Covid19に対して「たいしたことがない」「騒ぐ奴はコロナ脳」と決めつける傾向が強いですね。
「出羽守」全開で恐縮ですが、世界的に通用しない理論で「大丈夫」と言われても気休めにもならないわけで、それが国際ビジネスに携わる企業がインハウスでPCR検査をするとか「自衛手段」に乗り出している原因です。
最近では「コロナを指定感染症から外そう」とか騒いでいる向きがいるようですが、確かに感染者を無症状者を含めて入院させるのは医療資源の浪費ですが、宿泊施設への隔離収容まで不要とするのか。
自然抵抗力で治るから無問題、というどこぞの「新仮説」もそうした手合いには大人気ですが、ご本尊ですら「感染力は強いですから」と逃げを打つのを忘れていないわけで、感染の連鎖を止めれらない状態になります。
感染上等、というスタンスを取らない限りは、指定しようがしまいがやることは一緒なんですよ。検査して把握して、隔離して浄化して、クリーンエリアを拡大していく。感染者数で一喜一憂したくないから見たくない、と言ってるのと一緒。「東京アラート」を終了させたあと、数値目標を撤回して有耶無耶にした東京都のスタンスと一緒です。定義や条件を変えても現実は変わらないのに、変わったように見える虚像を前提に行動して破滅する。皮肉なことに「東京の失敗」を敷衍する「外そう」が大阪方面から聞こえてくるのを見ると、都知事の対応に比べ我が府知事の頼もしいこと、と自賛してきた大阪人の底の浅さに眩暈がしますね。人口比で大阪府は東京都と同レベルの深刻な状態になっているという現実を見たくないのかもしれませんが。
困難な目標に対する手段に近道、早道は無いんですよ。地道に確実に泥をかぶっても進めないといけない。維新だ都民ファーストだという改革屋が最も苦手とする部分ですが、「指定感染症から外そう」という先送り、見て見ぬふりを推奨するのがそうした改革屋の支持と見事に重なるのは失笑するしかありません。
収束させたアジア諸国から見て周回遅れなうえに、欧米の立て直した国やエリアにも追い越され始めてるんですよ。日本の対応は。
一時は地獄のような状況の代名詞のように言われたニューヨーク市が今や新規感染者数が1日100人程度までに減少しているのはその象徴でしょう。
全米の中途半端に経済優先で市民生活の規制を緩和させた州が再拡大で収拾がつかなくなっているのに対し、時間をかけて鎮圧しつつあるわけで、そこで取られている対応はまさに収束させたアジア諸国の対応と同レベルであり、慎重な対応です。飲食店が未だに屋外のテラス席以外での店内飲食禁止、という対応を見ると、成功した各国を地道にトレースしていると感じます。
再拡大で収拾がつかなくなった州は、再拡大の兆しが見え始めた当初には「弱毒化している」「若者中心」「死者は少ない」とどこかで聞いたような理屈をつけて再拡大下での緩和を正当化していましたが、結果はどうなったか。自己正当化、というか都合のいい理由をつけたツケが回りましたよね。
各国の在留邦人からは、収束を見た、収束に転じたという各国の状況を横目に、不可解な政策や対応で感染再拡大が絶賛進行中の祖国の状況に、当惑の色、いや、徒労の色、いや、諦めの感すら出てきています。「外そう」の勢力は入出国規制の解除に積極的な傾向もあるようですが、海外から見たら日本相手の解除などできない、という状況ということが分かっているのか。
もちろん日本がそうなるという保証はありませんし、沈静化して「ほらみたことかコロナ脳」とドヤ顔される可能性もあります。しかしそれって結果オーライでありギャンブルに過ぎません。リスク管理で結果オーライを前提にすることはありえませんし、万が一ドツボにはまった時にどうあっても説明が付きません。
申し訳ありませんが、リスクに対する対応の基本がおかしいです。
そして国民の側の意識も相当低いということが分かったわけです。
なぜ我慢が出来なかったのか。もちろん5月末から6月初旬頃のこれで終わるか、と思わせた時期であればまだしも、再拡大が見えてきた、決定的になってきた、という段階でなお我慢できない、という発想が理解不能です。Go Toへの批判に対し、いやいや、旅行産業、観光産業が致命的になるから、と理屈をつけて正当化する人が少なくないですが、だったら「夜の街」だって同じですよね。結局は「女遊びがしたい」と「旅行したい」に本質的な差は無いんですよ。キャバクラに行って感染した人を非難する一方で旅行に繰り出していたとしたら、天に唾するような行動です。
今何を我慢して、何を守るのか。「お遊び」を我慢しないで「通勤電車ガー」といって非効率なテレワークを推奨する。何度も言いますが自宅待機の変形に過ぎない状態だから「楽」ですよね。これも「お遊び」を我慢できない体質と相似形です。
リモートが年度いっぱい続きかねない大学もそう。特に理系や件p系は履修している意味があるのかという状態ですが、こうした犠牲のもとに「お遊び」が温存されている。
