レバ刺しが明日7月1日から禁止されるということですが、NHKをはじめとするメディアがどうしてここまで大騒ぎをするのか。
そもそも食中毒リスクがあり、特に凶悪なO157への感染リスクが現在の手段では回避できないということが出てきたのが今回の禁止の直接の引き金ですから、「駆け込み需要」に対して、危険な行為だから禁止は7月からと言っても控えるべき、となぜ言わないのか。
このあたり、他のリスクに対する潔癖症とも言える論調と正反対であり、法令で禁止されるというのに未練たらたらで、法律がおかしい、根拠がどうのと垂れ流すのは滑稽を通りこして異常とも言えます。
確かにレバ刺し、私がおいしいと思った大阪・鶴橋では「生肝」と言うのですが、きちんと調理されたものはとても美味しく、それは否定しません。しかし、リスクが発覚し、現実に事故例が出ている以上、それを禁止することを批判することはどうでしょうか。例えば、フグについて、これまで大丈夫とされてきた肉に毒があるケースがランダムに存在する、と判明しても、フグは美味だから自己責任で、と言えるのでしょうか。
今回のメディアの反応で決定的に疑問なのが、どうしてレバ刺しだけこんなに騒ぐのか。リスクを過大評価しているわけでもなく、現実に今回の駆け込み需要で集団食中毒を出しているケースもあるなど、特に注意が必要な時期でも食中毒が出るような代物です。
さらに理解できないのが、他の生食と同一視したり、食文化が、と大上段に振り被る論調で、生卵や生牡蠣における品質、安全管理の1%もレバ刺しでしているかどうか。生卵や生牡蠣の水準は、いうならば牛の飼育、屠畜の段階から感染防止の専用体制の管理下に置き、食中毒リスクを管理しているレベルであり、それに対してユッケもそうですが、焼肉店の生食は話にならない低レベルの管理でしょうに。
食文化の視点で見ても、我が国においてユッケに続いてレバ刺しが無くなっても何の文化的損失はありません。栄養学上の問題も火を通せばいいので問題にはなりません、舌先三寸、食味の問題に過ぎないわけで、嗜好品が消えるというだけの話です。
そもそも魚の刺身や生卵は日本の食文化ですが、レバ刺しは歴史自体が戦後の焼き肉店の進出と同じものですから、日本の食文化としてリスクや法令を無視してまで残すものではありません。
それを和食文化の基本ともいえる刺身と同一視するのは文化への冒涜です。だいたい、臓物の生食なんて日本の食文化にはありません。魚ですら魚卵、白子はともかく、その他は普通は生食の対象外です。
そもそも食文化を云々するのであれば、欧米の海賊行為に妨害されている鯨肉のほうがよほど日本の食文化であり、守るべき存在であり、食中毒リスクも圧涛Iに低いのに、こちらは無視どころか食文化ごときで可愛いクジラを殺すな、とメディアがご高説を垂れ流しているわけです。
クジラを食べる我が国固有の文化は滅んでも構わないが、よそから入って来たレバ刺しは何があっても守りたい、放射線を照射してもいいじゃないか、という主張をする動きを見ると、何のためにそこまでムキになってレバ刺しを擁護するのか、異常な発想の影に何か為にするものがあるのかもしれません。
そもそも食中毒リスクがあり、特に凶悪なO157への感染リスクが現在の手段では回避できないということが出てきたのが今回の禁止の直接の引き金ですから、「駆け込み需要」に対して、危険な行為だから禁止は7月からと言っても控えるべき、となぜ言わないのか。
このあたり、他のリスクに対する潔癖症とも言える論調と正反対であり、法令で禁止されるというのに未練たらたらで、法律がおかしい、根拠がどうのと垂れ流すのは滑稽を通りこして異常とも言えます。
確かにレバ刺し、私がおいしいと思った大阪・鶴橋では「生肝」と言うのですが、きちんと調理されたものはとても美味しく、それは否定しません。しかし、リスクが発覚し、現実に事故例が出ている以上、それを禁止することを批判することはどうでしょうか。例えば、フグについて、これまで大丈夫とされてきた肉に毒があるケースがランダムに存在する、と判明しても、フグは美味だから自己責任で、と言えるのでしょうか。
今回のメディアの反応で決定的に疑問なのが、どうしてレバ刺しだけこんなに騒ぐのか。リスクを過大評価しているわけでもなく、現実に今回の駆け込み需要で集団食中毒を出しているケースもあるなど、特に注意が必要な時期でも食中毒が出るような代物です。
さらに理解できないのが、他の生食と同一視したり、食文化が、と大上段に振り被る論調で、生卵や生牡蠣における品質、安全管理の1%もレバ刺しでしているかどうか。生卵や生牡蠣の水準は、いうならば牛の飼育、屠畜の段階から感染防止の専用体制の管理下に置き、食中毒リスクを管理しているレベルであり、それに対してユッケもそうですが、焼肉店の生食は話にならない低レベルの管理でしょうに。
食文化の視点で見ても、我が国においてユッケに続いてレバ刺しが無くなっても何の文化的損失はありません。栄養学上の問題も火を通せばいいので問題にはなりません、舌先三寸、食味の問題に過ぎないわけで、嗜好品が消えるというだけの話です。
そもそも魚の刺身や生卵は日本の食文化ですが、レバ刺しは歴史自体が戦後の焼き肉店の進出と同じものですから、日本の食文化としてリスクや法令を無視してまで残すものではありません。
それを和食文化の基本ともいえる刺身と同一視するのは文化への冒涜です。だいたい、臓物の生食なんて日本の食文化にはありません。魚ですら魚卵、白子はともかく、その他は普通は生食の対象外です。
そもそも食文化を云々するのであれば、欧米の海賊行為に妨害されている鯨肉のほうがよほど日本の食文化であり、守るべき存在であり、食中毒リスクも圧涛Iに低いのに、こちらは無視どころか食文化ごときで可愛いクジラを殺すな、とメディアがご高説を垂れ流しているわけです。
クジラを食べる我が国固有の文化は滅んでも構わないが、よそから入って来たレバ刺しは何があっても守りたい、放射線を照射してもいいじゃないか、という主張をする動きを見ると、何のためにそこまでムキになってレバ刺しを擁護するのか、異常な発想の影に何か為にするものがあるのかもしれません。