯を見ても返信がない、約束の時間が迫り、
焦って「メール、読んだ?」と再送したら、ややあってようやく返信がきました。
わたしよりも多忙な友人は携帯は見ないで、出かけるギリギリまで原稿書いていたらしい。
せっかくの「新年会ランチ」は延期となりました。時間あけてくれた友に
申し訳ないです。

でも、昨日一日猫と一緒に寝ていたおかげで、少し元気になりました。
仕事にもきています。休養と栄養と薬・・・!やっぱりこれですね。

光ってみえるもの

2008年01月12日 | Weblog
川上弘美さんの「光ってみえるもの、あれは」を読み終えた。この感想はいずれ本拠地「灰皿町」に書こうと思っているけど、一言でいうなら「面白くてためになる」本だった。少年が主役で視点が鮮やか、多くの詩等が引用されていて知っているのがあると嬉しい気持ちになるし、知らないのだと「おお・・!」と学習できる。
「荒地の恋」が切ない本だったし、(詩人の恋はどうしてこうも切ないんだろう)
次に読んだ小川洋子さんの「ブラフマンの埋葬」は美しく哀しいお話だった。
「ルイス、 父に貰いし名は」(松下竜一さん)は読み応えのあるずっしりと重い内容だった。

そしていまは町田康さんの「猫の足あと」を娘に借りたので読んでいる。
前作「猫にかまけて」が猫好きにはたまらない本だったので、期待度は高い。

町田さんは昨年、3チャンネルの中原中也特集に出演していた。
カッコイイ!という印象が強かったけれど、町田さんもそれなりに老けたかも・・というのが正直な感想。

それなりに老けた、のは鏡のなかで毎日会ってはいるけれど・・・