Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

一発激Vリーズ その83

2016-08-15 17:56:00 | 交通
鉄道車両のニックネームはファンの間で人口に膾炙するケースがほとんどですが、それが「公式」になるとなればかなりハードルは高いです。
特に「いい意味」とは程遠い趣獅フ場合は、事業者が「公式」にすることはさすがに無いでしょう。と思っていたんですが、これはいかに。



既にいったんは地域色化されており、リバイバルカラーとして運用されているわけですが、面白みのない風貌からやっつけ仕事のようについた愛称でしょう。「タラコ」は。



しっかり事業者のャXターに名乗りが入ったということは、「公式」になっちゃったんでしょうか。



一発激Vリーズ その82

2016-08-15 17:55:00 | 交通
駅・車内での暴力行為が問題になって久しいですが、国交省、警察庁と鉄道各社局による啓発キャンペーンがあの手この手で実施されています。

で、直近のはこれ。



パトカーカラーに塗り分けられ、屋根には赤色灯。ヘッドマークならぬ警察のエンブレムです。
旧軍や今でも他国ではある装甲列車ならぬ警察列車で、移動交番の鉄道版かもしれませんね。

まあしかしよく見ると、貫通路つき、集中式クーラー、と昭和テイストあふれるデザインですな。




成田ハブより直行便志向

2016-08-15 17:41:00 | 交通
羽田でのやらかしの次は成田でのエンジントラブル、と、まさにハインリッヒの法則が脳裏をぐるぐる回る状態です。
成田のトラブルは数日ズレていたら影響を食らった時間帯でしたし(実際当該便はその日1時間ほど遅れてました)、スタアラが強いエリアに行き来しているだけに、ANA利用頻度が高いこともあり心配です。

さて、そのANAのデュアルハブ構想を尻目に、羽田への中途半端なシフトが米系の成田ハブを崩壊させています。羽田の配分問題で強硬に反対していたデルタが減便を表明しているなど、日本でのトランジットが減ることはやはり問題でしょう。
この問題は、東南アジアから北米への直行便が可能になったことによる必然、という話もありますが、「ゲタ」を外したらその程度、というのが日本の首都に関する需要になっているとしたら、ハブは単なる乗り継ぎではなく、その都市での需要も大きな要因である、という話が崩れるわけで、いわんや関空のようにその都市での需要がLCCレベルという都市圏では到底代替できないわけで、国益という観点からみても厳しい状況です。


(SIN→NRT→LAXのSQ012のPY席)

トランジットが成立しない、ということも実は深刻で、例えば北米ベースで日本と東南アジア、東アジア諸国をはしごして仕事をする、というようなケースの場合、日本までの路線、日本からアジア諸国への路線、と同じ航空会社、悪くても同じアライアンスで提供できていないと、コストや利便性の問題もあり、「簡単に」はしごをする気にならなくなるわけです。


(A380専用と書かれたアッパーデッキ用搭乗口)

一例を挙げると、東南アジアの場合、ビジネス面で何かと拠点になっているシンガメ[ルとあとどこか、というはしごをするケースが多いのですが、行きか帰りにシンガメ[ルでストップオーバーとなると、たいていSQになります。直行便は日系も飛んでおり、シンガメ[ルとの移動も同じアライアンスで成立するのですが、普通は同じエアラインでしょう。


(階下席でも意外と圧迫感がないA380)

東南アジアからの直行便の設定、また他国のハブのほうが使い勝手がいい、となると、日本の魅力がもし減少して来れば、Passingもありえますし、直行便が主流になれば、利便性の源泉となるフリークエンシーが悪化することで、「使い勝手が悪い国」になってしまいます。


(構造から下すぼみになるのも圧迫感回避に有効)

今秋、SQの超巨人機A380によるシンガメ[ル$ャ田´A線が773に「小型化」されますが、これも西海岸直行便が他社含め設定されることでダウンサイジングされるという見立てであり、さらに言えば、羽田線に比べて平均客単価が落ちる成田線は、直行便に比べるとセカンドチョイスですから、将来的には存続も問われるかもしれません。


