羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

好きでした。

2008年03月31日 | Weblog
わたしは、ただただ生意気な変な女の子だったと思います。
いつでもやさしくしてくれる背の高い男の人が好きでした。

なにもわからないまま、「怖いもの知らず」だったあの頃、
幼く見られるのがイヤで、早く歳をとりたい、少なくとも歳相応には見られたいと
思っていました。
男の子から貰ったツギハギだらけのジーンズをはいていました。
あるときは三愛のバーゲンで買った長い長いスカートをはいたりしていました。

大学では「孤独な闘いを続ける新聞部の編集長」だったので、
女子大生ブームの時代の流れにのったいろんなマスコミが取材にきたりしました。


彼は、恋人と旅行に行くわたしを駅まで見送りにきてくれました。
どんな用事があったのか、もう思い出せません。
彼は、大切な男友だちでした。
そのときの恋人の消息はまるっきりわかりません。
でも、たいせつな友達はいつまでもずっとたいせつです。

2008年03月29日 | Weblog
どうしたのかと思うような桜日和でした。

ともだちと六本木で美術館に行ったあと、赤坂に足をのばしたら「赤坂サカス」オープンで、すごいことになっていました。
人ごみ、苦手です。得意なひとはそういないとは思うけど・・・。

そういえば昨日は病院の帰り道、市ヶ谷の桜も見事でバス窓から眺めてきました。

「桜は花が先、葉っぱはあと。葉がない花ばかりの樹木だから密集しててキレイに
見える」と言ったひとがいます。花見には興味がない、って言ってたな。。。
花よりひとが多いからかしら。

無理かも?

2008年03月27日 | Weblog
やっぱりね~、二ヶ所でブログを書くのは無理でしょ。実際。。
いくら書くことが好きだからといったってね。
しかも、ブログね、なんというか「どうして書いてるんだろう」と思い始めると
まったく意味が見出せなくなります。

本当のホントのことを曝け出して書いたらかなりインパクトのあるものになると思います。しかし、そこまではしない。それはじぶんを追い詰めることだからね。

嘘を書いたりはしない。でも、心の底まで公開するつもりも、もちろんない。
そう、アソビなのかな。
だったら遊べる場所は多いほうが楽しいから、やっぱりこのままでいきましょうか。

立場が逆転

2008年03月19日 | Weblog
バイトを終えた次女と待ち合わせて、二人で夜ご飯を食べて帰って来ました。
傘をさして自転車に乗ったりできないわたしは、レインコート。
しかもボタンを掛け違えたらしく「お母さん、それ」と娘に大爆笑されました。
「どの道から帰る?」「まかせるから」という会話のあと、次女(傘で自転車)のあとをついて行きました。

時々、「大丈夫かな?」と振り返る娘は保護者そのもの。
あんなに小さくて可愛かった末っ子も、すっかり成長して、間抜けな母親を心配するまでになりました。。。やれやれ、、、。

さて、「あんなに小さくて可愛かった」猫のほうの話ですが、
リビングの戸を開けられなかったほど非力だった子猫は、すぐに前足で(両手で)
開けられるようになり、やがて片手でひょこっと開けられるようになりました。
開けられるくせに、戸の前で「あけてよー、ネ~」と催促までします。
出て行くときは自力で出て行くくせに、入るときは閉まっている事への不満を大声で申し立てるのです。。。やれやれ、、、、。


押入れの片隅でやけに静かに眠っていたのは一日だけでした。
今日はもう、元気いっぱいでなきわめいています。
わたしたちが不在で夜ご飯はおばあちゃんから貰ったはずなのに、
帰宅すると「ぜーんぜん食べてない」という顔でにゃんにゃんまとわりつき、
無視しようと試みると逆襲してきます。小さくてカワイイ時期って実に短いものですね。そう、とくにネコは。

大丈夫か、猫。

2008年03月18日 | Weblog
マイペースでゆうゆうと過ごしているうちの猫、だいぶ歳をとってきました。
顔が小さいから一見可愛いのですが、お腹はたぷたぷしています。

まだほんの子猫だった頃、彼(猫)はリビングに「ひとりで」寝ていました。
まだほんの子猫だったので力がなくてリビングの戸は開けられなかったのです。

アトピーや喘息が心配なので子どもと一緒に寝てはいけない。
一階には当時ネコがキライだったおばあちゃんの部屋があるので降りてきてはダメ。一日中よく遊んで「おやすみ」と置いてきぼりにされるのです。
チビだった猫はないて誰かの後を追っていこうとします。
そのとき、素早く戸を閉めるのはなかなか大変なので、少しドライフードをあげて
それを食べている隙にサッといなくなることにしました。

