羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

四月のデザート

2016年04月29日 | Weblog
先日、高円寺の古書会館に行ってみた。そのとき見つけたかわいいお店。
ウサギさんのイチゴアイス

それから今、世田谷文学館では上橋菜穂子「精霊の守り人」展をしていて上橋ワールドに浸れる。
館内の喫茶「どんぐり」では展覧会にあわせて特別デザートセットがあった。     


全シリーズセットでだいぶ前に購入したのだけれど実はまだ読み通していない。
手元にあるので安心して「お楽しみ」にしている。
「鹿の王」は上下巻とも読んだ。

そういえば今月は中谷美紀のほぼ一人芝居「猟銃」を渋谷へ観に行った。
井上靖の原作も読んでみた。
人は皆こころの中に小さな蛇を飼っている、という。それぞれ違う風貌。
それならわたしの中にもいるかもしれない小さな蛇は何色でどんな模様だろうと思った。

だけどもちろん、ふだんは蛇は隠れている。
わたしはにこにこしてデザートを食べる。

 渋谷で懐かしい友達と会ったときには和風パフェ。

デザートの楽しみがあり、読書の愉しみがあり、連休とは無縁の仕事に行きながら
五月へと向かう。
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新しいバス

2016年04月21日 | Weblog
杏林大学井の頭キャンパスというのが出現したおかげで
三鷹駅から帰宅する新しいルートができた。
今までジブリ経由の一時間に2本しかないコミニュティバスしか手段が
なかったので、かなり嬉しい。
すこし遠回りですこしバス停から自宅まで歩くけれど
そんなのなんでもない。
今までバスの時間に合わせて大慌てで買い物したり、
ヒマをつぶすためにあたりをぷらぷらしてたけど、その必要はなくなった。
しかもバスがピカピカに新しい。


先週一週間、西への旅を楽しんできた。
小倉で洋館を巡り、林芙美子記念館を見て、下関で夜景ツアーに参加。
山口県の「一度は見たい日本の絶景」角島大橋や
元乃隅稲荷神社  

秋吉台に行き、萩で歴史散歩。
津和野では乙女峠のマリア聖堂と珍しい畳敷きのカトリック教会が印象的だった。
長崎から連れてこられた多くのキリシタンが弾圧された史実。
津和野には森鴎外の生家もあり記念館の解説には「墓は三鷹の禅林寺にあります」とあった。
もちろん太宰の墓と「森林太郎」と記された墓は昔から馴染み深い。

津和野に泊まっているとき最初の熊本地震があった。
翌日、岩国でもかなりの揺れを感じた。
岩国は錦帯橋を渡ってしばらく歩いたところに宇野千代生家があった。

今回の旅、当初は「九州ぐるり」の予定だった。
同行の家人の希望で山陽へと向かった。
熊本、大分の地震被害の拡大に胸が痛む。
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春の予定

2016年04月07日 | Weblog
「風待文庫」のまやさんからイベントのお知らせメールをいただいた。
なんと今回もまた2日とも予定があって行けない。リニューアルオープンの時も行けなかったので「本当にごめんなさい‼」という感じ。
ポカンと暇な時もあるのに、
どうしてだか彼女とはタイミングが合わない。

「来ていただける人のみ返信を」と書いてあるので、うにゃうにゃ言い訳も出来ない。次のチャンスを待つことにする。

週末は久しぶりに「頭痛仲間」と渋谷でランチ。6人グループだったのに、
みんないろいろあって今回は半数…。

そして来週は少し長い旅。
下関の関門海峡あたりにまず行って、
小倉を歩いてから萩市や津和野を再訪。岩国に新しく出来た空港から帰ってくる予定。

春の歩み、少し進む。
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猫の絵本

2016年04月05日 | Weblog
ホームに着いたのはお昼もだいぶ過ぎた頃だった。
(昼食時に行かないように図書館で時間を調整したのだ)

前来た時よりもまた体の傾きが大きくなり
リビングの椅子に不自然な姿勢で座っている母がいた。
スタッフがすぐにわたしに気がついた。
「今日はかなりご機嫌がよくないです。介助しようとしても怒って払いのけます。」
「すみません。お世話になります。」と頭を下げる。

二階の皆さんは全員で食後のテレビ。
母ともうお一人の食器だけがまだ片付いていない。
足元にはすごい量の食べこぼし。
それでも母はわたしの顔を見ると嬉しい。笑顔をみせる。
食器の片づけにも承諾しスタッフが食べこぼしを掃除しわたしが手を拭く。

隣りに最近入居された方が座っている。
大切そうにハンドバッグを抱えている。
こんにちは、と声をかけるとこんにちはと穏やかに返る。
ここへきた当初の母のようだ。
その方がバッグの中から一枚の写真を取り出して見せてくれた。
「いい写真ですね」というと満足そうにうなずく。最近のここでのスナップだ。

わたしは老人を子ども扱いしてはならない、とつよく思っていた。
プライドを尊重しようと思っていた。
ただ、以前にここにあった猫の写真集を母と一緒に広げたら喜んでくれたし
会話もとんちんかんな今、また一緒に猫でも見ようと猫の絵本を借りてきた。
三鷹の講座でお会いしたことのある「どいかや」さんの本。
母は「かわいいかわいい」と言って楽しんでくれた。
しかも絵本の字が読める。カタカナもひらがなも読む。

たくさんのことができなくなり
スタッフを困らせ厄介な存在になりつつあると思っていたが
まだこれほどの能力があるのだ、としみじみと思った。

そういえば以前猫の写真集を広げて楽しんでいたとき
「わたしが帰ってからまたがくんと反動がくるかな」と親しいホーム長に言ったら
「いいの、それはこちらで何とかする、Sさんと過ごすこの時が宝物だから」と言ってくれた。
ここへ来て良かった、と感じた瞬間だった。
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