残念ながら「南北朝」になるのでしょうか。しかも片方は「正統」ではない自称「皇位」として。
成年式を迎えられる悠仁親王殿下ですが、儀式で使用する艤装馬車が久々に登場といった話題になると必ず割って入るように天皇家の話題が報じられます。ニュース性のない動静レベルの話題をぶつけてくるのはどういう意図なのか。
そして今回、成年式に愛子内親王殿下が出席されない意向、という報道が出てきました。勤務先のトップが議長を務める会議体への出席という「ご公務」だそうですが、よしんばそれが勤務先である日本赤十字社の名誉総裁というような立場であっても成年式を優先しないのはあり得ない話です。増してや自社や政府の重要会議でもないのですから。
当然その意向は侍従経由で宮内庁に上がってくるでしょうが、侍従の段階、最悪でも宮内庁が止めないといけない話です。
事実上の皇位継承順位筆頭の親王殿下の成年式に出席しないという意味を考えているのか。こういう話が出た時点でメディアの憶測記事であっても終わりといえますし、宮内庁の責任は重大です。
いかに天皇家の直系長子であっても皇位継承の対象外です。「未来の天皇」から見たら従妹に過ぎず、佳子内親王殿下よりも「遠い」存在になります。成年皇族で勤務もされているのですから、学業優先といった言い訳もできません。そもそもこのはっきり言ってしまえば「非常識」な話を両陛下が認めたのかという話になるわけです。
そして両陛下に無断で計画することもないでしょうから、両陛下が容認していると考えざるを得ません。「未来の天皇」の成年式を軽んじるということを。神武朝として連綿と受け継がれてきた皇位を何と心得るのか。少なくとも継体天皇以来確実に続いてきたわけです。男系継承は。その正当な継承者である悠仁親王殿下の成年式を欠席という非礼があり得るのか。
よしんばその意向が示されたとしても侍従や宮内庁は全力で止める、諌止しないといけません。我が国においては伝統的に「主上御謀反」という言葉があるわけで、それは英米法体系の「法の支配」が確立するより前に成立していました。
先に「馬の骨」派が皇位継承で重要なのは天皇の意向である、後継者がいなかった称徳天皇も血統以外を指名した、と歴史上皇位継承の危機として、そして伝統が優先することが確立された事態として歴史に刻まれた事件における道鏡への譲位を「正当化」するという意見が臆面もなくネットメディアに出てきましたが、今回の行動はそれに匹敵する事態といえます。というか、いよいよ「馬の骨」が取って代わる最終段階のようです。称徳天皇正当化はフライングでしょうね。
愛子内親王殿下は神武朝男系の内親王ですが、次代は旧皇族から「皇配」を迎えて子孫を残さない限り、別王朝になります。有史以来王朝交代がない我が国にいるとピンとこないでしょうが、それが国際標準です。歴史を紐解くと、男系継承を維持し、かつ疑義がある場合は確実な「本流」に戻す、という動きになってきたことは偶然ではないでしょう。まさにこの称徳天皇は天武系でしたが、天智系の光仁天皇に系統が移り、さらに男系どころか女系でも天武系の血統が入っていない桓武天皇に移行しています。また血統に疑義が生じていた後小松天皇は実子の称光天皇で血統が途絶え、伏見宮家の後花園天皇に移行していますが、これらの事例は明らかに正当な継承という意思が働いています。
別王朝が成立した場合、神武朝の正当な皇位継承権者は当然「正統」を主張するでしょう。改革屋政権が皇室典範を改定して王朝交代を目論んだ際、秋篠宮両殿下は悠仁親王殿下を儲けられたのですから。南北朝にもならない勝負あったの状態ですが、それで「皇位」「皇統」と言えるのか。それとも旧皇族を皇配として迎えて子孫を残すのか。それであっても「廃太子」という異常事態となるわけで、「歴史に名を残す」ことになるでしょう。
天皇家と秋篠宮家の「対立」を煽り、皇位、皇統の危機を招くのは誰か。そして令和の和気清麻呂は出てくるのか。
はっきり言えば、「天皇」と皇族は神武朝という日本の歴史と共に歩んできた存在だから許される「特権階級」であり、「馬の骨」がそれになり替わることを認め得るものではないのです。日本国憲法が厳然と存在するわけで、皇位はその例外ですが、誰もがなれるものではありません。そして歴史を失った皇位にどれだけの価値があるのか。当然それを推す勢力は「権威」を地に落とすことを目論んでいるでしょう。
