Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

新十条通

2008-07-23 00:15:32 | 交通
さて京奈和道から阪高伏見に至りましたが、実は6/1に開通した新十条通の区間を試すべく、高速に乗りました。
上鳥羽までだったこの半年、城南宮北から上鳥羽まではほとんど距離が無く、阪高のサイトでも「距離が短いので」と注意を促すほどでしたが、山科までの利用ができるようになり、「意味のない」ランプからは脱却しました。


(師団街道側の入口)

十条通と師団街道の交点付近に鴨川東ランプがありますが、師団街道からトンネルでつながるランプウェイがあるのが特徴です。
トンネル部分へのアクセスの問題なのか、入口から1周する格好で料金所を経て本線に入るのも特徴です。


(稲荷山トンネル。京都市内側)

稲荷山トンネルに入るとなんか靄がかかった感じ。
そのうち路面が濡れている区間に差し鰍ゥりましたが、ミストでも撒いてるわけもないが、開業1ヶ月余りではや水漏れというのも変です。


(山科ランプ)

トンネルを抜けると山科ランプ。
出てほどなく十字路、というか、山科側はありがちな一般道路の処理と同じです。
都市高速の終点にいきなり十字路、というもうこれ以上は絶対に伸びないというような構造がユニークです。

トンネルそのものの効果は非常に高いでしょう。革命的な速さで山科に出ましたから。



京奈和道散歩

2008-07-21 00:12:53 | 交通
ガソリン暴騰のご時世というのに、ふと思い立って近畿圏を走ってきました。
行ってきたのは2006~2007年に相次いで完成区間が伸びて形が見えてきた京奈和自動車道。関西でもマイナーな路線です。

大阪を中心としてR479内環状線、r2中央環状線(中国道、近畿道、阪和道)、R170外環状線が取り巻いていますが、生駒、金剛、和泉の山脈の向こう側を取り巻くR24に並行して、というかそのバイパスとして整備されている地域高規格道が京奈和自動車道です。

関東でいえば、内環状線が中央環状線、中央環状線が外環、外環状線がR16という感じで、R24がR50、京奈和道が北関東道という感じでしょうか。


(大和御所道路)

京奈和道のうち城陽~木津は有料道路として整備されましたが、その他の区間は無料高規格道としての整備。ただ、大和御所道路(郡山南♀?原北)は4車線、五條道路、橋本道路(五條北″v・禔jも2車線ながらゆったり目の造りで、早い時期に京奈道路として整備された有料区間よりも走りやすく感じました。ちなみに橋本道路の途中には強度不足で供用前にクラックが多数発見されて開業が伸びた高架橋がありますが、補修したのか供用されています。


(橋本IC)

実走は阪高湾岸線から府県道で岩出に出て、R24で高野口ICへ。R24も和歌山市街から続く4車線区間は快調ですが、2車線になると「国道24号線」という一級国道の名前が泣くような道路です。
京奈和道区間も、将来の高速自動車国道への編入がない区間ゆえか、入口にICの料金所のような看板「だけ」が立つ様が侘しいですが、新直轄区間が今後整備されてくるとこういうスタイルが当たり前になるのでしょうか。


(高野口IC)

五條北から御所、高田、橿原市区間はどこにでもある2車線国道。南阪奈道路からつながる大和高田BPを経由して大和御所道路に入り、奈良BPを経て有料区間へ。一般部を含め木津まで4車線というのは立派ですが、一般部はロードサードへの出入りが多く走りづらいです。


(御所→橿原の新庄町内。対向するのは十津川特急新宮行き)

城陽で有料区間が終わると大久保BP。現在は京滋BPの一般部にぶつかって終わりますが、その先は久御山JCT下まで行き、R1洛南道路を経て油小路で京都市街に入りますが、阪高8号京都線がせっかく並行しながら、R24からは京滋BPを含めて伏見ランプまで入口がありません。
これでは市街への玄関となる上鳥羽まではわずかですから使いようがなく、「京奈和」と言いながら京都市街からの速達性がネックです。


(城陽出口)

実は田辺西や田辺北で降りて第二京阪の枚方東や八幡北へ抜けるのが早いのですが、それならばそもそも京奈和道を第二京阪からの分岐にしておけば、阪高8号京都線にも京滋BPの両方向にも直結ですから速達効果は段違いなのに、何とも見通しの悪い話です。
新名神の草津¥髣z″rホが完成すれば新名神経由で第二京阪に入って、という話があるようですが、いつになるかという話です。


(阪高伏見ランプ)

なかなか走る機会がなかった道路ですが、以前走った和歌山♀竢oのR24と合わせ、沿道の表情はそれなりに面白かったです。


百害あって...

