Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

初動を妨害して泥沼を招いた連中の言など

2021-03-30 22:43:00 | 時事
感染研がGo To トラベルは無関係と発表したとたんに「ほらみろやっぱり」とおでかけしたくてうずうずしている手合いが噴き上がっていましたが、論文内容が明らかになるにつれて「無関係」とする根拠、要は相関の取り方がおかしいという指摘が出ており、本来なら「Go Toは無関係」と鉄板化するはずそうはなっていないわけです。

まあ感染研といえばCovid19感染拡大の初動時期に検査の有効性とかに関してこれでもかと否定してきた前科があるわけで、信頼がありませんね。世界中で移動が感染拡大の原因というのは鉄板であり、封じ込めが出来なくなるという最大のリスクがあるわけです。日本でも初期に大阪のライブハウスを起点に日本中に広まったり、学会開催地の「夜の街」クラスタが学会参加者によって各地に展開したとか、移動がリスクということに疑いを差し挟む余地などありません。

無症状者が最悪の感染力を持つというCovid19の特性を考えると、どうやって感染可能性が極めて低いグリーンゾーンを成立させるかが鍵です。広島市中区の集団検査はまさにその一歩であり、6000人以上の検査住民4人しか感染者がいなかったということは、中区を起点にグリーンゾーンを構築、拡大できるわけです。結局「収束」というのはこういうことです。そこから飲食にしろ旅行にしろ大手を振ってできるようになるわけで、「我慢が出来ません」という戯言に負けて感染者との混在を放置しているうちは前に進みません。

本来マスク会食だなんだという面唐ュさいお作法はしたくないわけです。だったら我慢して収束しないといけないのに、「収束は無理ですぅ」と勝手解釈で身勝手行動を正当化して、結果中途半端な制約を受ける状態を延々と続ける結果になっています。

ちなみにタガが外れたらどうなるかは非常事態宣言解除が先行した関西での感染拡大が分かりやすい例ですが、首都圏も1都3県の延長が急に決まったあたりで、もう宣言は意味がない、従う必要はない、という開き直った動きが顕在化したわけで、都知事が言うような「これから」というよりも、そうした我慢のできない手合いが足元の感染拡大を呼んでいる、逆の見方をすれば、これからは思ったよりも拡大しないのかもしれませんね。我慢が出来る人たちなら感染拡大をそこまで呼ばないだろう、という意味で。


3月場所が終わり

2021-03-29 21:28:00 | ノンジャンル
Covid19の影響で東京開催となった3月場所は照ノ富士の優勝で幕を閉じました。
大関からケガと病気でまともに出場できず序二段まで転げ落ちての復活で、幕尻優勝に続き、遂に大関復帰を確実にしました。

まあ実力はあるわけで、出場できるようになったら格の違いを見せつけて番付をあげてきたわけです。
そして今の大関陣も総なめですから大関復帰後も場所をリードするでしょう。

一方で大関陣は横綱不在でこの成績は問題でしょう。正代は千秋楽に負け越してカド番ですし、おあとも10番では「どんぐりの背比べ」です。照ノ富士も復活劇とは言いながら優勝と言う意味では12番は低レベルなわけで、横綱不在でも頭角を現す勢力がいないというところに根深いものを感じます。

途中まで照ノ富士と優勝争いをしていたはずの高安が終盤大崩れは残念が過ぎるわけで、優勝した照ノ富士、そして大関の朝ノ山、貴景勝に勝っていながら格下相手に大崩れです。照ノ富士が元大関なら高安もそうなんですけどね。
三役が全員勝ち越しという珍しい場所ですが、関脇、小結3人が8番とこれもアピールがないですね。
その裏返しで幕内上位がさっぱりで、2桁は明生と若隆景、勝ち越しまで条件を緩めても北勝富士まで。
続くのは西8枚目の翔猿まで勝ち越しすらいないというのも厳しいです。

さらにその影響か幕内下位が勝ち越しているので、十両陥落候補が琴勝峰と豊山くらい。鶴竜引退で幕内の定員が1人空くので、9番勝った東2枚目の石浦と東3枚目の千代丸が確実で、西筆頭で8番の天空海が貧乏くじを地で行く結果になりそうでしたが、鶴竜のおかげで滑り込むか。

そして引退の鶴竜ですが、場所前の稽古での負傷は不運とはいえ、予期せぬケガなどでの引退はこれまでもあった話で、休場を決断した時点で引退を表明すべきでした。
確かに成績は非凡なものを残していますが、「鶴竜らしさ」を印象に残せたかというとそうではないわけで、引き際も中途半端では評価も辛くなります。






「あやかり」を寄せ付けない矜持があるとは言えない

2021-03-29 21:15:00 | ノンジャンル
軽井沢町長が、町外の事業者による「軽井沢」の名称使用につき消費者が誤認しないように配慮を求めると文書を出しています。
「軽井沢ブランド」の価値を維持するための努力であり、確かに便乗が氾濫している中ではそうしたくなるのもわかります。

こうした軽井沢にあやかる商法の代表といわれるのが「北軽井沢」で、長野県にある軽井沢町ではなく、群馬県長野原町の字ということで、県外じゃないか、というわけです。

ところが厄介なことに「あやかり」でありながら北軽井沢はそんじょそこらの「あやかり」とは違うわけで、昭和初期には既に「北軽井沢」を名乗り、90有余年の歴史があるわけです。それこそ沓渇・゚中軽井沢やプリンスホテルとバイパスで名乗りを上げた南軽井沢なんかよりもはるかに長い歴史があります。

