羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ランチタイム

2016年09月14日 | Weblog
池袋の支社に行くまで時間がある。
だいぶある。
どこかでゆっくりランチして本を読みたい。
本は友人が貸してくれた万城目学さんの「鹿男あおによし」である。
ゆっくり一人ランチして本。あまり混まないとこがいい。
量は多くなくても美味しいのが食べたい。
やっぱりあそこよね、と吉祥寺に戻ってきた。



カフエ ルミエール。キッシュには蓮根がたくさん入っていた。
ここでセットにするパンが好き。シュークリームの外側みたい。

この前ここに来たときは長女と一緒だった。
夏だった。
ランチタイムに喫煙席があるのは珍しい!と彼女は喜んでいた。
お昼を食べてちょっとおしゃべりしてから
吉祥寺から千歳烏山行きのバスに乗って母のいる病院に行った。

帰り道は別々で夕刻の混み始めた私鉄に乗る娘がとても心配だった。
「大丈夫、大丈夫」と娘は笑って手をふって帰っていった。


エメラルドグリーン

2016年09月12日 | Weblog
夏の終わりに母を見送ってから何日かが経ち
予定通りに信州へと行って来た。
「七月中旬」という医師の予測を受けて
気持ちの準備はできていた。
不安な日々をやりすごすため「九月には夏休み」と
ぼんやりしたまま思っていた。
七月を乗り切り八月も下旬へとむかい
わたしの仕事もだいぶスッキリして「ホッ」とひと息ついた頃だった。

母は大好きな孫娘の到着をしっかりと待ってから
安らかに旅立っていった。

九月。
厳しかった夏を終え清涼な秋の予感。

信州、木曽の阿寺渓谷はエメラルドグリーンの水をたたえて迎えてくれた。