2ヶ月分溜まってしまいましたが、取り敢えず2月号から。
特集は「分岐駅の素顔」ということですが、分岐駅と言ってもピンキリですからタイトルだけ見るとちょっとぼやけた印象。
ただ中身はかなりしっかりしていて、会津若松と新前橋、福島に大和西大寺と米原と言う選択は読みごたえがありました。特に現場のルモヘこのところJRWの独壇場だっただけに、今回JREがかなり大盤振る舞いと言った協力ぶりで臨めたのは編集面で大きかったのでは。
その特集、会津若松は意外な選択ですが、本線がスイッチバックする分岐駅と言う意外感もあり、クリーンヒットと言う感じ。
(除雪車、4連、SLと続く停車目標)
ちなみに会津線の使う5番線ですが、なぜ磐越西線方面に出せない信号にしているのか。喜多方直通はこのせいで4番から出すことになり、只見線の発着と干渉(据え付けが遅れる)ケースも出ています。
(4番線に入る今は亡きマウントエクスプレス)
あとは大時代的な構内での入れ替えに進路表示機など細かい説明。SLの入換など細かいところに目が届いています。
(会津若松。駅前左手には本文にもあった貨物ホームの跡がしっかり残る)
新前橋と福島は特急の分割併合がテーマ。「介物」の話は小さい話ながら重要なことで、こうした事象の紹介に目が届くようになったのは最近の特徴です。
この直後のグラビアに出てくるような駅が「ジャンクション」のイメージが強いだけに、敢えての選択のセンスは今号の特徴と言えます。
対する関西代表は大和西大寺と米原。米原は昔種村氏が24時間ルモ竄チていましたが、時代の変遷と、今回は駅よりも広い意味での「構内」全体に注目した構成であり、機能面に絞った良い出来です。
大和西大寺は関西特集が多い割にこういうところの紹介が乏しかった本誌の抜け目を埋める感じ。「裏技」の話は現地では有名な話ですが、お初だと珍しいんでしょうね。
このほかはまず井原鉄道。何とも地味で、存在意義すら疑念が湧く路線でしたが、意外と健闘している印象。総社$エ音間で改札を分離して2種区間としての自社線であることを主張している特徴があります。
あとは旧井笠鉄道以来の笠岡への流動との関係にもう少し掘り下げが欲しかったですね。
ちなみに神辺駅にバスが入れないという問題はありますが、バスとの連携と言う意味では広島行き高速バス「リードライナー」との連携を図れないものか。地味だが見どころとなる沿線観光地への入り込みに、中国地方の中心都市としての集客への期待があるだけに、神辺からリードライナーを湯野あたりに延伸して連携させたいです。
「各駅停車」と「鉄道の町」はお休み。新青森開業は速報ですが、編集後記にある撮影の裏話は速報本文に載せたいエピソードでしょう。
「私の取材メモ」は羽越線特急の詰め込みの話。こうした率直な感想というのは「会社派」でも「ヲタ」でもない「利用者」の視点なんですが、こうした感想が敬遠されているというか、こうした感想を述べると「経営が...」と躍起になって否定する向きが多いといった傾向が気になります。
最後に、3月号で訂正が出てましたが、「懐かしの鉄道風景」の「ゆうづる」の電源車。カニ24とあり、そりゃ違うだろうと思ったらやはり訂正でカヤ24となってました。
そんな一目でわかるのか、と思うでしょうが、テールマークの周り、カヤ24は写真のように白ペンキの囲いのみなのに対し、カニ24は25型とともに登場したため、銀帯でしかも主ラインの下に飾り帯が入っており、まさに一目瞭然なのです。
一世を風靡したブルトレですが、こんな初歩的な間違いに気がつかないほど歴史の彼方に去っていったのかもしれません。
特集は「分岐駅の素顔」ということですが、分岐駅と言ってもピンキリですからタイトルだけ見るとちょっとぼやけた印象。
ただ中身はかなりしっかりしていて、会津若松と新前橋、福島に大和西大寺と米原と言う選択は読みごたえがありました。特に現場のルモヘこのところJRWの独壇場だっただけに、今回JREがかなり大盤振る舞いと言った協力ぶりで臨めたのは編集面で大きかったのでは。
その特集、会津若松は意外な選択ですが、本線がスイッチバックする分岐駅と言う意外感もあり、クリーンヒットと言う感じ。
(除雪車、4連、SLと続く停車目標)
ちなみに会津線の使う5番線ですが、なぜ磐越西線方面に出せない信号にしているのか。喜多方直通はこのせいで4番から出すことになり、只見線の発着と干渉(据え付けが遅れる)ケースも出ています。
(4番線に入る今は亡きマウントエクスプレス)
あとは大時代的な構内での入れ替えに進路表示機など細かい説明。SLの入換など細かいところに目が届いています。
(会津若松。駅前左手には本文にもあった貨物ホームの跡がしっかり残る)
新前橋と福島は特急の分割併合がテーマ。「介物」の話は小さい話ながら重要なことで、こうした事象の紹介に目が届くようになったのは最近の特徴です。
この直後のグラビアに出てくるような駅が「ジャンクション」のイメージが強いだけに、敢えての選択のセンスは今号の特徴と言えます。
対する関西代表は大和西大寺と米原。米原は昔種村氏が24時間ルモ竄チていましたが、時代の変遷と、今回は駅よりも広い意味での「構内」全体に注目した構成であり、機能面に絞った良い出来です。
大和西大寺は関西特集が多い割にこういうところの紹介が乏しかった本誌の抜け目を埋める感じ。「裏技」の話は現地では有名な話ですが、お初だと珍しいんでしょうね。
このほかはまず井原鉄道。何とも地味で、存在意義すら疑念が湧く路線でしたが、意外と健闘している印象。総社$エ音間で改札を分離して2種区間としての自社線であることを主張している特徴があります。
あとは旧井笠鉄道以来の笠岡への流動との関係にもう少し掘り下げが欲しかったですね。
ちなみに神辺駅にバスが入れないという問題はありますが、バスとの連携と言う意味では広島行き高速バス「リードライナー」との連携を図れないものか。地味だが見どころとなる沿線観光地への入り込みに、中国地方の中心都市としての集客への期待があるだけに、神辺からリードライナーを湯野あたりに延伸して連携させたいです。
「各駅停車」と「鉄道の町」はお休み。新青森開業は速報ですが、編集後記にある撮影の裏話は速報本文に載せたいエピソードでしょう。
「私の取材メモ」は羽越線特急の詰め込みの話。こうした率直な感想というのは「会社派」でも「ヲタ」でもない「利用者」の視点なんですが、こうした感想が敬遠されているというか、こうした感想を述べると「経営が...」と躍起になって否定する向きが多いといった傾向が気になります。
最後に、3月号で訂正が出てましたが、「懐かしの鉄道風景」の「ゆうづる」の電源車。カニ24とあり、そりゃ違うだろうと思ったらやはり訂正でカヤ24となってました。
そんな一目でわかるのか、と思うでしょうが、テールマークの周り、カヤ24は写真のように白ペンキの囲いのみなのに対し、カニ24は25型とともに登場したため、銀帯でしかも主ラインの下に飾り帯が入っており、まさに一目瞭然なのです。
一世を風靡したブルトレですが、こんな初歩的な間違いに気がつかないほど歴史の彼方に去っていったのかもしれません。