王朝絵巻との意外な共通点

五輪にストリート系というかの種目が導入されていますが、正直どうよと思いつつも、日本勢が強かった階段の手すりに乗っておしまい、という種目以外はけっこう見ごたえがありました。冬季五輪のスノボも結構競技性が高く、スケートボードもパークは同じような競技という感じで、逆に年寄りは認識をアップデートしないといけないな、と反省しきりです。

で、日本が初代女王を輩出したブレイキンですが、さすがにダンスが五輪か、という思いが強かったのですが、意外と「競技」なんですね。
フィギュアスケートのように自分で曲を選んで演出するのではなく、DJの選曲に即興で振り付けをする、というところや、それを踏まえて相手が返し技を見せて優劣を判定する、という仕立ては、なるほど、という感じです。

ちなみにこれ、日本人にとっては悠久の古から親しんできたスタイルかもしれませんね。
それこそ今をときめく「光る君へ」の世界じゃないですか。歌合や、その後の連歌とか、歌の巧拙を競うとか、いかに良い句で継ぐかとか、けっこうブレイキンの要素があるかもしれません。ダンスはしませんが、表現という意味では共通点を感じます。