神鉄粟生線の存続問題は、行政、神鉄ともに結論を先送りした格好でここまで来ています。
今回の決定も抜本的な対応ではなく、ずるずると現状維持、いや、現状のトレンド維持と言う漸減状態が継続し、出血が止まらない状態が続くでしょう。
鉄道の廃止というと長野電鉄屋代線、十和田観光電鉄が間もなく鬼籍入りしますが、これらと比較すると「まさか」と言うレベルの利用があることが、「先送り」と言う結果になっているのかもしれません。
経営的な視点で見れば、神鉄にとっては三田線などの「本丸」が補填するどころか守るのに手一杯と言う状況であり、このまま行けば「共唐黶vと言う危機感がありありと出ています。
逆に言えば、「本丸」の巻き返しが可能な段階で体力を維持するための「早逃げ」ですし、鉄道として存続することも可能な段階で地元に選択肢を突きつけることで、地元も地域交通のデザインにバリエーションを持てるのです。
(新開地にて)
ただそうは言っても感情論としては「切羽詰ってはいない」神鉄の「早逃げ」は許せない話でしょうし、今まで神鉄が何をしてきたか、という詰問にもなるわけです。
粟生線が決定的な坂道を転げだしたのは神姫バスの攻勢ですが、それだけ神鉄のサービスに不満を抱いていた人が多かったということでしょう。
そういう意味では経営危機に陥った際に法的処理に追い込まれたコトデン(現ことでん)、つまり、冷房も満足にないボロ電車に低サービス、という「酷評」にも共通する話であり、法的処理を経て一から出直したことで見違えるような会社になって地元にも愛されるようになった「前例」が気になりますし、そこまでしないと目が覚めないのでしょうか。
はっきり言えば、現状は地元に「必要とされていない」と言えます。
そういう状況でクルマが運転できなければ足がなくなる、と言われても、神姫バスがあるじゃないか、と言われるのがオチでしょう。
(観光資源も地味だ)
実際問題として、バスじゃ賄いきれない、r22の渋滞はどうする、と言う批判に対しても、恵比須快速、西脇急行の増発に加え、例えば三木や押部谷から西神中央への道路を整備して、三田地区で導入が決まった連接バスを投入したらどうなのか。
道路網が完備している西神地区は近いわけで、実質の要整備区間は予想以上に短く、神鉄の「出血」をダラダラと補填するよりも「新しいインフラ」の整備ですから、税金の使い道としては王道です。
そもそも三木やそれ以西からの神戸方面とのクルマの流動は、グダグダなr22ではなく西神地区と既存集落の境界を走る4車線のr65がメインですから、それの活用も考えられます。前開ランプから北神戸線に入れば恵比須快速の派生形になりますし。三宮BTなどの容量にしても、市バス7系統のように路上で扱ってメ[アイの車庫で折り返せば対症療法的ですが対応可能です。阪神三宮駅東口が完成したら道路もすっきりしますから。
それこそ高度化されたバスによる地域交通網の整備と言うブレイクスルーの可能性もあるわけです。
一方で神鉄の維持にそうしたビジョンがあるのか。いや、巻き返しの可能性すらあるのか。
粟生線が廃止になったとしても「公共交通」の喪失では決してないにもかかわらず、あたかも公共交通が無くなるが如き表現や、果ては地価が下がると言った根拠も疑わしい訴えに、鉄道を守る、と言う目的以上のものが見えないと言ったら酷に過ぎるでしょうか。
(「公共交通」は残るのだが)
そう、このャXターの下部に「クルマやバスの代わりに少しずつ粟生線を利用して」とあるのに違和感を感じるか感じないかでしょうね。要はバスと言う「公共交通」の利用を否定してまで守るべき、という主張なのですから。
今回の決定も抜本的な対応ではなく、ずるずると現状維持、いや、現状のトレンド維持と言う漸減状態が継続し、出血が止まらない状態が続くでしょう。
鉄道の廃止というと長野電鉄屋代線、十和田観光電鉄が間もなく鬼籍入りしますが、これらと比較すると「まさか」と言うレベルの利用があることが、「先送り」と言う結果になっているのかもしれません。
経営的な視点で見れば、神鉄にとっては三田線などの「本丸」が補填するどころか守るのに手一杯と言う状況であり、このまま行けば「共唐黶vと言う危機感がありありと出ています。
逆に言えば、「本丸」の巻き返しが可能な段階で体力を維持するための「早逃げ」ですし、鉄道として存続することも可能な段階で地元に選択肢を突きつけることで、地元も地域交通のデザインにバリエーションを持てるのです。
(新開地にて)
ただそうは言っても感情論としては「切羽詰ってはいない」神鉄の「早逃げ」は許せない話でしょうし、今まで神鉄が何をしてきたか、という詰問にもなるわけです。
粟生線が決定的な坂道を転げだしたのは神姫バスの攻勢ですが、それだけ神鉄のサービスに不満を抱いていた人が多かったということでしょう。
そういう意味では経営危機に陥った際に法的処理に追い込まれたコトデン(現ことでん)、つまり、冷房も満足にないボロ電車に低サービス、という「酷評」にも共通する話であり、法的処理を経て一から出直したことで見違えるような会社になって地元にも愛されるようになった「前例」が気になりますし、そこまでしないと目が覚めないのでしょうか。
はっきり言えば、現状は地元に「必要とされていない」と言えます。
そういう状況でクルマが運転できなければ足がなくなる、と言われても、神姫バスがあるじゃないか、と言われるのがオチでしょう。
(観光資源も地味だ)
実際問題として、バスじゃ賄いきれない、r22の渋滞はどうする、と言う批判に対しても、恵比須快速、西脇急行の増発に加え、例えば三木や押部谷から西神中央への道路を整備して、三田地区で導入が決まった連接バスを投入したらどうなのか。
道路網が完備している西神地区は近いわけで、実質の要整備区間は予想以上に短く、神鉄の「出血」をダラダラと補填するよりも「新しいインフラ」の整備ですから、税金の使い道としては王道です。
そもそも三木やそれ以西からの神戸方面とのクルマの流動は、グダグダなr22ではなく西神地区と既存集落の境界を走る4車線のr65がメインですから、それの活用も考えられます。前開ランプから北神戸線に入れば恵比須快速の派生形になりますし。三宮BTなどの容量にしても、市バス7系統のように路上で扱ってメ[アイの車庫で折り返せば対症療法的ですが対応可能です。阪神三宮駅東口が完成したら道路もすっきりしますから。
それこそ高度化されたバスによる地域交通網の整備と言うブレイクスルーの可能性もあるわけです。
一方で神鉄の維持にそうしたビジョンがあるのか。いや、巻き返しの可能性すらあるのか。
粟生線が廃止になったとしても「公共交通」の喪失では決してないにもかかわらず、あたかも公共交通が無くなるが如き表現や、果ては地価が下がると言った根拠も疑わしい訴えに、鉄道を守る、と言う目的以上のものが見えないと言ったら酷に過ぎるでしょうか。
(「公共交通」は残るのだが)
そう、このャXターの下部に「クルマやバスの代わりに少しずつ粟生線を利用して」とあるのに違和感を感じるか感じないかでしょうね。要はバスと言う「公共交通」の利用を否定してまで守るべき、という主張なのですから。