Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

西はともかく北がねぇ

2016-09-28 22:40:00 | 交通
バスの乗り継ぎをいろいろ考えてみましたが、徒歩を認めない、高速バス崩れは利用できない、有料道路、高速(高規格)道を通るバスは利用できない、という制約を課すと、「乗り継ぎ」どころでない状態ですね。

西向きは下関までのルートの通りですが、下関からはここは止む無しの関門国道トンネル経由で九州に入ります。
同様に岡山から渋川、児島と回り、これも止む無しの瀬戸大橋経由の路線バスで四国に入れます。
九州は12月以降は無理ですが、四国はまだつながります。

東京からで考えると、北方面がひどいわけで、関東から出られません。
茨城方面は、東海村まで。太田や大甕からは日立を経て高萩まで行けますが、切れています。
水郡線方面も大子方面につながるのは上菅谷からと切れています。一方で大宮から烏山に抜けられるため、市塙経由で宇都宮、馬頭経由で西那須野につながり、那須高原、あるいは福島県白河市との県境付近まで行けます。
あるいは塩原経由で上三依塩原駅まで。

宇都宮方面は日光から中禅寺を経て、日光かたしなエクスプレスで鎌田。そこから沼田に出られます。沼田からは三国峠方面は猿ヶ京を経て法師温泉までと、土合の先、谷川岳ロープウェイまで。
群馬県西部は微妙で、高崎方面から渋川、伊香保で切れている半面、長野側から白根火山を経て草津温泉、長野原や軽井沢から横川に出てきます。(足下は白根山規制中なので通り抜けが出来ない)

ちなみに房総方面は、佐原、銚子、茂原、勝浦、鴨川、館山、木更津と房総半島の主要都市はアクセスできます。(有料の鴨川道路を通らない木更津鴨川急行線が大きい)

東京から途絶えるのはどこか、と見ると、東、北方面は上述の通りです。
長野県内からの続きを調べると、飯山線沿いは西大滝駅の先まで。信越線沿いは関山駅まで。ただ、大糸線沿いで糸魚川に抜けられる(季節運行)ので、そこからマルケーの頸城バスグループに乗り継げば、上越市を経て柿崎までいけます。
さらに北陸方面は平湯から富山に出て、砺波、福光経由で金沢、氷見経由で能登半島に行けます。
加賀方面は粟津温泉を経て吉崎まで行けますが、福井県には入れません。ただし福井県自体は、京都から朽木、高島経由で小浜に入れます。

長野県南方面は伊那市までは南アルプスルートですぐ行けるのに、そこからが寸断で、逆に名古屋口から豊田、足助、稲武、根羽と辿って飯田にたどり着きます。
超難関が静岡県中西部で、東から来ると由比で途絶えます。90年代初めまでは甲府からR52を辿る静岡行きがあったのですが、それが残っていたとしても「東海道を辿る」となると富士から西湖、下部温泉経由で静岡行き、という変態的なルートになっています。
この「独立王国」と唯一蜘蛛の糸のようにつながっているのが、新城市本長篠から県境を越えるバス。瀦スで長駆浜松に向かう遠鉄バスとつながります。

路線が途切れていない都道府県(本州)は、群馬、栃木、茨城、千葉、埼玉、神奈川、新潟、長野、山梨、富山、石川、福井、静岡、愛知、岐阜、三重、和歌山、奈良、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、鳥取、広島、島根、山口となり、行けないのは東北6県だけという結果になっています。(12月からは広島、島根、山口も行けない)

県庁所在地ベースでみると、群馬、栃木、茨城、千葉、埼玉、神奈川、長野、山梨、富山、石川、静岡、愛知、岐阜、三重、和歌山、奈良、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、島根、山口です。


秋場所が終わり

2016-09-28 00:32:00 | ノンジャンル
秋場所は史上初となるカド番大関豪栄道の全勝優勝で幕を閉じました。
まあ取り口的に馬鹿当たりするときとそうでない時のムラが大きいのですが、最高の馬鹿当たりです。

一方で稀勢の里は綱取りを逃すどころか白紙に戻す破目になりましたし、照ノ富士はカド番と、相変わらずさえない鶴竜と合わせて、横綱大関の価値が疑われる感じです。それくらい白鵬の存在感というか、相対的な実力差が大きいということでしょう。

三役以下では隠岐の海の大活躍と中盤以降の別人撃ェ目立ちました。横綱大関をあれだけ食って9番、勝ち越しが14日目で、まさか負け越し?と疑わせたような出来でしたが、「次の世代」がこの体たらくですから、微妙なのです。
来場所は星如何では高安の大関獲りもあり得ますが、強引に話題づくりに走るのか、果たして。

