羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

今年の花粉はラク

2012年03月29日 | Weblog
去年の今頃は花粉と風邪と頭痛で毎日タイヘンだったなぁ。
微熱も下がらず仕事がない日はほとんど寝たり起きたりしてた。
母が要介護になって一年が経った。
体調が戻らないまま五月に仕事を辞めたけどあれから寝込むことは
なくなったかも、、、と思うのは、昨夜からまたメマイでぐるぐるしてるから。
季節の変わり目とか変調でこのぐるぐるはやってくる。
横になっていると天井が回るけど起きてしまえば意外に大丈夫。
すこしふらつくだけ。
もしもわたしが寝込んだら母のことはどうなるんだろう。
誰に「ヘルプ!」と言えばいいんだろう。
大したことはしていないからほんの少しの作業だけ。
それでも最低限のこと、雨戸やゴミや洗濯や食事のことを考えると寝てはいられない。
じぶんだけのゴミだったら1日くらい出さなくてもまあいいかと思うけど
母はゴミが気になる性格だしお腹もすくしいろいろ洗うものがある。

でもこの三月は花粉も少ないせいか症状がほとんどない。
風邪もひかなかった。頭痛も減少中。めまいくらいなんのその。
というわけで先日見つけたスマホでゲームで気分転換。
今、はまってるのは「ちょこけし」とあのきらきらドロップのところにあった
くまさんが踊る「リズムコイン」可愛い!

ピンクのカーディガン

2012年03月24日 | Weblog
すこしだけ暖かくなってすこし母も体調がよくなってきた。
昨日は狭い家の中に次々と人がやってきた。
手すりをつける工事の人。介護ショップ会社の人たち。
それからケアマネさん。ディサービスの相談員さん。
書くものがたくさんある。母の名前、ハンコ。代理申請のわたしの名前、ハンコ。
こんなにたくさんの書類がでてくるとは、当事者にならなければ
わからないことだった。
バタバタしていると母がすこし顔をだしてひっこみまたそろりと見に来る。
いつの間にかよそゆきのきれいなピンク色のカーディガンを着ている。
わたしはと言えば毛玉のついたセーターによれよれのジーパン、すっぴん。
なんだかきれいな服を着た母をかわいく思う。
しかし、、夕方になり皆さんが帰ってふと母をよく見たら
なんと昼間汚したズボンをはいていた。
すべて点検を終えて洗濯も掃除も終わったつもりだったのに
なぜか外側に汚れがぺったりとこびりつたまま。
あれま!とびっくりして手をつないでお風呂場へ。
まあ、かがまなければ見えない感じだったので母の装いは成功だったのだと思う。
そうだよね。よかったわ。
手すりもついたし、それを活用してトイレ、失敗なく行けることを願います。

まぼろしのねこ

2012年03月15日 | Weblog
長女が「おばあちゃんを見ててあげるよ」と言ってくれたので、
至近距離へ、家人の車で行ってきた。
海が見える小さな宿は石段の途中にあった。
夕食後、海まで散歩に行き戻ったところで、この石段の先は
左に折れて続いているがどんな雰囲気だろうとすこし足をのばしかけた時、
にゃあと声がして暗闇のなかに猫のすがた。
おいで、と腰をかがめると、タタタッと石段をおりてやってきた。
にゃあ、の声も、遠慮がちに擦り寄る仕草もてざわりも、
すべてが懐かしく、、駿の生まれ変わりかと思った。
会いたかったよと抱き上げたい気持ちをおさえてたくさん撫でて
ようやく別れてきた。
朝、待ちかねて外へでて探してみるがどこにもいない。
いてほしい、でももう一度会ったら離れられなくなる。
やはりまぼろしだったのだろうかとさえ思う。
暗闇の中から待っていたかのように現れた縞々猫。
わたしを見てまっすぐに走ってきた猫、細く長いしっぽ。
きっと駿が会わせてくれたんだ、とやっぱり思う。
駿、ありがとう。またがんばるよ。
おばあちゃんも待っていてくれた。大丈夫だったよ。

明日は何が待ち受けているかわからない。

2012年03月12日 | Weblog
「大人のためのウエットタオル」を見比べていたら
最終バスに乗り遅れそうになった。
サイズも違う、枚数も違う、トイレに流せるかどうかも違う。
もちろん値段も違う。
迷う。しかし、やはりこれは冷たいからかわいそうな気がして
棚に戻し、温水で拭いてあげようと思いつつもとりあえず
ポケットタイプのウエットティッシュだけは急いで買った。
手指にやさしくトイレにも流せると書いてある。
いそいで薬局をでたら最終バスが行く先を光らせて待っていた。
乗客はわたしを含めて三人。
このジブリ経由のバスが好きだ。川沿いを走るから。

バイトを終えて帰ってくるのはおっかなびっくり。
汚れ物が散らかっていないかと、、、。

「明日はやさしくしてあげよう」と思いながら一日を終えることが
なんと多いか。
言わなければよいようなことを言ってしまう。態度にもでてしまう。
もっとしてあげられることはあるはずだ。
三分の一くらいしかできなくてもとにかく今日が無事に終われば
ほっとする、この時間。
それでも注意は階下へ。こうしていても気配と音にいつも耳をすませている。
花粉症だけれどにおいも敏感に察知する。
トイレに行こうとして困っていないか、行くつもりだけはあるのだから
手助けがいる。夜の見回りにもいく。
でも眠剤がないと眠れないわたしは夜中の一時くらいに母を見に行った後は
本も閉じて店じまい。
一日はこうして終わる。
さっき掛け布団を直しに行ったら「わたしのお母さんみたいだね」と
言っていた。小さな作業に慣れ、慣習となってきたのかもしれず、
そういう母親の顔は年老いたけれど「まとも」だったりして。

ビビは旅をする

2012年03月02日 | Weblog
前々回に書いた「風待文庫」の前にいる木のビビ。



風待文庫入り口。(絵本の店りとるがあった場所)



ビビの絵本は手から手へと渡る。旅をする猫のよう。
だいぶ認知症状が進んだ母のためにまた猫を飼ったら?と
何度かいわれたけれど、今はまだ猫は飼えない。
時々、ここへ、ビビと友だちに会いに行こうと思う。
同じように介護をしてきた彼女が話を聞いてくれる。




吉祥寺でランチ

2012年03月01日 | Weblog
パソコンが復活!やっぱり使えないとちょこっと不便だった。



日曜日、次女が誕生日ランチをご馳走してくれた。
吉祥寺の中道通りから横道、キッチンククゥ。
軽く食べようと思っていたのに日替わりメニューに
ロールキャベツと大根のカレー、と聞いたらもうやっぱりそれ!
おいしかった~。
カウンターのみの本当に可愛らしいお店でカエルとウサギという
鳥獣戯画みたいな取り合わせが好きなわたしにはぴったり。
満席だったのでほんのすこし待っていただけなのに
「お待たせしたから」とデザートをサービスしてくれた。
プリンの上、わたしは迷わずカエル。
次女は白っぽいネコ(黒っぽいネコや肉球もあるらしい)。



社会人一年生だった娘も毎日がんばって忙しい時を過ごしているようだ。