そして、猫はちゃんと大きくなりリビングの戸を開けるのなんて朝飯前になりました。おばあちゃんはすっかり猫好きに変貌したし、夜は必ずわたしのそばで寝ます。でも、小さい時の習慣のまま「おやすみ前のカリカリ」は絶対にもらわないと気がすまないのです。

うちの猫、駿の肥満傾向への道はこうして作られました。

その駿クン、昨日は何故かとても大人しく、わたしの部屋の押入れの隅で眠り続けていました。朝と夜のごはんはとりあえず食べたけれど、「おやすみ前のカリカリ」催促もなく、、、。考えてみるとこのおやすみ前のニャーニャーが一番ウルサイので、静かだとかえって心配になります。
つづきはまた明日、(たぶん)書きます。

空を見ていた

2008年03月16日 | Weblog
「辞めたい」と思いながら続けているこの仕事。
転職するためのエネルギーがどうにもでてこない気がして、
他の仕事もちらちら探しながら毎日が過ぎて行きます。

昨日は外の受付にいる必要があったので、「あたたかくなってきたなー」と
思いながら景色を眺めていました。
「おっと」と気がついてロッカーに上着を取りに行きました。
いつも制服の上にカーディガンをはおっているだけなので、
それで接客するよりもきちんと上着を着ていたほうがいいと判断したからです。

ぽかぽか天気でみんなは遠出をしているのか、お客さんは意外に少なくて、
なすすべもなく空を見ていました。
紛れもなくあおい春の空、、、。
そういえば友人からのメールに鎌倉の海辺を散歩したことが書いてありました。
空を見ていたら、海に行きたくなりました。

「ああ、おまえはなにをしてきたのだと・・」吹き来る風が中也にいったように、
あおいそらやあおい海はわたしにも問いかけを寄こしてくるようです。
むかしから、ずっと・・・。

書きたいから書く

2008年03月10日 | Weblog
ブログを書いていてカナシイのは、せっかく書いた日記が消えることだと思いませんか。
「更新しよ」と思って多少の時間と労力でブログを書き、出来たとアップしてみたら「更新できません」とたくさん読みたくない字が出てきて戻ってみると真っ白。
「戦意喪失」とまではいえないけれどかなりガッカリしますよね。
前回の「佳作」がそうでした。NHKでチューリップを観ようと思っていたので、
その時間までに、と書いたら消えちゃいました。

「もう、いいや」と諦めかけ、やはりチューリップの歌を聴きながら簡単に書き直しました。コピーしてから投稿するのが賢い方法かもしれません。

「佳作」の出版社から電話がかかってきました。
そのとき「詩」「エッセイ」と両方だしておいたのです。

電話の内容はともかく・・・・。
じぶんはぼやぼやと詩を書いているよりも、本当は短文(こういうブログのような)を書くほうが『受けるらしい』とかすかに感じました。
さてさてわたしは『受ける』ものを書きたいのでしょうか、、、。
そもそもわたしは何故、『書いて』いるのでしょう・・・

佳作

2008年03月07日 | Weblog
ふと見つけたところに、数点、だしておきました。
いつまでも「評価」を気にしていてはいけない、、というか「詩」という創作活動はそういう性質のものではない、はずです。

松下育男さんもそういうことを書いてらしたと思います。
でも、それってなかなかムズカシイ。。。

「わが道を行く」のは勘違いしたまま進んで行きそうで不安になります、正直なところ。
今回『佳作』というお知らせと感想をいただきました。
やっぱり少し嬉しいし、同時にこれも進歩のないことのようで、単純に喜んでもいられない気がしています。

春の嵐

2008年03月03日 | Weblog
強風の日が何日もありました。
「春一番」ってこんなに寒いんだっけ?と不思議でした。
仕事場では、掲示板が何度も飛び、公園まで追いかけて行き砂だらけになりました。
休みの日に都心に出たら、ビルとビルの間を風が音をたてて生き物のように通り抜けていきます。

でも、もう三月。風も穏やかになってきたようです。
ほんの数日だけれど、頭痛薬のお世話にもならず過ごしています。
展覧会に出かけてやはり疲れて貧血を起こしそうになりましたが、無事でした。
今日はガラス磨き!
手を伸ばしからだを動かしてのびのびしました。

つよい風が通りすぎたあとの安堵感を少し感じています。