羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

帰ってきたネコ

2015年07月20日 | Weblog
もう10日あまり前になるけれど駒ケ岳へと行って来た。
気温11℃。あの冷気が懐かしい。
濃い霧がたちこめていて残雪の遊歩道を滑らないように歩くのに必死だった。

ふと気がついたらデジカメのカバーがない。
あれーと思ったけれど雪道を戻って探す勇気が無く
あきらめて帰京した。
帰り道、やっぱり戻れば良かったかなあ・・・とすこし後悔。
東京に戻ってから現地に電話して聞いてみた。
そうしたら何と、ガイドのかたが拾ってくださっていた。
カバーは黒猫の顔がそのまま蓋になっている。
親戚に住み込んでいた女性から貰ったものでたぶん「タバコ入れ」だと思う。
そのひとはもうだいぶ年老いてどこかのホームに入居しているらしいが
わたしが若い頃には親戚の家で働いていたのでポツポツと話をした覚えがある。

彼女もわたしも「公表していないけど」実はこっそりタバコを持っていた。
年月が経ち、わたしは結婚をしていつの間にか喫煙しなくなったし
彼女に会う機会も減っていった。

人づてに黒猫のケースを貰ったのは10年以上前だったろうか。
ちょうどデジカメを買ったばかりだったので入れてみたらピッタリだった。


どこへ行くにも旅するときはいつも一緒だった。
置き去りにしてごめんネ、と雪山から返送されてきた黒猫をなでている。

緑の水辺で深呼吸

2015年07月03日 | Weblog
先日、ふと思い立って東久留米へと行って来た。
青梅の散策が楽しかったので
遠くには行けないが比較的近くて自然を満喫できるところ。
地図をみて調べ、東久留米市の「落合川と南沢湧水群」に決定。
ここは都内で唯一の「平成の名水百選」に選定されたところだという。



まず市役所に行って散策マップをもらう。
川を目指して歩き始めると羽仁もと子・吉一夫妻の創立した「自由学園」の裏手にでた。
この建築物も見学したかったが先が長いので今回は諦める。
まず竹林公園へ



さびしいくらいに静かである。
やがて落合川いこいの水辺に出る。
ここから川沿いのゆったりした道を歩く。散歩をしている人々に会う。


そして氷川神社の前を通って南沢湧水群へ。

緑と水、緑と水、緑と水。それにつきる郊外の散策。
歩いてお腹もすいたので調べておいたカフェ「かくしち」へ。
検索したときはキッシュのランチがあるはずだったが外の看板に「8月までキッシュはお休み」と書いてある。
ガッカリして他の店に行ったけど定休日。ランチには恵まれないお散歩だった。