Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

月次更新遅れについて

2012-11-29 00:48:00 | おしらせ
12月の月次更新ですが、この週末を挟んで更新できる環境にないため、12月4日に実施とさせていただきます。
前回このような状況になった際には前唐オで実施していましたが、今回はその準備も出来ず、後ろ唐オになることをお詫び申し上げます。

なお、閲覧、修正等は出来る環境にあることを念のため申し添えます。

九州場所が終わって

2012-11-27 19:44:00 | ノンジャンル
一年納めの九州場所は白鵬の4場所ぶりの優勝で幕を閉じました。旭天鵬、日馬富士(連続)と白鵬以外の優勝が続き、力の衰えも指摘される状況でしたが、今場所は最近目立っていた「楽に取る」相撲から、荒々しさ、力強さが戻ってきており、横綱相撲といえる内容です。唯一の敗戦が琴欧洲ですが、右下手が白鵬の右前褌を取ると言う変則の組み手だったことを割り引くべきでしょう。

一方で新横綱の日馬富士は散々です。まあ連覇が「狂い咲き」とも言えたわけで、今場所の内容を見れば「いつもの日馬富士」なんですが、連覇で昇進と言う制度がある以上は上げざるを得なかったわけで、そういう意味では上がったが最後、常に進退を意識するという「綱の重圧」ということでしょう。

ただ、制度とはいえ内規であり、どう見ても「狂い咲き」だった実績で昇進させたのは横審の推薦の責任が大です。
ですから今回「9勝では失格」とはどの口で言うか、というか、天に唾というか、ひどい話です。
連覇以前の状況があるにもかかわらず、横綱としてやっていけると判断して推薦したのは横審ですから。

ちなみに6敗の内容ですが、横綱大関で5番あり、うち把瑠都が休場なので4番。これに総て負けて関脇以下に2番と、まあ標準的なクンロク大関の内容です。

大関陣は3人カド番というJリーグ最終節のような状態でしたが、把瑠都が負傷休場で陥落決定、琴欧洲が白鵬を破るなど必死モードで早めにカド番脱出と明暗を分けましたが、琴奨菊はカド番脱出とはいえいけません。
7勝6敗で迎えた14日目に、いちおう優勝争いの目が残っている旭天鵬に「助けられた」わけで、千秋楽が豪栄道との割りだっただけに、なんともな「予定調和」です。

鶴竜と稀勢の里もこんなもんか、と言う成績。特に稀勢の里は終盤を優勝戦線で迎えながら結局脱落と言う毎度のパターンで、自力よりもメンタル面が課題と言えます。

関脇は豪栄道の11番はついにブレイクスルーか、と思わせる反面、妙義龍が大誤算です。負け越してからの終盤は逆にこれまで星はまとめても上位になかなか、というところだっただけに、上位を食えるようになったことは「価値ある」負け越しでしょう。
そのほかの若手はあいかわらず頭角が見えない感じ。松鳳山にしても今場所の大勝ちが来場所につながるかは微妙です。

ちなみに地元船橋の八木ヶ谷こと若荒雄も13枚目で4勝11敗、7点の負け越しと来場所の十両陥落が確実です。

今場所のトピックスとしては、例の「誤審」でしょうね。
足が出ていないのに出ていたと勘違いして相撲を止めてしまった元大徹の湊川親方。蛇の目に跡がなく、引っ込みがつかなくなって「やり直し」ですが、豪栄道にとっては悪夢でしょうし、これで勝っていれば単純加算で12番、今場所の流れが変わっていたかもしれません。

しかしこういうときは難しいですね。勝負がつくまで「流す」としましたが、勝負がついてから「実は...」とひっくり返すのでしょうか。それとも「おっと行司がアドバンテージを見てますね」とでもなるのか。
ただ、今回の見所?は誤審よりもその後の処置。「物云い」や「取り直し」は制度としてありますが、あそこで審判長が宣言した「やり直し」は何なんでしょうか。

立ち合いからのやり直しでは日馬富士にとって有利すぎますが、水入りやまわし待ったのようにその場で止めるのではなく、あたかも取り直しのようなやり方があるとは初めて見ました。


反原発なら何でも持ち上げる朝日

2012-11-27 19:42:00 | 時事
総選挙へ向けて公示前の調整と言うかせめぎあいが続いていますが、反原発系のメディアは脱原発が争点にならないのがお気に召さないようで、脱原発系の政党や候補者を露骨に持ち上げています。
その一つが滋賀県知事が立ち上げようとする新党ですが、現実に迫っていた電力不足にも妥協せず原理主義を貫こうとして関西の自治体内で孤立したから、国政で一花、という目論見が露骨です。

