Straphangers’ Room2022

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レイムダックの次に出てくるのが

2024-08-15 18:51:26 | 時事
首相が突然の党首選不出馬表明で秋の政局は「新人●頭立て」のレースになることになりました。厄介なのは首相の退陣は党首選のあとになることで、約1ヶ月の「レイムダック」状態が続くわけです。奇しくもアメリカがその状態で、バイデン大統領が大統領選から降りたことで、大統領選までの約3ヶ月間の「レイムダック」となっています。改選期だけど再選するかもしれない、再選の可能性が高い、となれば任期間近でも影響力は大きいのですが、あと数ヶ月で退任する、と分かっているトップが影響力を行使できるのか。特に現政権の政策の継続性が怪しい場合は、あらゆることが先送りされて決まらないでしょうし、外交交渉その他も足元を見透かされた格好になります。

「レイムダック」と無邪気に使うメディアもありますが、それは日本語に直すと「足の不自由なアヒル」であり、意味は「役立たず」で、ポリコレ以前は露骨なワードでアヒルを修飾していました。転じて政治の世界では概ね「死に体」のリーダーを指すわけですが、政権交代時の短期間ではなく月単位で継続することを総じて意味するようです。

米大統領選は前大統領と現副大統領の争いとなっていますが、世界も米国の「支援」(軍事支援)を当てにしていますから帰趨に注目が集まっています。政権の行方次第で大きく変わりますから。まあこれは二大政党制により概ねの方向性が見えているからこその議論であり、「アメリカの政策」として大きく外れていません。
一方で日本はというと、政権与党内の争いに過ぎず、大筋では変わらないという見方も出来ます。ゆえに政局大好きの政治部筋を中心に必死に「盛り上げて」いるわけですが、その候補者の「本質」には決して触れることなくどうしようもないサイド情報だけ繰り出すあたりが政治部というメディアの伏魔殿の害悪と言えます。

首相の出馬を前提に、閣僚や現行の党要職が出馬声明というのはおかしい、という牽制論もありましたが、首相が出馬しないのなら、とタガが外れた格好です。
しかしそういう自由な条件下で出てきた面々は日本の宰相たる人材か。我が国をずたずたにしてなお足を引っ張る元祖改革屋政権の四世議員は政権与党のネット工作員の手にかかれば世間もコロッと行っちゃうんでしょうが、環境大臣レベルでも「セクシー」くらいしか記憶にない無能ぶりで、改革屋の傀儡として我が国破壊の総仕上げのリスクが高いでしょう。

とはいえ毎度の面々も「政策」が筋を通した形で知られているわけではなく、ヒョーロンカ肌の人材しかいません。「政治家」としての重みに欠けるわけで、我が国の宰相の器ではありません。世間の人気が高い改革屋大臣もそうですね。改革屋の例にもれず「自分事」として泥を被る、汗をかくということはしないというのが露呈しています。疑惑も見え隠れしますしね。

そして急浮上してきた経済安保で閣僚経験のある若手ですが、ネット世論には受けがいいタカ派ですが、なんでこの人物が急浮上したのか極めて謎というか、ミソギが済んだとしてわらわら湧いてくるさきがけなのか。そう、統一教会との関係が指摘されていることが忘れ去られています。閣僚の座を明け渡したのもそこに原因があると言われているというのに。確かに世代的には親からあまり聞かない世代ですし、大学で「原理」が指摘される時代でもなかったとはいえ、一般常識として統一教会の問題を認識していないというのは不勉強の極みですし、分かって接していたとしたら一発レッドカードです。

そういう低レベルな、国を誤らせかねない候補しかいないというのは我が国の不幸ですが、しかも党員と国会議員だけで決めてしまうということは、ムラ社会の論理で決まるということです。それで来年の各種選挙が耐えられるのか。ちょうどぼろが出るころでしょう。来年の上半期なんかは。そうして印象最悪で参院、衆院とも改選となるとなにが起きるか。そして政権担当能力が皆無で批判だけのヒョーロンカしかいない野党が政権を取るという悪夢もあり得るだけに、八方塞がりです。





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