羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

雨上がりの朝、公園で。

2019年11月28日 | Weblog
紅葉をたのしむなら今しかない。
黄色、赤色、まだすこし緑色。
木々が見せてくれる色彩の饗宴は
ながくは続かない。






降り続いていた雨が上がり、
開園と同時に入った立川の昭和記念公園。
かたらいの道に続く銀杏。
朝の日本庭園。
広い園内はまだ人もまばらで静か。
だいぶ歩いたので帰路は園内周遊バスに
乗って西立川駅近くへ戻る。
これから来る人がたくさん歩いていた。

そういう日々

2019年11月22日 | Weblog
転居とともに辞めるつもりだった仕事も
人材不足で結局、時々行くようになっている。
ひとりでこのマンションの1室にいると
「外に行こう」と決めなければ、
いつの間にか日が暮れる。
あれ?今日は誰とも喋らなかったわと
思ったりする。
だから時々仕事に出て行くのは良かろうと思っている。

先日、三鷹に用事があり久しぶりに
野川公園へ行った。
晩秋の日差しが柔らかくとても良い散歩だった。




この頃、散歩の効果をちょっと見つけた。残念ながらダイエットではない。
「詩」。ほわほわと言葉たちが遊びに
くる。おや?と思う。
帰宅して忘れないうちに書きとめる。
書く場所も見つけたので、そのサイトに
ぽつんとだしておく。
まだ詩を書いているじぶん。
見知らぬ誰かの目にとまる事もある。
そのサイトはイイネではなく、
スキ、と共感サインがある。
読み返してみると、上達などと無縁で
むしろ稚拙。それでも推敲前の下書きの
つもりで、書いている。
詩の近くにいればそれでよし。
時々仕事に行く。
散歩にはよく行く。
一歩も外に出ず喋らない日もある。
昨年の今頃この小金井を歩いた。
一年経った今そこに住んでいる。


安曇野

2019年11月13日 | Weblog
台風による土砂崩れで中央本線は
運休が続いていた。
あずさ3号が運転再開したのは、
わたしたちが出発を予定していた3日前。
ギリギリで間に合った。

信州の山並みと広がる田園、
そして清流。
安曇野アートラインと呼ばれる多くの美術館。
学生時代に一度。数年前に二度。
好きなところ、といつも思う。
碌山美術館。






荻原碌山の彫刻作品「女」は日本近代彫刻の最高傑作といわれている。
新宿中村屋のサロンで出会い、
苦悩の愛を捧げた相馬黒光の面影が
あるという。
三十歳の若さで亡くなった碌山へ捧げた
高村光太郎の詩碑が庭にあった。

美術館の入り口にはこの文字が…。


わたしはぼーっと見上げていただけ。
娘が写真を撮っておいてくれた。
意味を調べ、こころ打たれる。

【愛は芸術なり、悶えは美なり】

娘は初めての安曇野。
安曇野野菜スイーツや林檎ナポリタンも
しっかり食べたしわさびコロッケも、
わさびソフトにも満足。
ただやはりこの美術館の印象が強かったようだ。