(構造上の問題なのか、窓は厚みがあり視界は案外狭い)

ちなみにこの路線、奇しくもここのところの海外づいている中でシンガメ[ル発便を利用していますが、ロス行きを強調しているとか、欧米系の乗客が目立つとか、対日本よりも対西海岸の需要が目に付くだけに、気にかかる部分ではあります。


無理筋と擁護者

2016-08-14 01:01:00 | 時事
結構なメダルラッシュとなっているリオ五輪ですらいまいち盛り上がらない状況では当然というか、高校野球は霞み切っています。
まあメディアが強引に虚像を作り上げている限界が来ているわけで、数ある高校の部活動の中で別格扱いとなっていることへの見直しに向かう契機にしたいものですね。

最近でも学校における部活動での顧問の負荷、生徒の負担を紙面で指摘しながら、自社主催の高校野球については全くそういう問題は無きが如し報道ですし、職場その他での一口百円単位のトトカルチョを指弾して職場の楽しみを壊滅に追い込みながら、1回戦ごとに抽選して組み合わせを確定させない、というトトカルチョの興味をつなぐ以外に効果がないどころか、くじ運次第で前日の最終試合に出たのに第一試合、という不公平、身体への負荷に関する悪影響と、百害あって一利なしの体制もまた然りです。

そういう高校野球にまた一つ「黒歴史」が刻まれたわけで、大分県代表が甲子園での公式練習の際、女子マネが練習補助に参加したら、10分ほどで退場を命じられた、という対応はどういう理由で正当化したのでしょうか。
大相撲のように伝統と神事を盾に「無理偏にげんこつ」のムラ社会の論理を押し通すのならまだ清々しいですが、安全だなんだと取って付けた理由で正当化した高野連の対応は、言い訳をして自滅していった前都知事を彷彿とさせましたし、そこにまた高野連を擁護したデイリースメ[ツもまた無様というか、空気くらい読めよ、という話です。

大相撲は合理的理由などない、それがルールだ、という俺様ルールを百も承知で振りかざしている確信犯です。そうでないと「土俵に女性ガー」ということはできないと知っているからでしょう。「神事」というもっともらしい理由も、各地の神社で行われている子供の相撲大会では、さすがに思春期を迎える中学生は無理ですが、小学生では男女混合で行われることも多く、吊り屋根と行司の衣装が「神道風」の大相撲ではなく、神社の境内で神社主催で行われる大会の土俵に女性が上がっているご時世に「神事」もないでしょう。
(余談ですが、その手の大会、子供が出場したことがあるので何回か見ているのですが、男子が豪快に女子にぶっ飛ばされたりブン投げられたりすることはザラで、団体優勝常連の相撲少年団の選手が女子に力負け、なんてこともありましたね)

余談が過ぎましたが、高校野球はそういう因循姑息を嫌ってか、合理的理由がある、と開き直ったわけですが、もう総スカンというか、瞬殺状態です。
安全を理由にすれば大丈夫、という腹積もりだったんでしょうが、男子の打球のほうが「必ず」強いということでもなく、まあ「最大に」強いのは男子の方、といい切れば理由にならなくもないですが、打球を受ける側に回った際、女子のほうが弱い、ということはないわけで、そうなるとリスクという意味では男女差をつける必要がなくなりますし、女子を安全を理由にして排除するのであれば、同じリスクに男子だけ晒して良い理由にはならないわけで、この時点で詰んでいます。

こういう「男女差別」にはジェンダー系の団体が噛み付くのがお約束ですが、今回はどうなんでしょうね。お仲間のメディアが主催者で異を唱えていないだけに、都知事選での野党統一候補の「セクハラ疑惑」に対する反応のように、状況によって簡単にスタンスを変える、ということでしょうか。