長大ナロー路線として名高い草軽電鉄の北軽井沢駅舎は今でも文化財として保存されていますし、その興りも本家同様に別荘地としての開発であり、しかも本家のように俗化著しいということもなく、高原の別荘地という意味では好ましい雰囲気を維持しているわけです。

まあありがちな「異郷の地で手を抜かない製法で生産していたら堕落した本家よりも良質でござる」というパターンともいえるわけで、「誤認」を憂うよりもそのブランドに見合う品質を保っているか見直すべきでしょう。

だいたい、旧軽「銀座」という「あやかり」の名前をそれこそ軽井沢のご本尊ともいえる地区で受け入れているのではあまり説得力はないですね。


誰得のタイ国鉄運用情報(新線の状況)

2021-03-29 21:13:00 | 交通
誰得のタイ国鉄運用情報です。

長距離列車がソンクラン(タイ正月)の連休前から復活するとアナウンスされていますが、公式には無い運転再開が週末に出ているようです。

特派員くんが駅の発車案内を撮るのを忘れた、とぼやいてましたが、27日の土曜日に北本線の特急9列車(新型寝台編成のチェンマイ行き)、東北本線の特急23列車(ウボンラチャタニー)か25列車(ノンカイ)の運転があったそうです。

撮り忘れた、と翌日曜日に再出動したら運転は無かったそうです。ちなみに土曜日の東北本線ノンカイ方面は快速にJR24系寝台が3両連結されていたそうで、ノンカイへの夜行はこれと運休中の新型寝台特急、座席車のディーゼル急行という極端なラインナップですが、寝台車の増結はこの快速が担うとはいえ、ノンカイ方面へのJR車は記憶にないと言ってました。

チェンマイへの特急13列車は非冷房2等座席の増結が土日両方ともあったそうで、移動需要が結構出ているようです。

さて、26日の金曜日から北本線、南本線の一部区間に並行して整備中のレッドラインが試験運行を始めたそうです。高架鉄道(BTS)や地下鉄(MRT)は「試験運行」は無料での営業運転と相場が決まっており、レッドラインも、と期待して乗り込んだら、そもそもバンスーの新駅へのアプローチルートが全く閉鎖されており、乗る乗れないどころの話じゃなかった、と言ってました。

地下鉄バンスー駅の新駅へ接続する改札口も見事に閉鎖されていたそうで、少なくとも7月までは乗れなさそうです。一部事前申し込みをした団体には開放しているようですが。

なおタイ国鉄では年4回ほど蒸気機関車(とは言っても重油炊きで石炭は使わず)による特別列車が運行されますが、その行先は東本線のチャチューンサオ、南本線のナコンパトム、そして北本線のアユタヤとなります。

ファランメ[ン始終発での運行ですが、今秋のファランメ[ン駅閉鎖後はどうなるのか。
従来の列車は現在の線路を走行する、となったらバンスー新駅の意味がないわけです、しかしバンスー新駅が今後のターミナルということは、12月の運行から蒸気機関車がバンスー新駅発着となるわけですが、本当に高架2階の新駅にSL列車が入るのか。

まあ先週末もその運転日に当たっており、北本線アユタヤへの特別列車が運行され、道中レッドラインの試験運転列車と並走するという演出もあったようです。(英字紙がその写真を掲載していました)
北本線はランシット駅が既に新駅に移転しており、間違いなく蒸気機関車が地平とはいえ新駅に発着したわけで、バンスー新駅も何事もなかったかのように発着するのかもしれません。


ルビコンを渡った

2021-03-25 22:07:00 | 時事
聖火リレーがスタートしました。
これで今年のオリ・パラの開催は確定的ですが、まあ外国からの観客をシャットアウトし、観客数自体も状況に応じて絞るのであれば、少なくとも観戦する側から見れば、無観客から定員の何鰍ッ、という状態は今でもスメ[ツ興行であるわけですから、特にハードルは無いと言えます。
その意味では組織委会長就任を寄ってたかって潰した川淵氏はこのシナリオをきちんと持っていたわけで、開催そのものへの批判は私も含めていろいろありますが、「開催する」というゴールを前提にすれば、きちんと画姿が描けていたわけで、「適材適所」の真逆をしたツケが回ってこないことを祈ります。

一方で選手団の入国という問題があるわけです。
これは両面あるわけで、片面が感染が収束していない国からの選手団入国という防疫の問題であり、もう片面は逆に選手団が感染拡大が止まらない状態も想定される日本への選手団派遣を中止するという問題です。

前者がリスクだと騒がれますが、後者も結構重要で、選手が集まらないオリ・パラというのは無観客の比でない悲惨な事態です。日本選手とあとちょっと、では話になりません。さすがに開催国枠があるので「出場選手無し」という前代未聞なケースはないですが、出場選手が日本人選手だけ、しかも1人2人、とかでは競技にならないでしょう。

最悪なのは「スャ塔Tー枠」の存在。選手団はそれこそ「全豪」で話題になったように「バブル」で徹底隔離するというのがお互いにとっても幸せなんですが(外国人選手にとっても感染リスクが低くなる)、ただの「観客」に過ぎない「スャ塔Tー枠」を容認してしまうと何が起こるかです。
もちろん「スャ塔Tー枠」も「バブル」で徹底隔離して観戦後は速やかに帰国、というのであればいいんですが、「スャ塔Tー様」がそれは許さないでしょう。そしてその意向に従うのが見え見えです。

もう余程のことがない限り後へ退けなくなったわけです。
追い込んで火事場の馬鹿力を発揮するのか、それとも為すすべなく潰れるのか。
事ここに至ったのであれば、感染拡大に向かう足を引っ張るようなことはしないでもらいたいたいものです。