羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ある朝。

2010年03月11日 | Weblog
カーテンの隙間から朝の光がこぼれる。
この目覚め方はわるくない。
小鳥の声を聞くときもある。
でも、意識が覚醒するにつれて、また一日が始まろうとする憂鬱が、
おでこのあたりを支配しはじめる。
起きたくない、ずっと寝ていたい、何もしたくない。

そんな日はざらにあるから、もういつものことだけれど、
それって案外じぶんだけじゃないんだなって知ることもある。
知ったからってとくになにも変わらない。
でも、ま、仕方ないか、という気持ちが憂鬱感をすこし薄める。

更年期の症状、という人の話も読んだ。
それもあるかもしれないし、いろいろなんだと思う。

とりあえずカーテンをもっと開けて起きることにする。
行きたくない仕事に向かう。
公園のブランコが「ほら」と青空を映した水たまりを見せてくれた。