Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

インバウンドへの塩対応と「さくら」集中への懸念

2023-07-26 22:27:31 | 交通
最近「さくら」で広島に行ったんですが、インバウンド完全復活という感じでしたね。
ただ同じくインバウンドが目立つ新神戸からの乗車も多かったのですが、途中駅でそれなりに乗っている状態で直前に買ったのか、席が分散していて大騒ぎになっている家族連れとか大変でしたね。スーツケースを担ぎ上げて落ち着いたのは姫路停車直前でしたし。車掌の巡回もそんなに多くない中、警備の腕章をつけた巡回が同じくらいの頻度でありましたが、インバウンドからは腕章の文字は読めないわけで、あれこれ片言の日本語で聞かれて、完璧に日本語で回答して、私は権限がないので車掌に聞いてください、というのも微妙でしたね。だったらガードマン然とした(明らかに車掌ではないという)スタイルにしないと紛らわしいですよ。さもなければ「役に立たない」スタッフが巡回しているなんて想定の斜め上ですから。

広島で降りる時が圧巻で、1両から20~30人は降りる中、日本人は私を入れて5人いるかどうか。欧米系が圧倒的という人種構成も今時のインバウンド事情を考えると今や特殊ともいえる状況です。しかしスーツケースにベビーカーと、日本では「邪魔だ」と批判されるスタイルが多いですね。それが「グローバルスタンダード」ですから、うざったく感じる側がガラパゴスですし、ユニバーサルデザインが徹底されていれば問題にすらならないはずですが。

今秋のEX予約とジャパンレールパスの大幅な制度変更と値上げがアナウンスされていますが、JRP関係は10月1日からと決まりました。JRPの「みずほ」「のぞみ」解禁(要追加料金)と言いながら、1個列車単位での追加料金が目を疑うレベルで、これでは解禁じゃありません。東京・品川から名古屋4180円、京都・新大阪が4960円、広島6500円とか、結局特急料金別払いです、と言っているに等しいわけです。だったら潔く個札の特急券を買ってください、と言ったらどうなのか。
これではJRPを買う意味がなくなりますね。個札で買って乗れば十分。足を伸ばすインセンティブは消えるし、目論んでいた増収分が雲散霧消でしょうから。「のぞみ」を使うならJRPではなく普通にきっぷを買えばいい、どうせ京都往復しかしないでしょ、という感じになるでしょうね。

さらにEX予約も「みずほ」「のぞみ」が個札同額の加算となるため、「さくら」「ひかり」の混雑緩和どころか更なる集中のリスクもあります。特に「さくら」は安くて快適、となればさらなる集中も懸念されます。羊頭狗肉の方がまだマシというような「解禁」でしたが、呆れかえったのは帰路に「のぞみ」で広島から新神戸まで乗車した際に、広島停車中に「ジャパンレールパスではこの列車には乗れないので、次の列車にしろ」という英語アナウンスが繰り返し流れたこと。そんな特殊装備まで用意して拒絶するという神経がわかりませんね。新神戸では英語で丁寧に「乗れないよ」と書かれた掲示もあるわけで、どれだけのクレームがあるのか透けて見えます。そしてこの事実上別払いでどうぞというレベルの「解禁」ですから、見事なまでの「お・も・て・な・し」です。

インバウンド対応もさることながら、「みずほ」「さくら」は九州直通優先、とほざく事業者無謬が湧きそうですが、「ひかりレールスター」の発展的解消が「さくら」ですからね。特に途中駅対応においては「さくら」利用が前提になります。個人的にも姫路から福山とか、日中の「のぞみ」は姫路か福山に停車、というパターンですから「さくら」しか使えません。「みずほ」がない時間帯も多い中、短距離から九州直通まで対象が広すぎます。だいたい「こだま」が戦力外にも程があるという状態で、福山や新山口で「のぞみ」と「こだま」を乗り継ごうとすると、「こだま」は「みずほ」「のぞみ」退避、つまり1本後(前)に抜かれるという理不尽な状態です。乗り通そうとしたら、新下関から新岩国まで各駅で退避、カラ退避、というどこでどうしてこうなった、という「こだま」もありますし。



