Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

2年ぶりの「九州場所」が終わり

2021-11-30 22:09:00 | ノンジャンル
2年ぶりの九州場所でしたが、一人横綱の照ノ富士が全勝優勝とある意味順当でした。
まあ足に爆弾を抱えているのですが、突き押しで良し、組んで良し、と盤石でした。まあ強引に起こしてとか、圧力をかけて、という取り口が持ち味とはいえ、あの身体であの取り口だと打つ手がないです。

次点は貴景勝ですが、12番では離され過ぎで、しかも明生、阿炎と下位に取りこぼしですからね。明生は関脇とはいえ負け越してますし、阿炎は出場停止で番付を下げていたとはいえ西15枚目で負けて同じ12番ではいけません。過去もムラが多く、安定していないし、優勝はあっても13番と、さらに上を狙うのであれば14番以上の優勝が必要です。

三役陣では御嶽海が11番で、先場所が9番とはいえ初場所13番以上で優勝なら大関を狙えます。まあ関脇以下で既に優勝2回という実力者ですが、なかなか連続しないというのが三役に長々といる原因でしょう。負け越しても6番が最悪、連続の負け越しが無いというのは十分大関でも通用するとは思いますが、大勝ちも少ないのでこのままだと「名関脇」コースです。

それ以外の3人が揃って負け越し、逸ノ城は10敗の大負けはいただけません。身体を活かした、という照ノ富士に対し、大きいだけ、から脱せない逸ノ城です。髷に手をかけての反則負けもいただけませんが、あれは審判の対応もひどかったです。勝負あったのあとで物言いではなく、途中で止めなきゃ。

一方明生は負け越しとはいえ7番ですから頑張った方ですが、上位の頭数が少ないし、三役陣から平幕上位も負け越しが目立つのでここで頭角を現せないのはしんどいです。小結留め置きは微妙ですが、平幕上位が西2枚目で11番の隆の勝が関脇で、東筆頭で8番の大栄翔が小結。西筆頭で8番の若隆景と明生のどちらが西小結に座るかですね。貴景勝に勝ってる明生ですが、若隆景との直接対決を落としています。

曲者の宇良が東7枚目で10番と来場所上位相手に活躍するかどうか。逆に先場所狂い咲きした妙義龍は西3枚目で13敗と大敗。やはり狂い咲きでした。遠藤は西4枚目で何とか8番勝ってます。

十両との入れ替わりは十両が3人までは確定ですが、東7枚目で11番の王鵬が微妙。平幕側で東17枚目で7番の魁聖を落とせば上がりますが。通常なら魁聖が落ちますが、王鵬も7点の勝ち越しなら上がるとはいえ、7枚目から一気に新入幕でいいのか、というのが率直なところ。ただ大鵬の孫という話題性で上げるかな。

頭角、という意味では物足りない場所でした。ただ十両では阿炎と一緒にお騒がせだった若元春が西筆頭の貧乏神で堂々の11番ですから新入幕でしょうし、脱サラの一山本も陥落して一場所で十両優勝で幕内返り咲き濃厚と、ここらへんが新風を起こせればいいんですが。


誰得のタイ国鉄レッドライン公式アナウンス情報

2021-11-30 22:03:00 | 交通
タイ国鉄のレッドライン、30日付で公式が「営業運転中」と案内しています。
運賃は12~42バーツ(実際には12バーツは同一駅乗降)、20分ヘッドとあり、ソフトオープン当時の30分ヘッド(ダークレッドラインのみラッシュ時15分ヘッド)から増えています。なお、正式開業前に夕ラッシュ時に12分ヘッドでの運行だったという情報が特派員くんから入っており、日中20分、朝夕12分ヘッドでしょうか。(朝はもっと増える?)

