第3回目の事業仕分けが終わりました。特別会計に斬り込むとの触れ込みでしたが、成果は乏しく、3回目ともなると飽きも来たのか関心もかなり低くなっていました。
事業仕分けに関しては常々批判しているわけですが、その発想自体は悪くは無い、というか、民間では事業の見直し、棚卸しということで当たり前の話であり、有効な仕鰍ッなんですが、いかんせんそれを運用する政府与党の人材に難があるわけで、いかに良い仕組みであっても、運用がまずければ有益どころか有害になるというのが「事業仕分け」の反面教師的結論と言えます。
今回も本番に先立ち与党のチームが空港特会の現場を見るとでもしたのでしょうか、赤字幅の最も大きい新潟空港を視察したニュースを見ましたが、流れていた仕分け人の与党議員の発言に、こりゃダメだ、と嘆息しました。
確かに無駄を省くという視点は必要であり、新潟空港が過剰な用地を持っているのは事実でしょうが、ではその用地を「転売して宅地にしないのですか」という発想をする仕分け人ってどうよ、というわけです。
空港隣接地を住宅にしてどうするんですか。いかに便数が少なくとも、日に20往復以上が発着するわけで、騒音だって少なくないですから、こうした非常識な発想が出てくる時点でドッチラケなわけです。
そしてやはり気になるのが「仕分けの女王」でしょう。
舌鋒鋭く切り込むパフォーマンスは長けていますが、その資質に大きな難があるわけです。
そもそもこういった見直し、削減といった「痛み」を伴う施策を行う側には、通常以上に自らを律する姿勢が求められます。企業でも経理や監査といった部門には、全社レベルの行動規範とは別の厳しい行動規範が義務付けられているところが少なくありません。
そうした視点で見たとき、彼女の行動はどうか。
仕分け対象の反論、言い訳、理由に一切耳を貸さずに結論ありきで押しつける一方、息子のマジコン疑惑、そして自身の国会内撮影の問題における見苦しいまでの言い訳、言い逃れと、決して非を認めようとしない姿勢はどうなのか。
この手の業務に就く人間に絶対にあってはならないのがダブルスタンダードであり、それがあるとすべての信頼性を失うのですが、彼女の対応はまさにダブスタを地で行くというか、人に厳しく自分に大甘という救い難い状態です。
上のなすところ、下それに倣う、じゃないですが、一事が万事の喩えもあり、こうした仕分けをする側の資質が、この政策に対する信頼性を大いに損ねていると言えます。
事業仕分けに関しては常々批判しているわけですが、その発想自体は悪くは無い、というか、民間では事業の見直し、棚卸しということで当たり前の話であり、有効な仕鰍ッなんですが、いかんせんそれを運用する政府与党の人材に難があるわけで、いかに良い仕組みであっても、運用がまずければ有益どころか有害になるというのが「事業仕分け」の反面教師的結論と言えます。
今回も本番に先立ち与党のチームが空港特会の現場を見るとでもしたのでしょうか、赤字幅の最も大きい新潟空港を視察したニュースを見ましたが、流れていた仕分け人の与党議員の発言に、こりゃダメだ、と嘆息しました。
確かに無駄を省くという視点は必要であり、新潟空港が過剰な用地を持っているのは事実でしょうが、ではその用地を「転売して宅地にしないのですか」という発想をする仕分け人ってどうよ、というわけです。
空港隣接地を住宅にしてどうするんですか。いかに便数が少なくとも、日に20往復以上が発着するわけで、騒音だって少なくないですから、こうした非常識な発想が出てくる時点でドッチラケなわけです。
そしてやはり気になるのが「仕分けの女王」でしょう。
舌鋒鋭く切り込むパフォーマンスは長けていますが、その資質に大きな難があるわけです。
そもそもこういった見直し、削減といった「痛み」を伴う施策を行う側には、通常以上に自らを律する姿勢が求められます。企業でも経理や監査といった部門には、全社レベルの行動規範とは別の厳しい行動規範が義務付けられているところが少なくありません。
そうした視点で見たとき、彼女の行動はどうか。
仕分け対象の反論、言い訳、理由に一切耳を貸さずに結論ありきで押しつける一方、息子のマジコン疑惑、そして自身の国会内撮影の問題における見苦しいまでの言い訳、言い逃れと、決して非を認めようとしない姿勢はどうなのか。
この手の業務に就く人間に絶対にあってはならないのがダブルスタンダードであり、それがあるとすべての信頼性を失うのですが、彼女の対応はまさにダブスタを地で行くというか、人に厳しく自分に大甘という救い難い状態です。
上のなすところ、下それに倣う、じゃないですが、一事が万事の喩えもあり、こうした仕分けをする側の資質が、この政策に対する信頼性を大いに損ねていると言えます。