名古屋場所が終わり

2023-07-26 22:26:36 | ノンジャンル
既に番付編成会議の決定(新十両と新大関)が出てしまっていますが、名古屋場所の寸評です。

3関脇の大関取りという話題が先行しましたが、3関脇ともずば抜けて強い、という存在感を示せずに終わりましたね。しかも若元春と大栄翔は10番勝てずに事実上出直しになってしまいました。豊昇龍は優勝して大関を射止めましたが、照ノ富士と貴景勝が休場で、霧島も途中休場かつ負け越しですから、それで12番の優勝は物足りな過ぎます。だいたい平幕が優勝争いで先行した影響で3関脇が総当たりしてないわけで、その状態で豊昇龍も小結琴ノ若と平幕の錦木、北勝富士に土ですから、かなり低い評価となります。

残る2関脇は14日目の相撲が総てでしょう。変化大失敗の若元春に、変化で星を稼いだ大栄翔。33勝はあくまで目安で相撲内容が問われる、とNHKはじめ各社局の解説者が指摘したように、無様な相撲で大関とはいきません。ここのところ大関に上がってもさらに上を狙うどころかさえない状態、いや、陥落も相次ぐという状態ですから、大関昇進も数合わせ、星勘定だけでは粗製乱造、持続不可能、と厳しくなるのは必然です。

照ノ富士は深刻な状態ですが、出場最後となった翔猿戦の翔猿の「ゆるふん」が悪さをしたことは間違いないでしょう。引き付けられないけど力を入れるしかなく、それが空足を踏むようなイメージで腰に来る。不浄負けにしてしまうわけにもいかないから振り回せない、という解説がありましたが、全国中継があろうと何だろうと、「ゆるふん」最大のリスクとして不浄負けという「黒星」に恥辱付き、ということを思い知らせる必要があるでしょう。あきらかな「ゆるふん」は行司か勝負審判が締め直しを命じるくらいでないと。

霧島は新大関いきなりのカド番ですが、5分の星から終盤3連敗というのは惜しかったです。ただ大関らしい相撲ともいえないわけで、出場した責任感はともかく、秋場所がどうなるかが心配です。同じ途中休場組でも(霧島は初日割りが組まれてからの休場)朝乃山は勝ち越しており、これは立派です。「7敗」同士の霧島戦を制し、千秋楽に若元春を撃破、というのは元大関の格でしょうが、ただ平幕上位でそれ相応の相撲になってしまっているのでは再昇進まで持ち込めれるかかなり心配です。

今場所の話題は落合改め伯桜鵬ですが、総髪で快進撃、優勝争いというと豊山(内田、のちの時津風理事長)が有名ですが、それ以来の快進撃で、大正年間の両国以来の新入幕優勝か(ただし当時は15日制ではない)、という勢いでした。ただ終わってみれば11番と、優勝が12番で優勝同点に次ぐ成績とはいえ、11番となると平凡の誹りを免れないでしょう。横綱琴櫻の故郷でもあり実は相撲どころの倉吉出身とあって地元もかなり盛り上がっていたようですが、一方で痛々しいまでのテーピングも気になるところで、無理をして結局大成できていない遠藤のようなコースにならないことを祈りたいです。

3関脇と小結琴ノ若が勝ち越しという結果はそれなりに立派ですが、この段階で「どんぐり」では困ります。北勝富士もこれから伸びる、という年でもないし、錦木ともども三十路ですからね。正代はここが限界っぽいし、御嶽海も故障でたった3番ですから。強いて言うと豪ノ山と湘南乃海でしょうか。来場所も一定の成績が残せるかですね。来場所の三役は琴ノ若の関脇昇進で3関脇の継続、錦木と翔猿が小結でしょうね。

