Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

宿泊予約サイトを巡る感覚的な話

2023-12-13 21:37:16 | 旅行
海外系宿泊予約サイトを巡るトラブルが噴出していますが、よく見るとブッキングドットコム系なんですよね、槍玉に挙がっているのは。
ブッキングドットコムは仲介した宿泊施設への支払遅延という考えられないような事態を起こすなど信頼性を大きく損なう事態を起こしていますが、何とか切り抜けようとするあたり、どういう力が働いているのか、と言いたくなります。

それはともかくとして、これを機にとばかりに「不評」が噴出しているわけです。一方で結局この手のサイトは安さをウリにしているわけで、「安かろう・・・」と心に留めて使うものだと思っているだけに、ネットに出ている「不評」もその多くがお願いした条件と違う、というレベルだと、ちょっと違うんでないかい、とも思いますね。

あとは海外系に日本国内の予約を頼むかね、というのが率直なところ。なんとなれば直接予約もできるわけで、それこそ口コミである程度判断して直接行った方が「確実」です。サイトを通せば安くなる、というメリットを主張するのであれば、そこに何かしらのリスクがあるという話です。タダより高い物はないのですから。国内系だって今回の問題で注目を集める前はちょこちょこトラブルへの不満が出てましたけどね。

海外系については、得手不得手もあるわけです。今回問題になっているサイト(資本的には一緒)は東南アジアですからね。主戦場は。逆に日本の旅行代理店に海外のマイナーな安宿の手配を頼むかという話。しかも取扱手数料もはずまないで。
実は海外での個人旅行において、今回指弾されているサイトを専ら使っているんですが、ひどい目には遭っていません。部屋の施設がかなり違う(それを決め手の一つにしているのに・・・)、というのはまあ海外あるあるとして諦めているので、サイトのせいとも言えないですし。マイナー都市でそこそこのホテルが見つけられるので逆に重宝していました。

ホテル自体の外れを引かないためには、口コミ(別サイトも含めて)を確認して設備トラブルがあったら外すという感じでした。
ベッドがあってエアコンがあってシャワールームでお湯が出ればまあ良しとしましょう、というくらい割り切っていました。TVにしてもCNNやBBCの海外向けが映れば御の字でしたから。3000円以内でだいたい手配できる、というのが相場感で、その国の人もそれくらいの相場感で泊まっていました。

サイト経由での払込はほとんどしませんでしたね。予約はさすがに入っているという前提で、金周りは仲介業者を介するとトラブるリスクがあると踏んでいたから、先払いが少々安くなっていても現地払いにしていました。往々にしてデポジットは取られますが、チェックアウト時には返ってきました。
唯一先払いにしたケースは、どう考えてもこのグレードでこの値段は安い、というホテルで、予約を取り直したら果てしなく高くなるというリスクがあったので、未払でキャンセルといったリスクを外したかったからです。まあこのサイトでこれまで予約が消えていたということがなかったので。ちなみに現地で予約完了のメールを見せろと言われるケースは半々くらいでしたが、普通に予約は通じていました。(名前言ったらパスポートを出せと言われて、そこからは淡々と事務処理。なお海外ではパスポートのコピーを取られるのがデフォルトです。法律による要請が大半ですので断れません)

ちなみにトラブルはその唯一先払いにしたケースで、以前本ブログでヒルトンの比較広告が炎上した件に関して記事にした際にも出しましたが、予約サイトとホテル(ヒルトン系)で二重引き落としを喰らったことくらいですね。予約サイトにクレームして普通に片方の引き落としが取り消されて終わりましたが。日本語での対応でしたし、対応については不満はありませんでした。

まあ海外系のサイトや現地ホテルとの直接交渉をするのであれば、簡単な英文メールくらいは打てないとしんどいですね。
最近ではカスタマーサービスのゲートウェイがチャットになっているケースも少なくないですし。それでも電話で会話するよりはハードルが低いです。これは直接取引のケースですが、とある国で入国時のCovid19による隔離検疫での宿泊が義務だったケースで予約、払い込みしたんですが、ギリギリになって隔離検疫制度が廃止になり、だったら初めから定宿に入るのでキャンセルをお願いした時もメールでのやり取りでした。なんとかキャンセルさせまいと、館内で使えるバウチャーをたんまりつけるから、と迫ってきましたが、キャンセルしましたけどね(苦笑) 隔離検疫制度に基づく予約だったので、キャンセル料がかからなかったのはラッキーでした。