経済が潰滅したらCovid19の比でない死者ガー、というのであれば、経済活動を守るのが最優先でしょう。
既に事態は先に進んでしまい、温存されたリスク行動を起点に家庭や職場に感染が広まり、二次、三次の拡大に入ろうとしている。東京都の場合、1週間くらい前の感染経路と比較して、夜の街などのリスク行動の割合が減少して、家庭や職場の比率が上昇している。家庭生活や経済活動が阻害されているわけですよ、リスク行動を温存した結果。実に本末転唐ナす。
「出羽守」を続けると、収束させた国は国内経済が回復基調にあるんですよ。経済が大事、というのであればそうしたサイクルを参考にすべきでしょう。国際間で「クリーンゾーン」を確立できれば国際ビジネスも復活できる。中国、韓国、台湾、ベトナム、タイ、シンガメ[ルはもうそのタイミングを見計らっている状態ですが、日本がその輪に入ることが難しくなっています。
ちなみに14日間の隔離検疫は日本も実施している建前ですが、やり方が全然違うわけです。
ちょうど先日ネットでタイに帰任した日本人のタイ入国体験が出ていましたが、空港到着時から隔離検疫用のホテルへの移動まで実にシステマティックで厳格です。途中で2回PCR検査があり(まだ14日間満了していないので3回目があるはず)、陰性だと館内の行動が徐々に緩和されていく。なるほど、こんなに感染者数が少ないはずがない、と陰口さえ出るタイの感染者数ですが、こういう防疫体制で、国内も慎重な規制緩和を経た、というのであれば、この結果も頷けます。
日本の場合は自宅に帰れない人は空港周辺のホテル隔離ですが、自宅に帰れる人は公共交通(タクシー含む)利用禁止で送迎かレンタカーになりますが、空港から先をきちんと追跡していません。電車に乗ってもわかりませんよね。荷物を宅配便に出して身軽になればカモフラージュ万全です。
レンタカーにしても、これ、実際に帰国した人の手配時に話題(問題)になったのですが、空港でレンタカーを借りられるが、レンタカーの返却はどうするの?という問題が全く見えていません。自宅の徒歩圏にレンタカーの営業所が無いと乗り捨てもできませんよね。
その点自宅は不可で総て隔離検疫対象の病院手配のワゴン車でドアtoドアというタイの対応はしっかりしていますよね。外交官とその家族、軍人は外交特権で自宅可で移動手段も自由にしていたのが裏目に出たわけですが、特権を封じたことでリスクは塞いでいます。
「出羽守」全開で恐縮ですが、世界的に通用しない理論で「大丈夫」と言われても気休めにもならないわけで、それが国際ビジネスに携わる企業がインハウスでPCR検査をするとか「自衛手段」に乗り出している原因です。
最近では「コロナを指定感染症から外そう」とか騒いでいる向きがいるようですが、確かに感染者を無症状者を含めて入院させるのは医療資源の浪費ですが、宿泊施設への隔離収容まで不要とするのか。
自然抵抗力で治るから無問題、というどこぞの「新仮説」もそうした手合いには大人気ですが、ご本尊ですら「感染力は強いですから」と逃げを打つのを忘れていないわけで、感染の連鎖を止めれらない状態になります。
感染上等、というスタンスを取らない限りは、指定しようがしまいがやることは一緒なんですよ。検査して把握して、隔離して浄化して、クリーンエリアを拡大していく。感染者数で一喜一憂したくないから見たくない、と言ってるのと一緒。「東京アラート」を終了させたあと、数値目標を撤回して有耶無耶にした東京都のスタンスと一緒です。定義や条件を変えても現実は変わらないのに、変わったように見える虚像を前提に行動して破滅する。皮肉なことに「東京の失敗」を敷衍する「外そう」が大阪方面から聞こえてくるのを見ると、都知事の対応に比べ我が府知事の頼もしいこと、と自賛してきた大阪人の底の浅さに眩暈がしますね。人口比で大阪府は東京都と同レベルの深刻な状態になっているという現実を見たくないのかもしれませんが。
困難な目標に対する手段に近道、早道は無いんですよ。地道に確実に泥をかぶっても進めないといけない。維新だ都民ファーストだという改革屋が最も苦手とする部分ですが、「指定感染症から外そう」という先送り、見て見ぬふりを推奨するのがそうした改革屋の支持と見事に重なるのは失笑するしかありません。
収束させたアジア諸国から見て周回遅れなうえに、欧米の立て直した国やエリアにも追い越され始めてるんですよ。日本の対応は。
一時は地獄のような状況の代名詞のように言われたニューヨーク市が今や新規感染者数が1日100人程度までに減少しているのはその象徴でしょう。
全米の中途半端に経済優先で市民生活の規制を緩和させた州が再拡大で収拾がつかなくなっているのに対し、時間をかけて鎮圧しつつあるわけで、そこで取られている対応はまさに収束させたアジア諸国の対応と同レベルであり、慎重な対応です。飲食店が未だに屋外のテラス席以外での店内飲食禁止、という対応を見ると、成功した各国を地道にトレースしていると感じます。