十両との入れ替えは2人でしょうか。十両は東西の筆頭と平幕からは全休の若隆景に大負けの武将山。熱海富士は1場所での復帰を十両優勝で決めた格好になるのでこれも期待の1人でしょう。十両昇進は既に5人と出ているので、陥落も5人でしょうが、西10枚目で5番の志摩ノ海が残るんでしょうか。





ハインリッヒの法則が目に浮かぶ

2023-07-26 22:25:20 | 交通
週明け月曜の朝を襲った山手線の不通ですが、ニュースショーのキャスターやコメンテーターが実にぬるいですね。
天災ならまだしも、信号関係のトラブルですから完全に事業者責任の「事故」なんですが、「動かないこともある」とか何を寝言をほざいているのか。運転して当たり前、定時で当たり前、ということを見直すべきとか、じゃあ途上国レベルのいい加減な状況にしたいのか。その口で日本スゴイとか言い放つわけですから、気は確かか、としか言いようがないですね。

社会派諸氏、事業者無謬の連中が事業者に感謝を、たまにはこういうこともある、利用者が柔軟に対応すべき、とか抜かすのがお約束になってしまって久しいですが、社会インフラはあって当然、動いて当然なんですよ。ベストエフォートなんて本来あり得ません。それがその国のレベルを顕著に表すものですからね。社会インフラが満足に機能しなくなったら日本のレベルが大いに下がったということであり、それを生ぬるく容認することは、日本の緩慢な死を期待していることになります。

だいたい、「信号トラブル」という大雑把な話しかしていないあたり、原因の把握すらできていないということなんでしょうね。信号が「なぜ」機能しないのか、が原因究明であって、「信号トラブル」というのは死因が心不全です(心臓が止まりました)、というのと同じです。死因を心不全というのは止めようという時代ですが。
川越線のお見合い事故、大船での異線侵入とか、信号システム関係の決して軽くないトラブルがこのところ連発しているだけに、何か重大な、根本的な不具合が隠れている可能性を疑いたくなりますね。


そもそも「誤報」というにはあまりにも変だったし

2023-07-26 22:24:13 | 時事
NHKのニュース9がCovid19のワクチンが原因で死亡したとする人と遺族について、Covid19による死者と報道した「誤報」が問題になっています。
ただ、NHKの「誤報」、それも意図的を疑うような正反対の報道の類も一回や二回ではない、「誤報」の被害者に対して知らんぷり、せいぜい通りいっぺん、お座なりの謝罪を1回、ということも多々、というのに、今回は何回も謝罪報道をしているのが気になります。もちろん誤報を訂正、謝罪するのは当然ですが、あまりにも厚巻きに見えるのです。

そればかりか「ワクチン禍」を訴える団体のニュースを取り上げたり、ワクチンを否定する意図を強く感じる報道が目立つ印象です。
うがった見方をすれば、肉を切らせて骨を断つ、じゃないですが、「ワクチン禍」を堂々と報道するために、被害者を踏み台にしたのではないか、とも感じます。

NHKは福島第一の事故の際に、メディアへの情報開示が遅い、正確でないと、憤りを隠さずに「今後は原発に厳しい報道をする」という恣意的、偏向的報道宣言をキャスターが番組内でした「前科」とその後の反原発報道の横行という「実績」があるだけに、反ワクチンのスタンスが見え隠れしてきた報道にギアを入れるべく、という疑念が払拭できません。

NHKは「誤報」を謝罪し、関与した社員や監督責任がある社員の処分を発表しましたが、別に公的な刑事罰が科されるわけでもなく、譴責とか言い方は悪いですが「紙切れ1枚」ですし、減給にしてもそれこそ裏でフォローが可能でしょう。ペナルティを科しました、というアピール一つで「ワクチン禍」をクローズアップする報道を正当化できるならお安いものです。


