Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

早朝の「混雑」

2016-06-28 22:19:00 | 交通
普段は専ら航空機で出張しており、早朝出発は津田沼リムジン一択なんですが、客先の関係で6時台の新幹線に乗る必要が生じたことから、早朝の総武快速線に乗りました。

まあ以前から朝一の99A、1Aは乗る機会もあり、新京成の始発から乗り継ぐ朝二番手の582Fはそれなりに乗っていますが、そのあとへの対応です。朝ラッシュのピーク時には約10分に3本(千葉直通2本、津田沼始発1本)の本数を誇る総武快速線ですが、6時台後半は約10分間隔とピークの1/3ということもあり、オフピーク通勤を志向するとかえって混み合うという話にならない状態も把握していましたが、その前の「早朝」時間帯がとんでもない状態でした。

津田沼発で4時55分、5時17分、5時46分、6時4分、6時25分(以降約10分間隔)というラインナップですが、6時台の新幹線利用やリムジンを使わずに羽田に行く需要を考えると、疎に過ぎる感が否めません。
今回乗ったのが5時46分発の584Fですが、増結車で津田沼段階で座れない、というのはいかがなものか。運が良くて1人2人が座れる程度で、増結車でも1両あたり20人以上が待っている状況はラッシュやラッシュ前後とは言えない、5時台の電車とは思えません。

当然車内は船橋、市川と経るにつれて混み合うわけで、錦糸町や東京到着時点では「定員」を上回る、座席定員比で言えば3倍を超える程度の乗客です。事業者的には効率のいい輸送、というつもりなんでしょうが、ラッシュのピーク時より2時間も早い時間帯でこれではサービスのかけらもない状態です。有り体に言えば、津田沼時点で着席可能なのは4時55分と5時17分の2本のあとは、7時18分の始発までなく(これとて7時前に座席定員分の行列が成立している。グリーン車も7時過ぎの入線後程無く埋まる)、船橋だと津田沼5時17分以降は津田沼8時52分まで着席が望めない、という状況です。

何を贅沢な、という批判は容易に想像できますが、ラッシュでもない時間帯、しかも早朝に普段と違う早起きをしてのこの結果を当然とみることに疑問を抱かない時点で、相当毒されていると考えるべきでしょう。

裏返しとなる夜半以降の下り快速も大概なわけで、リムジンが使えるエリアであればその快適さは雲泥の差というか、快適と苦痛という比較以前の状態です。そういう事実を踏まえると、新幹線でエコ出張、というお題目が実に空しいわけで、5時台でも23時台でも座れないアクセスの新幹線と、着席保障のアクセスがある航空機はどちらがトータルで快適か、という話になるのです。


いくらなんでも...

2016-06-24 01:55:00 | 交通
「ヘタウマ」という技法がありますが、まさかそれを狙ったのでしょうか...


(あちゃぁ…)


ここは総武快速線津田沼駅。種明かしをしますと、ホーム改修工事のために既存の乗車案内を剥がすことになり、暫定版がこうなっちゃったわけです。


(もともとはこういう感じ)

全面的にはがした場所は見るも哀れに...


(1行に収めたケースもありますが、改行位置もまちまちです)

いやはや、やっつけ仕事を地で行く感じですが、ワープロ等で作成できなかったとしても、せめて丁寧に書くことはできなかったんでしょうか。


(阪神三宮駅(当時)の暫定版。「快速」の誤表示はご愛敬)

さて、この混乱、もとい、変更を案内するャXターがこれです。



実はこれまで「不文律」でもあった整列乗車の「お作法」が正式に示されました。
ニューカマーが増える季節の変わり目には、後発列車の並び方や列数でトラブルが発生することもあっただけに、この部分は常時掲出してほしいですね。

ただ、740Fと814F以降は整列乗車の扱いではない(2列待機。折り返しとなる814Fはいったんドア閉め無し)というこれも不文律は今回も明文化されていませんが。




一発激Vリーズ その78

2016-06-24 01:35:00 | 交通
京都市内で見かけたャXターです。



北陸新幹線の延伸では舞鶴回りというあっけにとられる提案をした京都も、リニアに関しても危機感を持っているようです。

まあ、京都を通らないなんて…、というあたりは尊大な感じも否めませんが。

で、背景の案内表示が地道に凝ってますね。



どさくさに紛れて関空までの延伸まで書いてありますが、「喜多方ラーメン」の「誤表示」が話題になっただけに、市営地下鉄あたりは本当にやりかねないかも...