成年式を迎えられる悠仁親王殿下ですが、儀式で使用する艤装馬車が久々に登場といった話題になると必ず割って入るように天皇家の話題が報じられます。ニュース性のない動静レベルの話題をぶつけてくるのはどういう意図なのか。
そして今回、成年式に愛子内親王殿下が出席されない意向、という報道が出てきました。勤務先のトップが議長を務める会議体への出席という「ご公務」だそうですが、よしんばそれが勤務先である日本赤十字社の名誉総裁というような立場であっても成年式を優先しないのはあり得ない話です。増してや自社や政府の重要会議でもないのですから。
当然その意向は侍従経由で宮内庁に上がってくるでしょうが、侍従の段階、最悪でも宮内庁が止めないといけない話です。
事実上の皇位継承順位筆頭の親王殿下の成年式に出席しないという意味を考えているのか。こういう話が出た時点でメディアの憶測記事であっても終わりといえますし、宮内庁の責任は重大です。
いかに天皇家の直系長子であっても皇位継承の対象外です。「未来の天皇」から見たら従妹に過ぎず、佳子内親王殿下よりも「遠い」存在になります。成年皇族で勤務もされているのですから、学業優先といった言い訳もできません。そもそもこのはっきり言ってしまえば「非常識」な話を両陛下が認めたのかという話になるわけです。
そして両陛下に無断で計画することもないでしょうから、両陛下が容認していると考えざるを得ません。「未来の天皇」の成年式を軽んじるということを。神武朝として連綿と受け継がれてきた皇位を何と心得るのか。少なくとも継体天皇以来確実に続いてきたわけです。男系継承は。その正当な継承者である悠仁親王殿下の成年式を欠席という非礼があり得るのか。
よしんばその意向が示されたとしても侍従や宮内庁は全力で止める、諌止しないといけません。我が国においては伝統的に「主上御謀反」という言葉があるわけで、それは英米法体系の「法の支配」が確立するより前に成立していました。
先に「馬の骨」派が皇位継承で重要なのは天皇の意向である、後継者がいなかった称徳天皇も血統以外を指名した、と歴史上皇位継承の危機として、そして伝統が優先することが確立された事態として歴史に刻まれた事件における道鏡への譲位を「正当化」するという意見が臆面もなくネットメディアに出てきましたが、今回の行動はそれに匹敵する事態といえます。というか、いよいよ「馬の骨」が取って代わる最終段階のようです。称徳天皇正当化はフライングでしょうね。
愛子内親王殿下は神武朝男系の内親王ですが、次代は旧皇族から「皇配」を迎えて子孫を残さない限り、別王朝になります。有史以来王朝交代がない我が国にいるとピンとこないでしょうが、それが国際標準です。歴史を紐解くと、男系継承を維持し、かつ疑義がある場合は確実な「本流」に戻す、という動きになってきたことは偶然ではないでしょう。まさにこの称徳天皇は天武系でしたが、天智系の光仁天皇に系統が移り、さらに男系どころか女系でも天武系の血統が入っていない桓武天皇に移行しています。また血統に疑義が生じていた後小松天皇は実子の称光天皇で血統が途絶え、伏見宮家の後花園天皇に移行していますが、これらの事例は明らかに正当な継承という意思が働いています。
別王朝が成立した場合、神武朝の正当な皇位継承権者は当然「正統」を主張するでしょう。改革屋政権が皇室典範を改定して王朝交代を目論んだ際、秋篠宮両殿下は悠仁親王殿下を儲けられたのですから。南北朝にもならない勝負あったの状態ですが、それで「皇位」「皇統」と言えるのか。それとも旧皇族を皇配として迎えて子孫を残すのか。それであっても「廃太子」という異常事態となるわけで、「歴史に名を残す」ことになるでしょう。
天皇家と秋篠宮家の「対立」を煽り、皇位、皇統の危機を招くのは誰か。そして令和の和気清麻呂は出てくるのか。
はっきり言えば、「天皇」と皇族は神武朝という日本の歴史と共に歩んできた存在だから許される「特権階級」であり、「馬の骨」がそれになり替わることを認め得るものではないのです。日本国憲法が厳然と存在するわけで、皇位はその例外ですが、誰もがなれるものではありません。そして歴史を失った皇位にどれだけの価値があるのか。当然それを推す勢力は「権威」を地に落とすことを目論んでいるでしょう。