そもそも新幹線の「栗東新駅」反対で当選したようなものなのに、リニア後の含みもあるとはいえ、新駅建設を訴えてしまい失笑を買ったように、政策に閉塞感が出てきていたわけです。そういう意味では「維新」や「反原発」などの自治体首長系は五十歩百歩であり、威勢のいいこと、有権者受けがすることを掲げて当選したが、実績を残せない、また、ボロが出ないうちに国政に鞍替えして目先を変える姿勢は共通しています。

脱原発ならそうした地合いは無視してでも持ち上げると言うのも情けないですが、今朝の朝日はさらに露骨に、反原発の市民団体が脱原発の通信簿を付けました、という内容の記事を滋賀県知事の新党と並んで大きく取り上げています。
こんなどこかの馬の骨が勝手に書いたようなチラ裏があたかも重要なデータのように扱わうのも噴飯物ですが、目的のためなら手段は選ばずという感じです。



まさかの展開になるのか

2012-11-26 00:15:00 | 時事
党首討論での乾坤一擲の大勝負となった解散に「ドジョウ首相」のしたたかさを見たと以前書きましたが、その後の情勢を見ると、まさかの主導権と言う感じになっています。

幹事長以下の反対を押し切ったことで、逆にそうした「不平分子」の介入余地がなくなってしまったため、少なくとも選挙戦略においては「一枚岩」になっているのです。貧乏神のような幹事長も、直前まで金魚は金魚鉢から出たら生きていけない、と早期解散を戒めてしまったことで足下は相手にされない状況で、鳩ャbモヘ政界引退と、民主党内の「大聡怐vが進行しています。
離党宣言をしている議員を見ても、雑魚と言うか陣笠というか、こういう機会でもないと名前を呼ばれないような議員が大半ですし。

まさに左派的色彩を排除した「リベラル派保守政党」への変貌ですが、左派系の支持者から出ている批判を見ると、あの党首討論からの10日程度でうすら甘い勢力が放逐されていることが実感できます。

そうしたうすら甘い勢力が与党の水、いや、ぬるま湯を満喫していたわけですが、そうした勢力によって水増しされてきた「数の論理」を今回明らかに否定していることを見ると、「ドジョウ」の視線が見据えているものが見えてきます。
つまり、どうあっても下野は不可避の状況において、負けて四分五列するよりも選挙前にどうせ負けるような手合いを切り捨ててしまい、烏合の衆ではない「一枚岩」となって野党第1党の座を狙っているようです。

さらに想定外なのは、待ちに待った解散で野党が勢いづき、与党が守勢一方と思いきや、与党、いや、「ドジョウ首相」が攻勢をかけているのです。

そもそも14日の党首討論でのまさかの解散宣言に、自民党総裁は明らかに「飲まれて」しまったわけです。
半ば無理と思っていたからごり押し気味の解散要求を繰り返していたところに、法案通過と引き換えに解散すると言う爆弾発言です。解散が唯一無二の目的化してしまっていただけに懸案の法案を丸呑みせざるを得ないうえに、それすら即答できずに「約束ですとよ」といまさらの念押ししかできなかったわけです。

準備不足を突かれた「第三極」は合従連衡どころか野合のような協力体制しか組めず、最大のキーマンとなるはずの維新も、太陽との見切り発車的な合同となり、良きにつけ悪きにつけ独自色があった「船中八策」がどうなるのかを示しきれていません。
こうした準備不足状態は、それこそ3年前の民主党のスローガン「政権交代準備完了」に騙された悪夢を呼び覚ます人も少なくないわけで、「一度任せてください」という叫ぶごとに、3年前に民主党ですらああだったのに、と言う不信感が却って沸いてきます。

では自民党はどうなのか、「準備完了」なのか、と見ると、「待ってました」とダッシュをかけるべきタイミングでまさかのフライングです。
とにかくあの空気の読めない政権公約が総てです。「国士様」系のメディアなどはマンセーしてますが、今の政治状況からの政権交代に求められるものが何なのか、と考えたとき、浮付いた「変革」ではなく「安定」「保守」のはずです。なのに「できることだけを」と言いながら憲法改正やそれを必要とする事項を掲げてどうするのか。そもそも民主党のデタラメ政治に対する批判とセットであった声に、「でも自民党がやっても...」と言うものが根強かったのですが、この政権公約を見ると、民主党のマニフェストと大差がない、と思われかねません。

しかも攻勢に回るはずの自民党が守勢に回っていると言う不可解な事態まで起きているわけで、民主党からの党首同士の公開討論会の要求に対し、自民党は「喜んで」と来ると思いきや、「他の野党の立場もあるし」とまさかの及び腰です。
14日の悪夢が過ぎっているのでしょうが、この対応は「逃げている」と言う印象しか与えません。しかもそれを党内きっての強面の幹事長が言ってしまっては、総選挙の帰趨はもちろん、「次の総裁」を狙う立場として大きなマイナスです。