2008-07-21 00:05:12 | 時事
北朝鮮への制裁一部解除の問題で、国交正常化を優先する議員連盟の動きに、安倍前首相が「百害あって利権あり」と批判したのですが、それに対し、議連サイドの「大物議員」がまさに「色をなす」様な安倍批判を繰り出しています。





一般的に批判を受けた側が「図星」だった時ほど周囲の創造を越えて激しく反発する傾向があるわけで、そういう経験則から見ると、今回の「安倍批判」もさもありなんという感じです。
そもそも「小泉訪朝」自体が、「拉致被害者が5人生きていました、ごめんなんさい」で手打ちをするつもりでの出来レースだった疑惑があるわけで、だからこそ「マツタケ」のお土産が先方から用意されていたのでしょう。

それを崩したのが官房副長官として随行していた安倍氏の強硬姿勢であり、国民世論だったわけです。そしてまさに語るに落ちたというしかないのが加藤紘一氏の発言であり、「5人を返さなかったことで北朝鮮との約束を破ったことになり、日本は信頼を失った」と当時強硬姿勢を主張して妥協しなかった安倍氏を批判するあまり、拉致被害者の救出を否定する発言が、国民を守る義務がある我が国政府の要職を歴任した政治家から出るという極めて論外かつ非常識な事態が露呈したのです。

拉致被害者を再び加害者の支配下に置いてでも「約束を守る」ことにどういうメリットがあるのか。
安倍氏の批判がきっかけに飛び出したこの論外な発言が、それこそ「図星」でないことを祈りたいものです。

実はご近所に拉致の舞台となったとされる場所があるだけに、こういう無神経な発言は気になります。

食卓の危機

2008-07-15 00:08:06 | 時事
釣りに行ってきました。
梅雨明けこそまだですが、夏の日差しが照りつけるようになり、青魚の回遊もしっかりしてきました。
大きさこそ小ぶりとはいえ、アジを大量に釣りましたので、大きめのアジは刺身にし、あとは南蛮漬けにすると暑い盛りの夕餉、ビールが進みます。

さて、15日に全国の漁業関係者が一斉に休漁します。
燃料の高騰による採算の悪化、というか逆ザヤに対する抗議行動です。魚の値上げは痛いですが、燃料の高騰はもはや社会全体の問題でもあり、生産者だけに我慢させるべき問題でもないでしょう。

今回の抗議行動のスローガンを見ていると、政府による燃料費高騰への補助を訴える傾向にありますが、厳しいから補助を、といいうのも安直です。
要は「原価」の上昇を適切に転嫁するという当たり前のシステムが機能していないことが問題であり、万人が理解している状況下においてもなお転嫁を容認せずに買い叩いている流通側にも少なからぬ責任があります。

今回の休漁を伝える新聞記事によると、大手流通や大手回転寿司チェーンは、「時化で入荷が途絶えたと思えば」「在庫で何とかなる」と生産者の訴えを聞き流すが如き対応のようです。
「グローバルな」調達で安いものを提供といえば聞こえはいいですが、日本の生産者が真似ができないコストであっても、鞘が抜ければ儲かるのがこうした流通や小売です。適正な原価を償う、という視点がないわけですから、どこかで誰かが安いものを作っていることが大事ということです。

生産者の悲痛な叫びを「時化と同じ」と言われて、生産者が持つのか。二言目には消費者に安く提供する、消費者が値上げを求めない、と消費者を盾にしますが、生産者を壊滅させてまで安くあれとはだれも望んでいません。
一般消費者向けの国内生産者が壊滅し、労働コストの安い国で収穫した一次産品を口にするしかない事態などまっぴらです。



論外な及び腰

2008-07-14 23:46:46 | 時事
日韓関係がにわかにきな臭くなっています。
反日ナショナリズムを煽った盧武鉉前大統領に対し、未来志向を唱えた現実路線でスタートした李明博大統領ですが、こと駐№ノ関してはそうはいかないようです。

まあその主張や武力占拠に正義があるのなら国際司法裁判所などの仲裁を仰げばいいのですが、なぜかそれには応じないのも不思議です(苦笑)
とはいえ彼の国が主張するのはそちらの勝手という面もありますし、合意なく武力占拠から解放するには武力を用いるしかないわけで、それでは我が国の理も立ちません。





彼の国には彼の国の事情があるにしろ、解せない、というか呆れ果てるのは我が国の対応です。
他国の実効支配下に置かれた国土、つまり「失地」につき、「わが国固有の領土」であることを我が国の義務教育の場で教えることについて、誰に何の遠慮がいるのでしょうか。

別に武力を用いて解放せよと煽るでもなく、従前からの主張を極めて穏当に教育することもしないというのはどういうことか。これまで北方領土だけ取り上げて、駐№謔闖繧ーなかったこと自体が非常に問題なのですが、ようやく取り上げるにあたって、「国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠」(外務省公式見解)を続けている相手に「配慮」する、重ねて言いますが、不法行為をしている相手に配慮するというのは、まともな法治国家の政府の物云いではありません。

駐№ノ言及したことを評価する向きもありますが、「駐№゚ぐって主張に相違がある」という表現のどこが評価に値するのか。
仮に中国が尖閣諸島のみならず、沖縄を「琉球処分」による失地だとして領有権を主張してきたら、日本が実効支配しているが、中国も領有権を主張しているということで「沖縄をめぐって主張に相違がある」というようなものです。
相手に理が無いから「不法占拠」と言っているはずなのに、「主張の相違」となったら、お互いに理があるとするのが普通の発想であり、ある意味我が国の見解を大きく変換、歪めるものであり、到底看過できません。

国民はもちろん、国土を守るのが政府の役目です。わが国固有の領土を維持し、不法占拠下にあれば回復すべく努力をするのが国家の義務です。
それを放棄したような今回の政府の決定は、夜警国家ですらない、政府というに値しない存在であることを露呈したのです。