(前回からの続き)
じつは・・・こうして海外の借金バブルを最大限に膨張させ(株や債券や不動産や資源や、その他もろもろの価額を暴騰させ)、その爆発壊滅を誘導し、それに反比例して価値が急増する最強通貨「円」と最強資産「日本国債」による、暴落した世界の主要な企業、油田や鉱山、不動産やらの買い占めを促して、日本を世界一の資産保有国にすることこそが、「アベノミクス」(≒日銀の現金融政策)の秘めた狙いなのかもしれませんね(?)。
・・・もしそうなら、一見、わが国家国民を窮乏化させてドヤ顔になっているだけのようなアベノミクス推進者たちは、本当は世界の救済者なのかもしれない。どういうことかといえば・・・日本以外の国々とか企業・・・の権力者や経営者や株主らは、ほぼ例外なく(?)、市場独占やら兵器武器(戦争)やら資源権益やらで巨額の利益を得ているわけです、一般大衆を相手に。これをジャパンマネーが手にすることは、けっしてわたしたちが彼ら彼女らにかわってスーパーリッチになることを意味するわけではありません。日本人ならば、これらが持つ資産やこれらが稼ぎ出す利益を、自分たちだけで享受しようとはせず、多くの人々と分かち合おうとするはずだ、ということです。そして戦争産業を解体し、それらの持つテクノロジーを破壊ではなく創造のために使うようにするでしょう。これらの恩恵は、わたしたちばかりか米欧中そして新興国の人々に、少なくともいま以上に及ぶに違いありません・・・
・・・アベノミクスが「カブノミクス」(私的造語:取り柄は「株のみ」)をはるかに超越して世界を変える政策になるとしたら、こんな感じかと(?)。であればアベノミクス推進者は、戦争のない平和な時代を作るため、あえて鬼となった織田信長みたいな役回りを演じている(というより、演じさせられている?)のかな、と信じたい気持ちもあります。ここでいう「鬼」とは、アベノミクスが日本の経済力と国富とを激減させ、愛すべきわが祖国を外国人に叩き売って狂喜しているような様のこと、「敵」の目を欺くため---上記の真の意図が読み取られることのないように。
(「適当な投資先は日本国債しかない事実を受け入れよう」おわり)
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