27日付の「ファランメ[ンは取り壊しません、ご安心ください」の記事もあり、一方で在来線関係のニュースは無いので、取り敢えずはレッドラインのみ正式開業で、在来線は従来通りの運行でしょうか。暫定ダイヤとして報道されていた北本線のファランメ[ン発着便(バンスー(旧)駅を経由し、地上高架の渡り線を経てワットサミアンナーレーランシット間を新線経由のハイブリッド運行)も気になってたんですけどね。

【追記】
12月1日の英字紙(といっても電子版のみですが)Nationは、レッドラインの運行に関して、正式開業初日の利用は11,401人、運行についてはダークレッドライン(ランシット方面)が700・30、1700・930の朝夕ラッシュ時は12分ヘッド、あとは20分ヘッドで、ライトレッドライン(タリンチャン方面)は終日20分ヘッドと報じています。




本音を隠さなくなった「易姓革命」派

2021-11-29 21:28:00 | 時事
いよいよ「馬の骨王朝」への「易姓革命」を狙う勢力が露骨になってきました。
メ[タルのコメント欄での天皇家age、秋篠宮家sageはお約束になっていますが、遂に記事として直系相続を訴えるものが出てきましたね。

特に看過できないのは傍系相続を行うと内乱はじめ問題が発生するという指摘ですが、事例はそもそも直系と傍系に男系男子がいて争うケースや、継承したがあとから継承したくなくなってもめたケースであり、継承権がないケースで問題は発生していません。

そもそも皇女しかいないので傍系相続、というのを否定するのであれば、それは現皇室を否定するに等しい暴論です。
最後の傍系相続となった後桃園天皇から閑院宮家出身の光格天皇への継承時、後桃園天皇には皇女がいましたが、即位せずに傍系、しかも独立した宮家である閑院宮家から2代挟んだ光格天皇が即位しています。

その光格天皇の直系の子孫が今の皇室ですからね。問題もなく継承して、今の皇室の基礎となった光格天皇への皇位継承は傍系相続ですが、それを壬申の乱を引いてまで否定するのか。不敬にも程があります。

皇位継承は人柄や才能では行いません。それを許すと次から次へと「ふさわしくない」というケースが出てきますから。
特に女系相続による「馬の骨王朝」への移行となれば、今度は「イワシの頭王朝」への移行も同じ理由で成立するわけです。少なくとも男系男子の皇位継承が可能な状態で直系を理由に皇女を立てたとしたら、それこそが正当な継承権との対立になるわけで、不勉強かつ不敬な論者が指摘する事態が発生する可能性があります。

正当な継承者を引きずり落とすための理論が「易姓革命」であることは論を待たないわけで、ここまで露骨に、公然と語られるようになるというところに、皇位の危機を感じざるを得ません。もっともらしいことをソフトに言いながら「易姓革命」であることを覆い隠してきたのですが、いよいよその本性を隠さなくなったということは、手段を選ばず「馬の骨王朝」への移行に本腰を入れ始めたということでしょう。

何度も言いますが、日本国憲法の体制と明らかに矛盾する「天皇」と皇族の存在が容認されているのは、憲法にあるように「国民の総意」だけではなく、やはり伝統というものが大きいのです。「国民の総意」であれば民主主義憲法のもとで君主を置けるのか。今回の(元)内親王殿下の一連の騒動で、税金ガー、と易姓革命派がもっともらしく叫んでいますが、じゃあ「馬の骨王朝」を維持することに対して税金を支出することを容認するのか。

「馬の骨王朝」を象徴として崇め奉ることや、維持することまで制度設計に含まれないと解釈すべきでしょう。憲法の例外は神武天皇(疑いがあるとしても継体天皇からあとは確実です)の男系子孫である「天皇」だから、という伝統が総てです。「馬の骨」「イワシの頭」に対して参賀をしますか、という話ですよ。


緩み切ったところへオミクロンの懸念

2021-11-29 21:27:00 | 時事
先週末オミクロン株がいきなり注目を集めましたが、各国では国内での感染状況には目を瞑る格好で規制緩和が進んでいる状況だっただけに、入国規制の復活や、全面禁止とか一気に180度ターンを始めています。