再拡大で収拾がつかなくなった州は、再拡大の兆しが見え始めた当初には「弱毒化している」「若者中心」「死者は少ない」とどこかで聞いたような理屈をつけて再拡大下での緩和を正当化していましたが、結果はどうなったか。自己正当化、というか都合のいい理由をつけたツケが回りましたよね。
各国の在留邦人からは、収束を見た、収束に転じたという各国の状況を横目に、不可解な政策や対応で感染再拡大が絶賛進行中の祖国の状況に、当惑の色、いや、徒労の色、いや、諦めの感すら出てきています。「外そう」の勢力は入出国規制の解除に積極的な傾向もあるようですが、海外から見たら日本相手の解除などできない、という状況ということが分かっているのか。
もちろん日本がそうなるという保証はありませんし、沈静化して「ほらみたことかコロナ脳」とドヤ顔される可能性もあります。しかしそれって結果オーライでありギャンブルに過ぎません。リスク管理で結果オーライを前提にすることはありえませんし、万が一ドツボにはまった時にどうあっても説明が付きません。
申し訳ありませんが、リスクに対する対応の基本がおかしいです。
そして国民の側の意識も相当低いということが分かったわけです。
なぜ我慢が出来なかったのか。もちろん5月末から6月初旬頃のこれで終わるか、と思わせた時期であればまだしも、再拡大が見えてきた、決定的になってきた、という段階でなお我慢できない、という発想が理解不能です。Go Toへの批判に対し、いやいや、旅行産業、観光産業が致命的になるから、と理屈をつけて正当化する人が少なくないですが、だったら「夜の街」だって同じですよね。結局は「女遊びがしたい」と「旅行したい」に本質的な差は無いんですよ。キャバクラに行って感染した人を非難する一方で旅行に繰り出していたとしたら、天に唾するような行動です。
今何を我慢して、何を守るのか。「お遊び」を我慢しないで「通勤電車ガー」といって非効率なテレワークを推奨する。何度も言いますが自宅待機の変形に過ぎない状態だから「楽」ですよね。これも「お遊び」を我慢できない体質と相似形です。
リモートが年度いっぱい続きかねない大学もそう。特に理系や件p系は履修している意味があるのかという状態ですが、こうした犠牲のもとに「お遊び」が温存されている。
経済が潰滅したらCovid19の比でない死者ガー、というのであれば、経済活動を守るのが最優先でしょう。
既に事態は先に進んでしまい、温存されたリスク行動を起点に家庭や職場に感染が広まり、二次、三次の拡大に入ろうとしている。東京都の場合、1週間くらい前の感染経路と比較して、夜の街などのリスク行動の割合が減少して、家庭や職場の比率が上昇している。家庭生活や経済活動が阻害されているわけですよ、リスク行動を温存した結果。実に本末転唐ナす。
「出羽守」を続けると、収束させた国は国内経済が回復基調にあるんですよ。経済が大事、というのであればそうしたサイクルを参考にすべきでしょう。国際間で「クリーンゾーン」を確立できれば国際ビジネスも復活できる。中国、韓国、台湾、ベトナム、タイ、シンガメ[ルはもうそのタイミングを見計らっている状態ですが、日本がその輪に入ることが難しくなっています。
ちなみに14日間の隔離検疫は日本も実施している建前ですが、やり方が全然違うわけです。
ちょうど先日ネットでタイに帰任した日本人のタイ入国体験が出ていましたが、空港到着時から隔離検疫用のホテルへの移動まで実にシステマティックで厳格です。途中で2回PCR検査があり(まだ14日間満了していないので3回目があるはず)、陰性だと館内の行動が徐々に緩和されていく。なるほど、こんなに感染者数が少ないはずがない、と陰口さえ出るタイの感染者数ですが、こういう防疫体制で、国内も慎重な規制緩和を経た、というのであれば、この結果も頷けます。
日本の場合は自宅に帰れない人は空港周辺のホテル隔離ですが、自宅に帰れる人は公共交通(タクシー含む)利用禁止で送迎かレンタカーになりますが、空港から先をきちんと追跡していません。電車に乗ってもわかりませんよね。荷物を宅配便に出して身軽になればカモフラージュ万全です。
レンタカーにしても、これ、実際に帰国した人の手配時に話題(問題)になったのですが、空港でレンタカーを借りられるが、レンタカーの返却はどうするの?という問題が全く見えていません。自宅の徒歩圏にレンタカーの営業所が無いと乗り捨てもできませんよね。
その点自宅は不可で総て隔離検疫対象の病院手配のワゴン車でドアtoドアというタイの対応はしっかりしていますよね。外交官とその家族、軍人は外交特権で自宅可で移動手段も自由にしていたのが裏目に出たわけですが、特権を封じたことでリスクは塞いでいます。