年末のご挨拶

今年は帰省もせずにゆっくり新年向けの更新を、と思っていましたが、結局今年も大晦日は買い物に聡怩ﾉと追われてしまい、例年通り思うように行きませんでした（苦笑）

というわけで、表紙をはじめとした更新は今年も深夜に実施いたしますので、ご容赦のほど。

さて、今年2010年は地元成田スカイアクセスの開業はじめいろいろな話題に恵まれましたが、来年2011年はどのような話題で彩るようになるのでしょうか。

あわせて読者諸賢のますますのご発展をお祈りするとともに、来る2011年もStraphangers' EyeならびにStraphangers' Roomを御贔屓に願います。


では皆様、よいお年を。


Straphangers' Eye　管理人
エル・アルコン拝

一発激Vリーズ その３２

今年最後の一発撃ﾍこちらです（笑）



立川行きという何とも煮えきらない路線ですが、かつてはなんば、京都に寄らずに、学園都市駅を経て舞子駅までという実にマイナーな夜行高速バスでした。

で、「1、2、山陽　LET'S GO！」と韻を踏むというかごろ合わせでキター！と感動しているだけではまだまだです。

このバス、なんと愛称が「レッツ号」なんです。

全国広しといえど、ダジャレ系愛称というのはそうそうないでしょう。

ちなみにこのエリアの最大手、神姫バスの夜行高速バスもダジャレではないですがひねりが入ってまして、その愛称は、「Princess Road」ときました。

えーっ、全然オサレじゃん、と言われそうですが、神姫バスの本社は姫路、姫路拠点の高速バスということで、「姫＝Princess」「路＝Road」という、特急「サンダーバード」並みの強引な英訳なんです。
（「サンダーバード」は元「雷鳥」ということで、「雷＝Thunder」「鳥＝Bird」という命名です．．．）

あっと驚くまちおこし

広島県柱ｴというと「安撃ﾌ小京都」、頼山陽や古い街並みで有名ですが、こんなまちおこしを始めたとは知りませんでした。



駅の売店で目立つディスプレイ。「月野香紅夜（つきのかぐや）」など月野家の3姉妹だそうで。



埼玉県鷲宮町がアニメの舞台ということでまちおこしをしていることは有名ですが、柱ｴは観光資源もあり、そこまでするか、という感じですが、それなりに好評だそうです。

まあ柱ｴはかぐや姫の郷として売り出していましたから「月野香紅夜」もその延長線上とも言えます。



圏zバスの高速バス「かぐや姫号」も昔から萌え系のイラストを掲出していましたから、既定路線！？なのかもしれませんが．．．

バスの小ネタ

バス関係の小ネタです。

阪神電鉄バスが完全分社化で阪神バスになりましたが、同時期に実施された改正で阪神尼崎＄_戸税関前の長大路線が分割されました。国道電車以来の伝統ある路線で、神戸時代は何気に便利なので結構長距離区間を使っていましたが、尼崎からは芦屋、神戸（三宮・税関前）からは西宮で分断されています。

阪神バスと言えば「ＸＸを経て●●」という表示ですが、この路線も「神戸三宮を経て税関前」だったのが、「神戸税関前」となってしまい、「経て」は甲子園地区など阪神バスのメインエリアで見られるだけになりました。



このエリアでは阪急バスの特徴ある行先表示も消えつつあり、LED化により字幕ならではの表記が消えています。



写真のように経由を斜字で、また英文がイタリック（厳密にはただの斜体）になっているのが特徴で、阪急、JR、阪神が並行している阪神間では3社の駅が斜字で並んでいます。

ついでにこういうのも。
こちらは神戸とは関係なく中国地方ですが、見かけたもので。



神姫バスにはたまにあるとはいきいていましたが、中国バスにも出回っています。
LEDなんで見づらいですが、「すみません回送中です」の表記。実は英文表記の「Sorry, Not in service」は単なる「回送」「回送車」表示の各社でも一般的で、そういう意味では外国人向けには前から「すみません回送中」だったようです。

後ろ暗い名跡交換

何をいまさら、というより、何で今頃、という話です。
相撲協会が宮城野親方を降格させ、熊ヶ谷親方と名跡交換させるというのです。

その理由が2007年に報じられた八百長報道で、現宮城野親方が愛人に八百長を語ったテープをすっぱ抜かれたことというから3年前の話で、何で今頃というわけです。

しかもこの問題、八百長報道は事実無根という訴訟があり、相撲協会の勝訴が確定しているわけです。
その確定が先月だったというタイミングというのも理由ですが、天下に隠れ無き潔白なら、何で処分するのか。誤解を招く発言だからと言いますが、平年寄として残るとはいえ、事実上の親方剥奪という重刑に処せられるというのはかえって解せません。

宮城野部屋は白鵬の部屋ということでもあり、白鵬が帰化申請を出して協会に残る意思を見せている現状、いわくつきの親方だと、63連勝の「名横綱」、そして将来的には協会の要職に就くであろう白鵬にいつとばっちりが、という深慮遠望が見えてきます。

だったら「育ての親」として認知されている熊ヶ谷親方を再度宮城野に戻し（現宮城野が先々代の女婿となったことで宮城野を襲名し、先代宮城野だった現熊ヶ谷と名跡交換した経緯がある）、身綺麗にすべきということなんでしょう。

ただそれにしても重い罰であり、そうなると「八百長告白」が口から出まかせだったと協会は実は認定していないんだよ、と白状しているようにも見えます。往々にして後から思わぬ処分というのは、当時の真実を示しているものですし。

しかしそうなると厄介なのが、その告白の内容。白鵬の最初の綱取りの場所、現宮城野が朝青龍に話をつけて負けてもらったのだが、あまりにも見苦しい負け方に綱取りが見送られた、というものですから。
現宮城野が勝手にやったという建て付けにしても、白鵬の身辺整理に見えて、実は白鵬絡み、朝青龍まで絡んだ一大スキャンダルに信憑性を与えかねない「処分」といえます。