日本も含めて即日実施というなかでタイは悠長に12月1日からの実施と、それまでの入国者はどうするの?という状況です。
南アなどアフリカ南部8ヶ国の規制(禁止)にしていますが、欧州での感染例が続々出ており、それこそ足下の欧州での感染拡大は既にオミクロン株では、という可能性もありますから、規制対象を南アなどアフリカ南部諸国に限定するのは意味がないリスクがあります。

タイで気になるのは観光収入目当てで感染状況は二の次で「開国」していること。バンコク都など「ブルーゾーン」として営業規制の撤廃や店内飲酒の緩和を行っていますが、昨冬の「第二波」以前のように、あたかも収束しているかの如き行動が当たり前になっているわけです。実際には政策的に緩和しているだけで、11月中はレッドゾーン、12月からはオレンジゾーンと十分警戒すべきエリアなんですが、それが置き去りになって行動だけ緩和というのはリスクが高い状態です。

市中感染はバンコク都内だけで1日700人前後の新規感染者が出ている(東京になおせば1日1400人程度)状態での「開放」ですから、やはりぽつぽつ見える範囲というかメジャーな施設でも出ているわけで、中心街の百貨店の飲食店街で出て来て来客全員に簡易検査(ATK)を課すといった大騒ぎになってたりします。

それなりに感染者がいる状況で、誰がどう見ても「緩み」があるのはあまりよくない状況です。
さらにレストラン扱いのどう見てもパブで酔っ払っているのは概ね外国人ですが、外国人はモデルナを有償で購入して接種時期待ちという人がそこそこいるわけで、リスクの高い未接種者の存在があります。にもかかわらず行動を自制しない人も少なくないわけで、そこもリスクでしょう。

この状態でオミクロンの流行となったら目も当てられないわけで、感染力は非常に強いようであることも重大な懸念です。
重症化リスクがどのくらいかですが、こればかりは流行してみないと分からないのも辛いところです。日本ではデルタ株で当初夏風邪みたいなもの、と楽観視していた経済優先論者がいましたが(当然今はだんまり)、今回も早い段階での楽観論は為にする意見だということを強く疑ってかかるべきでしょうし、オミクロンが「並み」の強さだとしても、デルタの時に中等症でもかなりしんどかった、という結果を考えたら、重症化ガー、死者数ガー、という懸命の矮小化の危険性も認識すべきです。


誰得のファランポーン駅現況情報

2021-11-29 21:25:00 | 交通
今日からレッドラインの正式開業(有料化)のはずですが、特派員くんによると土曜日の段階で各駅に有料になるという案内は出ていなかったそうで、どうなったんでしょうね。在来線の減便も、仔細がはっきりしないうえにショートノーティスということもあり、レッドラインへの移行に加え、バンスーから地下鉄やバス利用による大幅値上げになる通勤者の猛反発を呼んでいます。さらにファランポーン駅の跡地利用につき解体して商業施設を建設するという噂が広まり、文化財としてのファランポーン駅を守れ、というSNSでの活動が活発化するなど、騒ぎが大きくなっています。

タイ国鉄(SRT)は土曜日にファランポーン駅の解体や営業停止をしないとアナウンスしたとNation紙のweb版が報じていますが、実際にはどうなっているのか。特派員くんが日曜日にファランポーン駅を訪れたところ、普通に列車は発着しており、運行停止や変更についての案内は出ていなかったそうです。
レッドラインの正式開業も含めて「延期」になるのか。Covid19のオミクロン株の影響次第では長期化しかねませんが、いったいどうなるのかもわからない状態です。

ただ、廃止報道が大きく取り上げられたこともあり。ファランポーン駅構内では記念撮影組が急に増えたそうです。
一方で列車はCovid19の影響で運休、減車、区間短縮が継続中で、当初予定通り12月23日改正となると、ファランポーン発着が復活しないままバンスー以南の廃止になります。
減車もなかなか厳しく、寝台車が大幅減車になっていますね。4月のソンクランの時には臨時の新型寝台編成の臨時特急まで出ていた北本線のチェンマイ行き夜行特急(定期2本)は、寝台車が半分近くに減車されているとか、南本線の1等寝台車連結の夜行急行は寝台車が4両に減車とか、厳しい状態が続いています。