「世間知らず」は困ります

2016-06-24 01:34:00 | ノンジャンル
都知事がその「乱脈」が原因で辞任に追い込まれましたが、その批判に便乗した「叩き」もあれこれでました。まあ横浜市長の「メイク代」なんかは衆愚そのもので炎上するのかな、と思いきや、一部メディアの悪乗りというのが見透かされて鎮静化したのは、メディアリテラシーがそれなりに浸透したということでしょうね。

同様に「炎上」狙いで首長や公務員、議員の出張旅費を論う動きが出ていましたが、静岡県知事がリオへの出張を宿泊費高騰を理由に取りやめるとした際に、そもそも法定の宿泊費の水準がおかしい、と問題提起したのはもっとまじめに考えるべきでしょう。

治安に問題がない国内出張であれば、宿泊費は「ピンキリ」のどれを選んでも広さや快適性、格式といった違いにとどまりますが、海外の場合は安全をお金で買う、というのを地で行くわけで、安宿であればそれなり、というよりもリスクが明白にあります。
盗難等で済めば御の字、身体にかかわる危機すらあり得るわけで、それは途上国のみならず先進国ですら同様なのです。

その前提で考えた際、法定の宿泊費基準は現状にあっているのか。
当時の報道で「こりゃアカン」とまず思ったのがシンガメ[ルで、そもそもビジネス用途で手配する宿だと総じて3万円程度は覚悟する、というのが常識で、探せば2万5千円程度はありますが、かなりくたびれている、機能面で相当落ちる、という印象が強かったです。

これは私の実体験でもあるのですが、1人1泊3万円は会社の国内旅費規程の3倍超で、海外は実費精算とはいえさすがにそれは、と上司にお伺いを立てたら、逆に「お前はアホか」状態で「海外の常識」をこんこんと諭された経験があるわけです。その時は現地駐在員に「掘り出し物」として2万5千円程度の宿を押さえてもらったんですが、上述の通りの状況だったわけです。

このようにそもそもの規定が「非常識」の域になっているわけです。職階が低いからハイリスクの宿に泊まれ、というのであればその方が論外です。そして盲点?として、国内のようにシングルルームなんてないんですよ。一部日系ビジホが海外に進出しているケースではシングルルームがありますが、概ねツインかダブルのシングルユースになるわけで、それはそれで片隅しか乱れていない寝具を朝になって見るのは虚しいですが、それもコストアップの原因です。

一方で静岡県知事のように「宿泊費が高いから」と出張を中止するのもどうなのか。
そんな選択肢が可能であれば、それはそもそも不要な出張です。五輪やW杯の見学が出張か、という批判もあるでしょうが、実際に今後自分の自治体で開催するというのであれば、現地を視察しないと分からないものは絶対に存在しますし、引継ぎ的な話もあるのです。

そういう意味では「必要な出張」を金がもったいないから、という理由でその要否を決定するというのはおかしな話であり、「安物買いの銭失い」の典型です。
そしてそういう出張で「宿泊費が高騰しており」と言いだすのは、イベント開催都市での宿泊費高騰を考慮していないという点で、何をいまさらの世間知らずともいえるわけで、いまや日本でもインバン需要に便乗して、狭い安宿チェーンのビジホが1万5千円だとかいいだすようなご時世ですから、国内出張でも「高いからダメ」と言いだしそうで浮「ですね。