それでもなんとか応じる構えを見せるかと思いきや、「ニコ動」の実況じゃないとヤダ、というのはいかがなものか。
どうも以前の麻生元首相もそうでしたが、ネットの影響力を過大評価というか、ネットの殻に閉じこもる傾向ではいけません。
マスコミの偏向とは言いますが、だからといってネットが常に正しいとは限りません。逆に「支持者」の声だけが大きくなり、世論と乖離する弊害もあるわけで、麻生内閣がネットでの世論調査における「高支持率」にもかかわらず、「政権交代」に至ったことはその危うさを示しています。

まさか討論中に「安倍さん頑張れー」というようなコメントが大量に流れれば勝ちとでも思っているのでしょうか。
ネット住民には有名でも、あのスタイルは「世間一般」においてはマイノリティであり、これを機にアクセスして「何これ?」とドン引きされる可能性もあるわけで、そうなったら短期決戦の選挙戦においては致命的な失策になりますから、応じないのと同じくらいのマイナスです。

今の流れだと、民主党は「最善の負け方」になる可能性が強いです。そして自民党は第1党にはなるでしょうが伸び悩み、自公プラスとなる相手を民主党にするか、維新にするか、と言う究極の選択を迫られるでしょう。
そしておそらく保守側に大きく舵を切った民主党との「大連立」となるのではないでしょうか。そんな気がします。


気になる787のトラブル

2012-11-26 00:12:00 | 交通
中日だったのが不幸中の幸いとはいえ、三連休の最終便を襲った機材トラブルには驚き、呆れました。
広島発羽田行きのANAご自慢のドリームライナー787がトラブッて、しかも何とか飛ばそうと粘った挙句の欠航になってしまったことで3時間あまりの缶詰となり、開放されたのが0時近く。三連休の最中という事でホテルも確保できず、家に帰るなど宿泊場所が確保できた60名ほどを除く150名ほどが機内や空港ロビーで一夜を明かしたのです。

ANAがローンチカスタマーと言うこともあり鳴り物入りで宣伝している787ですが、初期トラブルも多い、というか、もともと製造時のトラブルで就航が何回も、何年も遅れたこととあわせて考えれば、本当に初期トラブルか?と言う状況ともいえます。

実はこの三連休、法事で広島県下の実家に滞在していたんですが、ちょうど親族の1人が問題を起こした前日23日のNH685でやって来ていたのです。今回トラブッたのはNH688ですが、その前運用は羽田発のNH685です。つまり、787の運用と言うことで、その親族も楽しみにしていたのに、来るなり一言「急に767に変更になった」と言っていたのです。

突発変更ということは何らかのトラブルでしょう。あとは予約が埋まらず詰め込み型の787からワンランク落とした可能性はありますが、787での運航を宣伝している手前、基本的にそれはないはずですから、やはりトラブルと考えるのが自然です。
そうなると2日連続でNH685~NH688で787が問題を起こしたことになるわけで、あまり楽観できない事態といえます。

それにしても土曜深夜のローカルニュースで半ば実況のように報じられた瞬間、親族は「明日のNH688に乗るのに」と慌てだし、何とか三連休最終日ながら1本前への変更に成功していました。
ちなみに私はコスト重視でNH672の特割ですから運を天に任せるしかありませんでしたが(苦笑)

さて、今回のトラブルですが、787側の問題はさておき、地上サイドの対応が拙すぎます。
何とか飛ばしたい、という気持ちは分かりますが、失敗したときのリスクヘッジが講じられていたのかどうか。特に都心が遠い広島空港ですから、広島市内にいったん帰すにしても時間がかかります。
ただでさえ「遠い」と不評な広島空港でこんな対応をしていたら、決定的に信頼をなくします。実際には岩国に出るよりもずっと速いのに、岩国空港開港で「近くなる」と言われているような状況ですから。

特にホテルの手配がダメでしょう。広島や東広島がいっぱいで、ということですが、近場では本郷や三原、柱エにもホテルはあります。150人は厳しいかもしれませんが、少しでも仮眠組を減らす努力がなされたのか。場合によっては福山、倉敷と探して、岡山空港発に振り替えるという対応もフレキシブルに考えるべきでしょう。
そうした対応も早い時間帯に出来ていれば、最終の新幹線、また福山程度なら在来線でも移動できたわけで、後手後手に回った対応が致命的な結果になったといえます。

広島でナイトステイしているNH687~NH672の機材を使った「列車ホテル」ならぬ「飛行機ホテル」も実施したようですが、772という余裕がある機材なので比較的楽に仮眠できたと思われる一方で、一夜を明かして寝汗がついたシートなどの整備はどうなったのか。25日のNH672は10分遅れの7時45分に広島を出ていますが、仮眠組を降機させ、十分な整備が出来ているのか。このあたりも気になるところです。