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Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

隠されたバイパス

2011-10-29 02:24:00 | 交通
地図にない道路を走って来ました。

とある国道のバイパスなんですが、昨年既に開通し、式典まで行われているのに、なぜか現地では全く案内が無く、旧道に誘導される仕鰍ッになっています。

更新が追い付かないナビはもちろん、ヤフーの地図でもないものとして扱われています。グーグルマップでは開通済みとして書かれていますが、なんか変な感じです。

走ってみると、立派なトンネルやランプウェイもありなかなかの高規格。旧道のgdgdぶりが際立つだけに、何でこの道に誘導しないのか。



まだ一部工事が残り小迂回する箇所が数ヶ所ありますが、前後の本設と同じ対面2車線は確保されています。逆に現道ぶってる「旧道」はスレ違いもままならない箇所があったり、旧カーブも多く、誘導が無いので旧道を走り、事故った場合、劣悪な道路環境が原因であれば誘導しなかった責任が問われかねませんね。誘導をしないと言うのは意思を持っての行為ですから。

こうした「なかったことに」のケースとして、現道へのアプローチ区間が住宅街で、騒音や振動がひどくて通行を抑える必要が生じたR2三原バイパスがありますが、こちらは開通当初はどんどん新規区間へ誘導していました。


(ここで右折したらバイパスに出るのだが)
※開通当初、「青看」の右折方向の微妙なスペースに「広島 東広島」とあった。

でも今回走った道路は一回も誘導させてもらえない道路で、地図にも出ていない、まさに幻です。
いろいろ事情があるやに聞いていますが、使ってなんぼの道路、ちょっと変な話です。



一発激Vリーズ その36

2011-10-29 01:51:00 | 交通
お久しぶりねのシリーズ第36弾です。



阪神三宮に掲出されていたャXターですが、鉄人28号や三国志でのまちおこしが最近話題でしたから、外部からの集客も熱心です。

で、西代から500mですか?

三国志や鉄人というと確か新長田じゃなかったっけ。


(神戸空港にて)

鉄人は新長田駅そば。そして三国志ガーデンは新長田から徒歩9分とちょっと離れてます。
と、地図を見てびっくり。


(赤い丸が三国志ガーデンですが、鉄人の南です)

JRどころか国道2号線よりも南です。
それで西代からの徒歩を勧めるとは一体...

だいたい最寄駅は新長田から地下鉄海岸線で1駅、駒ヶ林であり、西代なんか触れてもいません。





退場の必然を示せてこそ

2011-10-24 00:28:00 | 交通
十和田観光電鉄の廃止が決まりました。長野電鉄河東線に続き、ローカル私鉄の廃止が続いています。
同じ東北では震災で大打撃を受けた三陸鉄道への支援策が検討されたりしてはいますが、全体的には衰退ムードであり、福島交通を除くと東北本線から分岐するローカル私鉄は全滅になります。

こうした流れに鉄道での維持を、と主張する向きも多いのですが、今回のケースのように、鉄道としての使命を終えた、としか言いようがないケースまで維持を訴えるのはいかがでしょうか。鉄道として存続すべきケースを厳選しているのであれば説得力も出てきますが、足下の議論は主観的な効果を山盛りにして鉄道さえ残ればいい、という性格すら感じます。

とにかく今回の場合は交通の流れが変わったということに尽きます。モータリゼーションを理由にしてクルマを目の敵にするだけでは絶対に解決しないケースです。
そう、新幹線が開業し、地域の玄関口が七戸十和田駅に代わった。これまでの幹線交通だった東北本線の三沢に出る意味が無くなったのです。

発想の転換で新幹線から三沢へのアクセス、と考えても、八戸から青い森鉄道が便利で早いわけで、沿線の通学輸送は残りますが、鉄道の存続が許されなくなったレベルしか需要が残らなかったと言えるのです。

これはくりこま田園鉄道と同じ構図です。そして逆に新幹線連絡での一発逆転を夢見ていたのが南部縦貫鉄道でした。鉄道のネットワーク、流動に応じた路線設定という意味で考えたら、十鉄は新幹線開通と言うイベントを、バイパストンネルが開通する峠の茶屋の立場で対応を考えるべきでしたし、新幹線が来るまで持ち堪えれば、と考えていた南部縦貫のほうが「健全な発想」といえます。

観光利用という意味では中途半端で、地域の利用という意味では「東北本線へのアクセス」と言う位置付けが新幹線開業で霧消した格好とあっては、やはり鉄道としての使命を終えた、と看做すのが妥当でしょうし、それによる廃止を受け入れてこそ、残すべき鉄道に対する意見の説得力になると思います。


メッキが剥げた口だけ番長

2011-10-24 00:27:00 | 時事
前にTPPへの参加問題について書きましたが、与党内で広まる慎重論に対し、なんとか交渉のテーブルに着こうとあの手この手の説得が続いています。
そうした中、政調会長が、「交渉に参加して、国益に反するのなら撤退してもいい」として、反対派を懐柔していますが、まあ何というか、世間知らずと言うか非常識と言うかの世界です。

多国間交渉でテーブルについて、条件交渉ではなく撤退も選択肢、と最初から公言して話など出来ません。お互い参加を前提にしているからギリギリの交渉をしているのであり、撤退も選択肢にある相手なら、「いやなら出てけ」になる話です。

交渉中に条件が悪化したのならわかりますが、足下の反対派の議論は今あるテーマが既に問題と言うものであり、それで話だけ聞いて撤退なんてありえません。
もしそんなことをしたら、普天間での「食言」にも匹敵する外交上の失態であり、それを前外相でもある政調会長が公言すると言うのはいかがなものでしょうか。

この問題、実はTPPだけに限らないと言うか、与党の問題と言うより政調会長の個人的資質の問題と言えます。先の代表選では「一番人気」だったわけですが、一皮剥くと「口だけ番長」「口先番長」の陰口もあるように、思慮に欠けた思いつき発言が目に余るのも事実です。

これは現首相も絡んでいるとはいえ、メール事件での対応、八ツ場ダムでの対応を初めとして、まず思い付きと思い込みでぶち上げてしまい、引っ込みがつかなくなったり、事態を悪化させるわけです。
何もかも根回しと言うのはさすがに反対ですが、党代表や国交相という重職にある人間ならば当然考えるべき手順がわかっていません。

しかもそういう思いつきで根拠のない、誰も賛同しない危険性もある発言も、重職にある人間から発信されたら意味を持ってしまうと言うことすらわかっていません。先日も首相訪韓直前に訪韓して、慰安婦問題などで勝手な発言をしてきたわけですが、よしんば政府方針と対立するものだから意味が無いといったとしても、政権与党の政調会長の発言と言うことで、言質を取られたに等しい話になると言うことが分かっていません。

今にして思えば、「一番人気」ではありましたが、最初の投票で馬群に沈んでよかったと言えます。
もし「前原首相」であれば、いったいどうなっていたのか。鳩山のような食言を繰り返し、菅のような強かさもなく、引っ込みがつかなくなったら偽メール事件や外国人献金の時のようにさっさとケツをまくって逃げ出して、あとに大迷惑をかけていたかもしれません。