今場所はやはり13番の白星を積み上げた遠藤でしょう。まだ故障の影響は残っているそうですが、「白いもの」をつけずに土俵に上がってこの活躍。最初に怪我をしたときに無理をして古傷化させなければ今頃は、と悔やまれますね。東の14枚目で11点の勝ち越しですから、来場所は平幕上位。実力が問われます。

勢は3場所連続の負け越し。もう少し頑張るかと思ったんですが、7番とはいえ負け越しは負け越しです。
妙義龍の5番はもう話になりません。
同じ負け越しでも、嘉風の場合は西の筆頭で7番はよくやった、という評価になっていますが、相撲内容もありますが、嘉風は最近でこそ「狂い咲き」ですが、実力的にはこの辺りが天井なわけで、本来大関、横綱を目指すべき有望株であれば、勝ち越しても辛口の評価になるのです。




厳密にどこまで行けるか...

2016-09-27 23:46:00 | 交通
ローカル路線バス乗り継ぎの旅に触発されて、徒歩連絡すら排除して成立するか、と考えてみると、かなり厳しいですね。

東京から西?に向かうと、平塚、小田原から箱根を越えて御殿場、山中湖、河口湖、甲府へ出て、季節運行のスーパー林道経由で高遠に出て、これも季節運行で茅野、麦草峠、佐久平、上田、鹿教湯、松本、新島々、乗鞍高原からこれも季節運行で畳平、朴の木平、高山、下呂、加子母、中津川、恵那、八百津、可児、多治見、瀬戸、名古屋、桑名、東員、四日市、鈴鹿、津、松阪(桑名から松阪まではコミバス乗り継ぎが絡む)、尾鷲、大叉大久保、熊野市、七色、北山、池原、杉の湯、大淀、飛鳥(新宮、十津川、八木、飛鳥)、石舞台、桜井、天理、奈良、学園前、学研北生駒、生駒、田原台、四条畷、寝屋川市、守口市、大阪、阪急塚口、阪神尼崎、宝塚、下山口、三田、三木、社(三宮、神戸、押部谷、西神中央、玉津、社)、姫路、龍野、上郡、赤穂、吉永、片上、岡山、成羽、地頭、井原、福山、尾道、甲山、三次、吉田、広島(登山口、三原、柱エ、西条、広島)、阿品、玖波、大秩A美和、岩国、由宇、柳井、徳山、山口、新山口、宇部中央、下関・・・というところでしょうか。

東海道沿いはところどころ断絶があるので、南アルプス林道経由が最短のようですが、季節運行の嵐。岡谷から塩尻もつながらず、いったん麦草峠から佐久平、上田まで上がって鹿教湯経由でようやく松本。乗鞍経由も季節運行で高山に出て、郡上経由は八幡と美濃市の間、コミバスが週2日の曜日違いの乗り継ぎになるので、下呂、中津川からいったん八百津、可児とつなぎ、さらに多治見からコミバスを介して瀬戸、名古屋につなぎます。

中京と関西の間はどう見ても高速の名阪国道経由になるので(国道山添~国道針~天理)、国道経由でクローズドドアのない南紀特急の松阪急行便から乗り継いでなんと新宮まで向かい十津川特急で八木に出ても、飛鳥にいったん戻らないと奈良に行けません。飛鳥までは熊野市から北山川沿いに上がるルートも細々とありますが、どちらも難物です。
阪奈間も難物にみえますが、実は生駒から四条畷に抜けられるので、あとは大阪へ。尼崎からは実用的なのは宝塚、三田経由でしょうね。大阪からは豊中、伊丹空港経由で宝塚という手もあります。

なお大阪へは十津川特急を途中で捨てて、野迫川、高野山、金屋口、和歌山、粉河、熊取と出る手がありますが、貝塚市がどこともバス路線がつながっていないのでそれ以上は辿れません。貝塚市内のコミバスと両端の市のバス路線との間はさほど離れていないのですが...(逆向きだと深夜急行が林間田園都市まで行っており、そこから橋本、和歌山といけますが、一部阪高を通り、下道区間だけの乗車が出来ないのでアウトです)

岩国までは今回のおさらい。岩国からは海沿いに行けば下関までつながるようです。
これなら無料も含めて高速(高規格)道と有料(とその経由便)を回避しているはずですが、東海道沿いにスタートしたと見せかけて、中部山地を横断して、しかし諏訪から佐久へ戻る格好からの松本入りです。ようやく中京圏に出たと思うと、紀伊半島を大きく南下し、ようやく大阪へ。そこからは比較的素直とはいえ、地図に落とし込むと溜息が出ます。