稚拙な運転の横行という害悪

2023-07-18 21:12:42 | 交通
朝のニュースショーが視聴者のドラレコ映像を使って「ほらこんな危険運転が」「あおり運転が」と取材もしない「こたつ記事」でお茶を濁していますが、今回街乗りをしてみて思ったのは、危険運転やあおり運転ではなく、「勘違い運転」が多いということ。「あおり運転」厳罰化当初に懸念されていたことですが、自分の下手糞な運転が原因で後ろから追い上げられるといった事態を勘違いするバカが無数に湧いてくる、と批判しましたが案の定ですよ、ひどいもんです。

トラックの漫然運転を正当化する毎度の経済誌や自動車誌の記事じゃないですが、無意味な車間空けで道路の処理容量を故意に減らすバカ。これがあまりにも多いです。交差点通過時に明らかに2台は入れるスペースが前方にあるのに大きく空けて停車して後続が交差点内に取り残されかけるケースにけ結構はまったわけです。交差方向の交通を阻害できませんから極力前進して詰められるだけ詰めるしかないんですが、そうすると車間を詰めてくる「あおり運転」と勘違いしているとしか思えない行動を取ってくるわけです。ちなみに停車中ですからね。臨機応変に詰めるのは普通にある話です。

「あおり運転」に成敗、とか思ってるのか、前車が進んでもわざと進まずに邪魔してくるわけです。しばらくこれを繰り返して、気がすんだのか今度は猛スピードで去っていくというバカ丸出し。こういうのがドラレコ動画を切り取って「煽られましたぁ」とかいってアップするんでしょうからタチが悪いです。
無駄に車間を空けるクルマにまともな手合いはまずいないわけで、前車に着いて行くことも出来ずに信号に引っ掛かって本来通過できる台数を大幅に下回る渋滞製造機状態ですからね。あるいは無駄に空けて駐車場の入口を目前にしながら入庫できないとか、教習所で前だけでなく前後左右を見ろと教わらなかったのか、と言いたくなるようなバカの多いこと。「逆あおり」というよりも、自覚のないバカですから。

高速でのトラックのレベル低下が酷過ぎますが、街中でのクルマも負けず劣らずひどいです。ちなみにこの手の漫然走行、無駄な車間空けは、過剰に注意を払っているわけでもなく、黄色信号でも平然と進みますからね。全赤のタイミングでも。横断歩道の歩行者を待つこともまず無いですし。

「あおり運転」を厳罰化した影響、すなわち稚拙な運転で後続が邪魔されて車間が詰まる、という現象が見た目だけ捉えて「あおりだ!」と勘違いする余地を与えてしまったことで、稚拙な運転、漫然走行が大手を振って横行する始末です。こういう運転を積極的に排除しないといけないのですが、警察はネズミとりやセコい違反摘発(明らかにおかしい規制を作って罠を張るケースもある)には夢中でも、こういうバカの摘発は全くしません。

ちなみに「罠」の例としては、片側2車線分離帯付き、右折車線付きで転回禁止にして摘発というもの。前後の交差点は同一構造で転回可能ですから無意味もいいとこ。商業施設の出入りが絡むので入れ食い状態ですが、転回しなければ生活道路的な路地を回らないと無理で、どっちが危険か。小遣い稼ぎに夢中でいそいそと元の潜む場所(ここも交差点直前で「迷惑駐車」ですが)へ曲がろうとして歩行者を待たなかったり、二段階右折の表示があるのに右折車線からスクーターに乗った警官が右折とか、無法地帯です。ええ、兵庫県警葺合署管内っていうんですけどね。まあ二段階右折は法定外表示のマーキングが路上にあるだけで「しなくてもいい」交差点ですが、マーキングしたんだったら警察くらいは守るのが常識でしょう。緊急走行でもないんですし。