ただ、このルートのクリティカルャCントの一つである地頭∴芟エの備北バスが、この11月いっぱいで廃止になります。
こうなると、鳥取県の赤碕と下市の間、岡山鳥取県境の新見市と日南町の間、岡山広島県境の新見市と庄原市東城町の間、岡山県の高梁市地頭と井原の間、倉敷市と矢樺ャの間、浅口市寄島と笠岡市の間と完全にここで切れてしまい、東日本からの連続は岡山県か鳥取県までになります。今回の放映でも辿った寄島と笠岡の間の徒歩連絡が最短になりますが、何気ないローカルバスの廃止が、趣味的には大きな出来事になります。
ちなみに上記のルートは夏場だけの季節運行を含んでいますので、この時点で完璧に辿ることは不可能になっています。


歩行者と自転車の責任は

2016-09-27 23:43:00 | 交通
道路交通において、歩行者や自転車のルール違反を指摘すると、脊髄反射のように「クルマガー」と頭のてっぺんから湯気を噴いたように怒り出す人がいます。
じゃあよしんばクルマのルール違反が日常茶飯事だとしても、だからといって歩行者や自転車のルール違反(≠マナー違反)が免罪されるわけではないのであり、「クルマガー」というのは、典型的な「大阪のオバちゃん」理論に過ぎません。

そもそも足下の状況は、「違法行為」という性質に着目すれば、歩行者や自転車のほうが並外れて悪質です。
反則金制度がないため、道交法上は違法行為でも、罰金刑(ただし前科にはならない)にいきなりなることに配慮してか、ほとんど摘発されないことをいいことに、クルマでは考えられない、あり得ないレベルの「故意」の違反が多すぎます。

特に「信号無視」は交通ルールの原則というか、信頼の原則を大きく損なう行為ですが、あまりにも当たり前に「犯行」に至る歩行者や自転車が多すぎます。「クルマガー」と言いますが、街中で信号無視をするクルマがどれだけいるか。ほとんど無いわけで、それを棚に上げて何を言うのか、という感情を覚えます。

歩道等で歩車が分離されているのにそれを無視する。目の前に横断歩道があるのに乱横断する。言うならば、どこの世界に故意に歩道に乗り上げて走行するクルマがいるのか。走路帯や進路を全く無視するクルマがいるのか。という話です。


(高齢者の死亡事故の6割以上が...)

確かに歩行者や自転車は「弱者」ですが、だからといってやりたい放題できるわけではありません。「弱者」とされる存在が「犯罪」を引き起こすことは稀ではありませんし、交通の世界でもまた同じです。
いや、「弱者」として保護されており、本来クルマに責任を負わせるべき理由がない事故でもクルマは免責されない、という不公平極まりないルールが存在することで、クルマはリスクを回避するために「違法行為」に従い、歩行者や自転車は相手が引くと解っているから益々つけあがる、という悪循環になっています。

本来、歩行者から特大車、路面電車まで規定している道交法においては、各存在は「法の下の平等」が保証されるべきです。
ところが原因行為を全くの故意に引き起こしても、クルマの責任が問われる、という本来あってはならない不公平が制度化されていることがなぜ罷り通っているのか。実際に歩行者など「弱者」側に原因があると認定されている事故は実は多いわけで、交通事故を減らす、交通安全を図るのであれば、本来何をすべきかは自明です。

要は公平な責任を負う。というルールに変更すべきなのです。
故意による「違法行為」が原因で、対応が困難(よしんば対応、回避が出来る余地があるとしても、それをすることはクルマの側の利益が損なわれる場合も含むべきです。本来「違法行為」によって善良な行為が阻害されてはいけません)であれば、0対100の「犬死」になることを例示すれば、赤信号で平然と横断するような「違法行為」は激減するでしょう。

別にクルマの罰則を軽くしろとは言っていません。責任を公平に負担するようにしろ、という当たり前の主張に過ぎません。もちろんあり得ないようなイロハのイの注意義務も守れていないクルマによる悲惨な死亡事故が後を絶たないことも事実です。それを踏まえてもなお、法律が公正に機能してないから、歩行者や自転車の無法状態が目に余るのです。それを「正常化」するだけの話なんですが。
いい加減「善良な歩行者、自転車が悪魔のクルマに蹂躙されている」という空想の世界から目覚めるべきでしょう。歩行者や自転車はあなた方が思うほど善良ではないどころか、遵法精神という意味ではクルマの比ではないほどの「悪党」なのですから。